前9月20 日 2週間にわたるオリエンテーションが始まりました。ほかの学校では既にミッドタームを終えているところもある中でのスロースタートとはなりましたが、他校同様にペースは速いことは変わりありません。朝の8時から夜の9時近くまでみっちりスケジュールの詰まった毎日が二週間続き、いささか疲れ気味の中での10月の新学期開始となりました。Andersonではクォーター(四半期)制を採用しており、1年目は以下のようなコアコースが中心となります。
FALL QUARTER
402: Data Analysis and Decisions
403: Financial Accounting
405: Managerial Economics
408: Financial Markets
411A: Marketing Management I
WINTER QUARTER
430: Corporate Finance
410: Operations and Technology Management
411B: Marketing Management II
SPRING QUARTER
409: Leading and Managing Organizations
420: Business Strategy
2nd YEAR
Applied Management Research Project: Two quarters
起業を目指す人が多いことと、西海岸というロケーションのハンデ、卒業後もカリフォルニアにとどまることを希望する学生が大半を占めることから、Andersonのリクルーターからの評判は改善の余地があると言わざるを得ません。従って、今年度より、リクルーターからのフィードバックを反映して、コア科目の増強(4クラス_5クラス)、ファイナンス科目の追加(corporate finance)となりました。
大半のコア科目ではスタディーグループという4-5名程度のグループ単位で課題に取り組むこととなり、「多様性」をキーワードに学校側がグループメンバーを任意で決定します。
参考までに、私のグループメンバーはポルトガル人の経営コンサルタント、アラスカの漁業会社の起業家、エンジニア、ミネアポリスの銀行員とかなり異なるバックグラウンドを持った確かに「多様な」生徒の集まりとなりました。
定性的要因の強い科目(operationsなど)ではグループメンバーの助けに早くも頼ることになりそうです。各科目はそれぞれ週二回の授業とホームワークが課されており、夜は企業のレセプションやクラブ活動がおおむね予定されているため、実質上ファーストクォーターはこのまままさに「学校漬け」という生活になる見込みです。
リーダーシップ・ファウンデーション
最初の二週間は「リーダーシップ・ファウンデーション」としてリーダーシップを発揮するために必要となる基本的スキルを学ぶことが学習目標とされています。上下関係の厳しい日本の会社では上司の命令は絶対的として受け止められていることも多いため、ほとんど注目されることもない分野ですが、「チームとしての効率性最大限化」を追求するためのリーダーシップの学習というのは極めて興味深いものとなりました。
常識的な項目も多いかもしれませんが、Networking, Situational Managementなどにポイントを置いていたのが個人的には印象的でした。実務で起こりうる難しい状況を想定してロールプレイが何度も行われ、授業で示されたポイントが再確認されます。これは、ある程度有効なのですが、あまりにも発言が多いため最後のほうはややまとまりに欠ける形になってしまいました。
Anderson Spirit Competitionでは愛校心を示すべく各セクションがスキットやパイレース、ボランティア活動などさまざまな競技に挑みます。ちなみに、私の所属するセクションEは総合第一位となりました!
セクションリーダー
ボランティア活動
クラスの仲間
クラブ活動もキャリアに直結するケースも多いため、第二のクラスといってよいほど活発です。中でも、アンダーソンではEntrepreneurship Association, Investment & Finance Club、Wine Club, Challenge 4 Charity, Asian Management Association などが大きなクラブとなっています。
MBA 留学準備を上回るめまぐるしい日々が続いていますが、素晴らしい仲間に支えられて何事も前向きに取り組んでいくAnderson Spiritでなんとか乗り切っていこうと思います。次回はクラスやクラブの内容についてご紹介できればと考えております。ではまた来月。