ハノーバーの様子
この数日で辺りの紅葉もすっかり落ちてきて、朝晩の気温が氷点下になることもしばしば。長い冬の幕開けです。先週はボストンキャリアフォーラムと期末試験が重なった多忙な1週間の後の、短い秋休みがありました。毎週末を殆ど予習に時間を費やしていた自分にとって、3日半の休みは本当に貴重でした。丸一日部屋で寝ていたり、目一杯スポーツをしたり、買い物したりと、充実の(?)オフを満喫しました。
Peer Review
そんなオフの間にも、やることが色々とあります。これから1年間で4回あるStudy GroupのメンバーによるPeer Reviewの、第1回目の結果が帰ってきました。これは、グループのメンバーがお互いのリーダーシップやチーム・メンバーシップを評価しあうというモノです。このフィードバックをよく読んで、自分のLeadership開発のプランを書くことになります。はてさて、どうしたものか・・・・。以下、Peer Reviewの一部を抜粋です。
| Do More |
|---|
| Continue to share experiences with both Texas Instruments and Japan. You've talked about your prior experiences a few time, but I'd like to hear more of them. Continue with creative solutions for problems. You often see things that the rest of the group does not see. You explain your solutions to group members without asking. Your willingness to help group members is well above expectations. Continue doing well in this area. |
| Do Less |
| I think you can contribute more of your ideas. Especially during our AGM class, I thought you had excellent ideas but you didn't express them as frequently as I would have liked. |
| Start Doing |
| Expressing your opinion. You are the person the group refers to when we're deadlocked. For example, if AJ sees things differently than Linda, they'll argue about it for a few minutes before asking others what their answer was. If you stepped into these conversations earlier, you could save the group some time. Try to become a little more involved in discussions. Sometimes you are a little too quiet, and I'm not sure if you agree or disagree with the discussion. Maybe try to act as the study group facilitator more often. It will allow you to take more of a leadership role. |
注)AJとLindaは同じStudy Groupのメンバーの名前
良好な人間関係を反映して、全体的には好意的なコメントも多いようです。一方で、やはりというか何というか、「お前、もっとしっかりタイミング良く喋らんか！」との意見多数。判っちゃいるけど・・・英語の苦手な私には、出来る事と出来ない事というものがあるのですが・・・(苦笑) まあ言い訳言っちゃいけませんかね。私はまだまだ積極性に欠けるという評価のようです。これは、英語の問題は当然あるのだけれど、それ以前にスタイルの問題が大きいようにも思います。
この2ヶ月の共同作業を通じて、グループ・メンバー達はそれぞれにユニークなリーダーシップ・スタイルを見せてくれて、学ぶ事はとても多かったです。多少粗くとも積極的に意見を述べる同級生達に対して、異なる視点を提供するというやり方でグループのディスカッションの質を向上させることには貢献できたと思うけれど、やはりそれだけでは物足りない。
自分は評論家肌の人間なんだと実感させられたし、人の意見を聞きすぎる部分もある。いくつかの論理的に正しそうな対立意見があるときに、決め手になるのは全体のビジョンとの整合性だし、そもそも自分にはビジョンを自分で作り上げようという意識が決定的に欠けている。
今の自分の良い部分を残しつつ、ビジョンを描く力と、実際に行動する段では細かいことには腹をくくるような、そんなスタイルを身につけたいと思う。おっと、リーダーシップの開発プランのコンセプトがまとまってきたぞ・・・。
ボストンキャリアフォーラム
車とスキー板を購入したので寮の前で記念撮影
来年夏のサマーインターン探しに、噂のボストンキャリアフォーラムに参加してきました。同級生と連れだって車で行ったのですが、久しぶりのボストンは、以前とはかなり印象が違ってびっくり。成田からボストンに着いて2日ほど滞在したときは「思ったより小さな街だな」くらいの印象だったのですが、今回の印象は「大都会」。僕の頭はすっかりハノーバー基準に変わったようです。道にも迷って、完全にお上りさん状態となってしまいました。
期間中は、投資銀行を受けていたTuckの二人の同級生は、連日数多くの面 接をこなして必死の形相。私はわずか数社の面接を受けて、後は友人達と会場近辺でおしゃべり。金融系を受けない場合、私のような感じになっちゃう人も多いです。そのTuckの二人の同級生は、最後にはどちらも希望通 りのオファーを頂いてホクホク顔でした。今年はジョブ・マーケットも良いのか、各投資銀行が1年生のサマーインターンを結構取っていたようです(と、オファーをもらった同級生に言ったら「そんなこと言っても、やってる本人はチョー大変だったんだから！」と怒られましたが) 。
ボストンでは、本年度の海外大学院留学者のメーリング・リスト主催の飲み会もありました。このホームページでのお隣さんであるHBSの岩瀬さんやDukeの大西さん、留学前に知り合ったたくさんの人たち、受験期間を通 じてずっとメールだけでやりとりしていた人などなど参加していて、とても楽しい飲み会でした。
この時に友人の一人が話してくれた面接の話の内容は、なかなか興味深かったです。彼は綿密な事前調査の上で「御社の問題点はこんなところにあるんじゃないですか？ 私はそれに対して・・・」と「提案型面 接」とでも言うべきスタイルの面接をしていたそうなのです。結果は大成功。そんな事が出来る彼に素直に感心すると同時に、忙しさにかまけて大した事前準備もせずに面 接に臨んだ自分を反省しました。自分のインターン探しの本番はこれからなので、気を引き締めていかねば。
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