学生の選択科目によりますが、学内でアンケートをとったり、映画製作関係者が来校して、学生と製作中の映画について話し合ったり、実際に企業訪問をしてプレゼンテーションを行うなどさまざまな活動を行っております。
学生の間では、2年になると始まるゼミの入室についての話をしたり、3学期に交換留学生が来る準備などをしています。 今月の授業風景は以下のとおりです。
[基礎科目]
* 財務管理
通常の授業に関しては、特にかわりませんので、省略します。 今月の授業のイベントは、『買収ゲーム』。5名ほどの小規模(通常は9~10名でグループは構成されています。)の企業を構成します。買収する側・売却する側の立場になり、相手企業(相手チーム)との模擬買収会議を一日を通 して行います。
このゲームに向けて、一週間ほど前から配布された企業情報などをもとに自分たちの買収価格に対する根拠をレポートします。それをもとに、先生はチームの方向性をチェックすることができます。当日には、追加ケースが配布になり、実際に企業評価がどのように「その後」変更になるか。をみながら、話し合いがもたれます。こうして、一日の会議の結果を集計し、交渉成立・決裂の理由を全体でフィードバックすることでゲームの終了でした。
このゲームは、財務管理のビッグイベントのひとつなので、通常の授業とはまた違った経験をすることになります。また、ケースをもとした授業と平行してレクチャーによる知識の習得も図られました。
* 経済・社会・企業
1997年のアジア金融危機
先進国企業の途上国進出(コスト削減目標による工場建設)の理想と現実
薬品業界における国際競争力
国際競争力とグローバリゼーション
主に、国際関係問題を経済学視点からの分析を行います。
この授業を通して、世界では今、どのようなことが起きているのかを経済学として捕らえることができました。担当教授は、最新の情報を学生に提供してくれます。このスピードは大変好評です。
* 生産政策
後半担当の先生は、因果関係図を利用します。
生産の教授に共通している「ビジュアライズすること」
これを非常に分かりやすく書いていくわけですが、生徒は因果関係の流れを先生の質問攻めにあいながら、答えていきます。私も含めてですが、因果関係にならないときには自分がまだ理解に不十分であるということを再認識するチャンスとして大変有益でした。因みに、後半ご担当の教授小野桂之介先生は今年度で退官です。
[選択科目]
* 経営革新
この授業は今月で終了です。最終授業においては、「ビジネス界において売れる人材とは?」というテーマに絞って、人材派遣会社のCEOによる公演と後半のコマでは、担当教授と学生とのディスカッションが行われました。授業内公演において実務の方との意見交換・また担当教授が客員教授ということもあり、よりビジネスで求まられる人材ということを学ぶことができました。
* 経営再建論
授業内公演によって、日本初の会社再生を行ったコンサルタントの方が実情をお話いただけました。その後、ケースを使って会社再生の仕組みを学び、各グループ(営業権譲渡・民事再生・会社再生法または清算)に分かれての発表を行いました。この発表の準備により各個人が会社再生の仕組みをより学べたのではでいかとおもいます。また期末試験は、レポート提出です。テーマ:「各人が会社再生の例をひとつ挙げて、その分析をせよ。」
* 経済理論
開放経済下における経済分析 先進国・発展途上国それぞれの立場にたちながら、世界規模で行われる経済分析の解説。
アメリカ総選挙における経済分析
アメリカ大統領選もあったので、その延長における経済の動向分析など解説
TAによる補講
期末試験・レポートは提出型試験。