Campus Report 2003

関 伸彦 to Sloan School of Management, Massachusett Institute of Technology(全28回)

MBAホルダーへの道

Vol.21 キャンパスビジットへの対応、Thanksgivingの過ごし方

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アメリカでクリスマス休暇と並んで大きなThanksgiving休暇が終了し、今セメスターもあと2週間を残すのみとなりました。その2週間の後には、1週間の期末試験期間がやってくるのですが、2年生にもなると、カチッとした期末試験が課されない授業が増えるため、2年生は期末試験期間の終了を待たずして、授業の終了(12/10)と同時に冬休みに突入することになります。

しかし、期末試験が無い反面、授業の最終週にファイナルレポートの提出を課しているクラスが多いため、2年生はThanksgiving休暇の終了と共に忙しい時期を迎えることになります。

さて、今回は最近少し収束気味になってきた、Sloanへのキャンパスビジットに関してと、あとは私のThanksgiving休暇についても簡単に紹介しようと思います。

Sloanのキャンパスビジットへの対応

私が受験していた時は、「キャンパスビジットしようかな」とは考えていたのですが、GMATやエッセイ等の受験活動状況と、かかる費用から判断して、いける状況ではなかったので、結局ビジットはしませんでした。複数の希望校に合格した場合にはビジットをして決めようなどと考えていたのですが、結局迷うような有力校には軒並み落とされてしまったため、MITキャンパスですら、生活のために移動してきた時に始めて自分の眼で見る、という状況でした。

このキャンパスビジット(ここでの説明は日本人に限る)は、ここMIT Sloanでは9月頃からぽつぽつと人がやってきて、11月に本格化し、年内で一段落するというのがここ数年の状況のようです。合計の人数は、今年ですと大体20名ほど、という感じでしょうか。皆さん仕事と、受験活動の合間を縫っていらっしゃるようで、その気合と行動力には毎回頭が下がります。

さて、Sloanのキャンパスビジットへの対応ですが、まずはSloanが公式に行っている、「Ambassadors Programs」というものがあります。左にあるリンク「MIT Sloan 101」の「Admission」というページにも詳細な説明が載っていますが、受験要綱説明会・クラス見学・在校生とのランチがセットになったもので、9月中旬から12月上旬までのほぼ毎週月~木に実施されています。午前と午後の1日2回開催されているのですが、午前の部のスケジュールは下記の通 りです。  

9:30-10:00Admission Officeによる受験要綱説明会
10:00-12:00クラス見学
12:00-13:00在校生(1年生、non-Japanese中心)とのランチ(無料)

午後の部の場合は11:00開始で、クラス見学と在校生とのランチが反対になります。
ところで、まれに気にされる方もいるので触れますが、Sloanの場合は、Campusビジットの内容は全く評価に使われません。Admission Officeによる説明も、純粋に情報提供の場として運営されていますし、在校生とのランチも、学生のボランティアベースで運営されており、インタビューなどが行われたりすることは一切ありません。逆に、Sloanの場合は、呼ばれてもいないのにAdmission Officeに押しかけていってインタビューを要求する、というのは逆効果 のようですので、注意してください。

さて、この正式キャンパスビジットが終了したあとに、日本人在校生による非公式のプログラムが開始します。といっても実は大したものではなくて、事前に知り合い経由や「MIT Sloan 101」経由で日本人在校生に連絡をして頂いた方に対して、日本人在校生が近くのカフェでお茶をしながら、雑談を交えて1時間半ほどお話をさせて頂くという程度のものだったりします。

それぞれ依頼を受けた担当者が、当日予定の合う在校生を2-4人ピックアップして連れて行くという、あまりシステマティックでない方法を採っているのですが、Sloanの生徒の意識が高いのか、それとも単にヒマなのか(笑)、毎回必ず3人以上の人間が集まるため、はるばるボストンまでキャンパスビジットして頂いた方には、比較的多角的で深い情報が提供できているのではないかと勝手に考えています。

実は、私がキャンパスビジットを考えていた時も、「英語ができない状態で行ったら、逆にマイナスになるのでは?」と思ったりして後ろ向きになったのですが、(きっとどの学校も)日本人在校生に連絡すれば、日本人だけに会うというビジットのやり方も可能ですので、言葉の問題でキャンパスビジットを見送る、ということはされなくても大丈夫だと思います。

さて、ビジットされる方の中には、在校生と同じ会社だったり、在校生の大学時代の同級生だったり、という方もよくいらっしゃるのですが、その場合は、お茶だけではなくて、いきなり日本人在校生との飲み会に連れて行かれてしまう場合もあります。こういう場では、さらにざっくばらんに、かつ正直な意見が聞けるというのは確かにメリットではあるのですが、在校生が飲み過ぎて酔っ払い、キャンパスビジットやMBAとは全く関係ない話で盛り上がってしまうというケースも多数(ほとんど?)あるので、一長一短だったりもします。

この前などは、Engineer Schoolの授業の見学もされていたために夜9時に遅れて在校生飲み会に参加することになってしまった方がいらっしゃったのですが、9時の時点で既に在校生の大半が出来上がってしまっていて、殆どMBAと関係の無い話題に付き合わせてしまった、という出来事がありました。こういうケースに遭遇しないように、飲み会は避ける、というのも実は賢いのかもしれません(笑)。

Thanksgiving休暇の過ごし方

冒頭でも書きましたが、Thanksgivingというのは、アメリカではクリスマスに匹敵するほどの大型休暇であり、大抵のアメリカ人は家族の元に帰り、Thanksgivingの夜に七面 鳥を家族皆で食べる、ということをするようです。このためアメリカでは、Thanksgivingの前後は、1年間で最も人の移動が発生する日となっています。

私は、もちろんアメリカに家族はいないのですが、妻と一緒に、この体験記でもたまに登場するSimon(実は2年生になってから同じアパートに住んでいます)に招待され、NYCにある彼の実家にステイさせてもらいつつ、Thanksgivingの当日には彼のGirlfriendの家( すぐ近く)のパーティーにお邪魔し、Thanksgiving Dinnerを頂いてきました。ちなみに、実はこれは去年と同じスケジュールで、嬉しいことに2年連続で招待してもらっています。

Simonの彼女はBettyというのですが、この家族が非常に大きく、5人姉妹だったりするのです。そして昨年もそうだったのですが、その5人姉妹がそれぞれの彼氏を招き、しかも今年はそのうちの1組が婚約したということで、その両親も招かれ、総勢16名というかなり大人数の、そして非常ににぎやかなDinnerになりました。5人姉妹は皆フレンドリーで面 白いですし、幸運にも彼氏のメンバーも昨年と代わっていなかったため(笑)、昨年よりもさらに打ち解けて色々と話すことができました。

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開始直前の様子

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SimonとBettyと妻と私

さて、Thanksgivingの翌々日は、NY郊外にあるアウトレットモール、Woodberry Mallに連れて行ってもらいました。ここは世界最大のアウトレットモールということで、200店舗以上の店が集まっています。私は全く知らなかったのですが、実は日本人にも非常に有名らしく、Simonによると、いつも日本人がバスで大挙してやってくる、とのことでした。

なぜここに行ったのかというと、実はアメリカでは、Thanksgiving(通 常木曜日)の週末は、1年の間で最大級のセールが行われる時期なのです。このため、気合の入っている人は朝5時から店に並ぶ(店も通 常より早く店を開けます)ぐらいの勢いで臨んできます。我々はそこまで気合が入っていなかったため、15時ぐらいにのんびりと到着しました。

普段からそれほど買い物に興味の無い我々は、SimonとBettyの付き添いで、すぐに帰るぐらいのつもりで来たのですが、結局夜9時過ぎまで我々もいろいろと回ってしまい、最終的には彼らよりもはるかに沢山の買い物をしてしまっていました。特に安くて驚いたのがSamsoniteのスーツケースです。日本から持ってきたスーツケースの車輪が2つとも壊れてしまっていたので、あまり期待しないでいちおう店に入ってみたところ、驚くことに、通 常の6割近くの値段で、かつ2つ買うと2つ目がさらに50%offになるという破格ぶりでした。全く買うつもりは無かったのですが、結局思い切って2つも買ってしまいました。

そんなこんなで、翌日には充実したThanksgiving休暇に非常に満足した状態で、Simonの運転でBostonへと向ったのですが、ここで最後にひどい目に遭ってしまいました。このセクションの冒頭で触れたとおり、Thanksgivingの日曜日はアメリカで最も交通 が集中する日なのです。それを分かっていながら「なんとかなるだろう」と期待して出発したのですが、その期待は全く裏切られ、途中ずうっと激しく雨が降っていたことも重なって、通 常3時間半の行程を終了するのに、なんと倍近くの合計6時間半もかかってしまいました。

Simonは大学時代からBostonに住んでいたBettyのために、数え切れないほどNYC-Boston間を往復しているはずなのですが、その彼をして史上最悪と言わしめるほどの渋滞でした。結局午後7時半ぐらいに家に着いたのですが、風邪気味だった私はぐったりとなってしまっていました。しかし、Simonは夜9時から学校でミーティングがあるそうで、これから出かけるとのことでした。それを聞いた私はあきれてしまったのですが、彼はいつもミーティングをしていることで友人の間でも有名であり、2年生の標準的な姿では決して無いので、ご安心下さい。

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