11月の最後の週はアメリカのThanksgivingで伝統的な祝日になります。最初は特にやる予定もなく、いつも通 りにNYにいようかなと思っていましたが、UCLAの友達から誘いの電話を貰って、急遽LVに行くことにしました。
家内と二人で早速Onlineでホテルや飛行機のチケットなどを予約しようと思ったら、何とアメリカのOnline Booking業界、例えば、Orbitzなどはなんと海外発行のCredit Cardは一切受け付けません!!!! 最初はきっとシステム上の問題だと高を括っていたら、実際に電話で問い合わせてみると、やはり米国内で発行したCredit Cardしか受け付けないらしい。。。。
いやいや、本当にこの国、というか、この国の人たちの精神構造にあきれてしまいます。くちばしではグローバルと声高に言っても、やっていることと言っていることが違うやないかいと。。。ともかく、文句を言っても仕方がないので、結局、ホテルや飛行機などは別 々に取ることにしました。まぁ、そういったことはともかくにして、最後に必要なものを全て予約済みにして後は現地に飛んでいくだけとなりました。
NYからLVまで近いのかなと思ったら、意外と時間がかかり、全部で5時間のフライトとなりました。LVに近づいたところ、飛行機の上から下を眺めてみると、改めてアメリカの自然の雄大さにほれてしまいます。こんな風景は絶対日本では見られないなぁとつくづくと思いました。
飛行機から降りると、早速ガイトと待ち合わせをしてホテルへ直行しました。車の中でガイトから色々とLVのことについて説明を受けますが、街中の風景を見ていくうちに、段々と最初想像していたLVのイメージとはかけ離れているという印象が強くなってきました。口で説明するのは難しいのですが、やはり何が問題であるかと言いますと、全てが人工的といったところに尽きます。砂漠のど真ん中だから、仕方がないのだろうと言われれば、そうかもしれませんが、やはり人工的過ぎて、何も感動はありません(少なくとも私には)!
例えば、我々が泊まっているホテルがLuxorと言って、エジプトのピラミッドやスフィンクスをモチーフにして作られたホテルです。発想自身はユニークですが、いかんせん安っぽいです。そんなものを作る金があったら、もっとちゃんとしたアメリカらしいものを作ればと思いました。やはりその国にはその国に合うようなものがあって、合ったものを作らないととんでもない恥ずかしいことになります。また、そのLuxorだけではなく、LV全体がそんな感じなので、どこかが白けている雰囲気が漂っています。
結局、LVの中ではカジノを取りあえず一周し、いくつかのショーを見た以外はあまり活動しませんでした。それよりは寧ろ、Grant Canyonの方が余程感動的でLVに来た甲斐があったなぁと思いました。
帰りの飛行機の中でふっとこう思いました。LVの町並みはそう簡単に作れたものではありません。恐らくその人工的で白けている町には莫大な金額が突っ込まれているに違いません。しかし、何も人の手が加わっていない、更に言うと、恐らくビタ一文もかかっていないGrant Canyonの方がはるかに迫力があって、impressiveです。こう考えれば、人間は愚かなものでしかなく、どんな傑作でも自然の賜りとは比較になりません。。。。。そう思いつつ、飛行機で帰途に立ちました。