Campus Report 2003

菊澤 桂 to NYU Stern School of Business(全22回)

MBAホルダーへの道

Vol.17 イングリッシュ・イングリッシュ・イングリッシュ

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一年半も学校で勉強しているのだから、英語は話すのも聞くのも不自由するということはないし、書くことは10年以上日本で練習してきているから、人並みにはこなせる。でも読むのだけはいまだに非常に遅いままである。逆立ちしても、英語が母国語の人々にはかなわない。それは仕方ないとしても、ほとんどの外国人学生よりも遅い気がする。原因はローマ字と横読みである。英語が外国語でも、フランス人もドイツ人もスペイン人もローマ字を左から右へ読むことには慣れているのだ。

MBAの勉強(純粋な勉強の部分)はケースや様々の情報を読み取ることが全体の50%以上を占めるので、読むのに人より時間がかかるということは大変なディスアドバンテージである。

普段のケースや記事なんかは時間をかけて読めばよいだけなので睡眠時間は減るけれど特に困ることはないのだが、大変なのは、グループで頭を寄せ合って一つのコンピューターの画面 を読んでいるときや、一冊の本を限られた時間の中で回し読みしているとき。特にコンピューターの画面 は私が読み終わらないと次へ進めないし、かといって読まないわけにもいかないし、待ってもらうのにとても肩身がせまい。

一番辛いのが、24時間ケースコンペティションのとき。コンサルティングファームがスポンサーとなり、学生たちに同じケースを与えてプロポーザルを競わせるというもの。今まで何回か参加したが、たいてい夕方ケースを渡されて、翌朝までにプロポーザルを纏め上げ、発表するというものが多い。

時間が足りないので、皆ケースを渡された時点から必死で読み始める。流し読みだったら皆より10分遅れくらいで読み終えるのだけれど、それではディスカッションに参加できない。結局40分くらい遅れて読み終えて、遅れてディスカッションに参加することになる。いつもいつも、なんだかやり残した感が残って嫌なのだ。

どうすれば読むのが早くなるかというと、多分たくさん読むしかなくて、ほかの外国人の学生たちに言わせると、たくさん読んでいるとそのうち頭の中で声に出して字面 を読むことがなくなり、だんだん読むスピードが加速していくよ~ということなのだが、まだまだその気配すら感じられない。まだまだ道のりは長いようである。

そうしてこのことにより自信喪失気味な今日この頃である。いくら成績の面 では引けをとらなくても、アメリカでの就職活動等、本当のところではアメリカ人を含めほとんどの外国人学生に敵わないのではないかという気がしてきてしまうのだ。

そんなこんなで苦戦中の今日このごろである。

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