*基礎科目
『総合経営』
2月の授業は合同授業を交えた月間でした。2名の方の講演です(了承を得ておりませんので、学外への名前は控えさせていただきます)。
(1)元某自動車会社アメリカ支社副社長
テーマ:国際戦略とNPOのマネジメント
国際戦略については、ご自身のかかわった経験と日本企業の国際戦略にひろげながら講演してくださいました。
NPOのマネジメントについては、現在ご自身がNPOにかかわっていることから、NPOのマネジメントも経営に通じるということで講演してくださいました。
(2)コンサルティング コンサルタント
テーマ:意思決定の理論の実践
理論と実践を交えた講演になります。戦術と戦略の違いやアプローチの方法などを行いました。この講義では、グループワークで戦略のアプローチの方法を検討・分析して全体での評価など内容になります。
期末試験
テーマ:「不確実性における経営について」
総合経営では1学期・2学期で学んだ組織論、マーケティング、経営科学、会計・財務、経済・社会・企業、生産政策の総合的な考えをもって学ぶ目的でした。
試験も上記科目をはじめ学生がそれぞれ興味のある専門科目で学んだことを交えながら述べることが目的となっていました。
*専門科目
『経営システム論』テーマ:ストック経営とフロー経営
一般にアメリカ型・日本型といわれる経営スタイルですが、業界全体・個別企業にわけてテーマであるストック・フローの経営スタイルを議論します。システムが経営資源における重要性を説くことも目的とされます。
『組織・戦略』テーマ:知識創造の経営
知識創造の理論とケースによる分析を授業では扱いました。
知識創造の理論は、本講座教授の得意とするところでもあり、経営において哲学的視点・社会学視点など多岐にわたる視点で講義が進みます。ケース分析が中心ですが、類似なケースが話題に上がるので、知識創造という捕らえにくいところが分かりやすいという印象があります。
『生産政策』テーマ:生産ラインにおける問題抽出
グループでは、トヨタ生産方式導入後のラインの分析を行い、改善案を提起します。3月の発表会にむけて今月は主にラインを見る・分析・ミーティングの重ねる月間です。前述の「見る」作業は、指導教授のアドバイスであり、見ることによる発見・発想をより現場の視点に立つことが目的とされます。