バンコクにお料理を習いに行ってきました。今週からロスに戻り、来週は友達の結婚式とできれば就職活動も兼ねてNYに行ってきます。今年はどうやら異常気象らしく12月のような(まあそれでも暖かいですけど)気候の中でレポートを書いています。アンダーセンは学期の開始が一部の他校に比べて一月程度遅く、9月末まで授業は始まりません。戻ってきた早々、既に一年生のオリエンテーションが開始していることや、フィールドスタディーの締め切りが近づいていること、秋学期の宿題等やることは山積み。今回はApplied Management Research study (AMR)についてお伝えしたいと思います。
バンコクの料理教室
家のそばのビーチ
Applied Management Research study (AMR)とは秋から2学期にかけて行う「自分で作り上げる」フィールドスタディプロジェクトです。このプロジェクトに関する夏休みの宿題はスポンサーを探し出し、話し合いを通じて課題の詳細を具体化していくこと。まず、興味が似通っているクラスメートを探し出し、テーマを決め、課題に沿ったスポンサー会社や指導教授にアプローチしていきます。最終プロダクトは通常約50ページに及ぶ意見書レポートです。
どのチームにも言えることですが、トピックはスポンサーの意向しだいで若干変わっていきます。私たちは当初「中国のプライベート・エクイティ」で指導教授との話を進めていたのですが、結局スポンサーの意向もあって「中国のモーゲージ市場」に落ち着くことになりました。スポンサー会社は元ゴールドマンサックスのパートナーが中心となって設立された香港を拠点とする不動産ファイナンス会社です。プロジェクトの一環として上海での市場調査も予定されており、今から楽しみです。
指導教授はファイナンスの人気教授で不動産とベンチャーの専門家です。アンダーセンの教授は全米知的資産ランキング第一位に選ばれており、教授の質も高い! ついていけるように頑張っていきたいと思います。
どのチームにも言えることですが、集まったメンバーの経歴は様々。Hは生まれも育ちもカリフォルニア、その後UCLAを経て国際通信会社や自分の会社設立を経てアンダーセンにやってきました。「とにかくやる」となったときの勢いが素晴らしくチームの盛り上げ役です。
AMRのチームメンバー
Jは上海のエリート元銀行員。成績優秀でいつも表彰されている優等生です。今回のプロジェクトも彼女のツテではじまることになりました。Nは人生の前半を中国で後半をカリフォルニアで過ごし、投資銀行のリサーチアナリスト、中国のNASDAQ立ち上げ等を経てアンダーセンにやってきました。いつも飄々としているのですが、各学期9コマ以上のコースをこなしワシントンキャンパスの授業にも参加するタフガイです。チームに対する貢献というのも最終的な評価項目に入ってくるので、他のメンバーの強み弱みを踏まえた上で、どのような形でベストの貢献ができるかということを常に考えながらプロジェクトを進めていかなければなりません。
チームビルディング
スクール・プロモーション・イベント
リーダーを養成するMBAでは全員平等。会社のように役職があるわけではないため、チームリーダーというのはリーダーシップに優れたメンバーの周りに人が集まり周りの人に「リーダー」として自然に認識されていく。または各自の優れた分野別にリードをとっていき、最後にまとめ役が総括をするというパターンがありますが、どうやら私たちのチームは後者のパターンに落ち着きそうです。組織論ではチームの形態別に強み弱みの分析も学びます。水平型チームの場合、摩擦は生じにくいものの、スピードにかけるというのが一般的な課題。組織的な特質を踏まえた上で仕事を進めていこうと考えるようになったのは小さいことではありますが、クラスで学んだことも徐々に実践できるようになってきているのかなと感じました。
おまけにはなりますが、アンダーセンイベントも開催しました。これは「如何にアンダーセンが素晴らしいか!」を受験生に伝えていくイベントです。先輩方にお世話になってきた私もいよいよ「ギブバック」できる立場に近づいてきているのかとおもうといささか不思議な気分でした。
来月は生活についてご紹介できればと思います。それでは皆さん、また来月も宜しくお願い申し上げます。