3ヶ月もの間、車をアパートの駐車場に置きっぱなしにしていたのでエンジンかからないかも・・・と思っていたのですが、やはりその通 りに。一応想定していたので、タクシーの運転手さんに手伝ってもらって無事エンジン始動!
1年に1回車検を受けなければいけないので、近くの日産ディーラーに。そこで登録証なるものが必要と言われ、一度帰宅し持参すると今度は既に有効期限が切れているから新しいのを取り直して来いと言われ帰宅。自分がちゃんと確認しておかないからではありますが、車関係でいろいろあり、幸先不安です。
さて今月は医療機器会社でのインターンの後半戦をレポートしたいと思います。前半に依頼しておいた医師へのWEBアンケートの結果 が返ってきました。その結果を基に、実際の医師へのインタビューの際に確認したいこと、さらなる質問が必要な事項をまとめます。それを持って営業の方と病院めぐりです!この新製品上市に関して、全国で6名程の営業の方(トップ営業の方々)がタスクフォースの一員として協力してくれています。彼らの意見また彼らが医師から得た情報を参考にしながら、現場でどのような性能の製品が求められているかを踏まえて実際の開発が行われていました。
私はその中の内、仙台と京都を担当する営業の方それぞれ一名ずつに同行させてもらいました。それぞれの都市で4病院ずつ回り、医師へのインタビューを実施しました。実際の手術現場にも立ち合わせてもらい(といっても部屋の外で見ているだけですが)、非常に貴重な経験でした。
この同行で感じたことは、当たり前のことですが優秀な営業マンは非常に勉強していて、知識が豊富であるということ。例えば、こういった事例の時は他病院の医師もしくは海外ではどのように対応しているのか?といった質問に対処していかなくてはなりません。もちろん彼らで対応できない部分については、マーケティング部が海外の事例を検索し、必要に応じて論文を営業に送付し、医師への回答に役立てたりもしています。手術室で造影されたX線画像を見ながら、手術着を着て医師と症例について意見交換している営業の方を見ていると普通 に医師に見えてしまうくらいです。
私が働いた事業部は非常に強力な製品を持っています。それは医師達もよくわかっていて、新製品(強力な製品とは全く別 のもの)の話をすると、「そんなの出さなくてもいいんじゃない?」とか「もしかしたら難しいかもしれないね」という言葉を聞くことがありました。これはどういうことかというと、新製品が上市しても既に強力な製品をたくさん買っている上に、他社品から移行してまで新製品を買うのは他社に対して気がひけるということらしいです。全ての医師がそうとは限りませんが、インタビューした医師および営業の方の話を聞く限り、こういった意見は少なからずあるようでした。ムムム、いい製品を出せばすぐさまマーケットシェアを奪取することができる・・・という簡単な世界ではないようです。
こういったプロジェクト関連の作業と平行して、事業部内の営業、営業企画、ファイナンス、品質管理、事業部長、そしてその上の関連事業をまとめるシニア事業部長とのインタビューを通 して、事業部の仕事がどのように回っているのか、問題は何か、今後どのようにしていきたいかについて様々な会話をさせてもらいました。それに加えて、経営企画、R&D、薬事、サプライチェーンといった社内の他部門の方にも同様のインタビューをさせてもらい、会社全体の理解をすることができました。
営業同行終了後、すぐに最終プレゼンの資料作りに突入です。インターン期間中ずーっと集中して考えてきたことなので書く内容には困りません。最終プレゼンには全く関連知識のない人も参加するため、その様な人にも分かりやすくかつ的確にロジックを伝えることができるかに考慮して作業を進めました。
日本語でのプレゼンは1年以上振りですがやっぱりイイ!プレゼンを母国語でできる幸福感をかみしめながら(笑)、プレゼンルームにこもって練習を重ねました。
しかーし、プレゼンの直前にヨーロッパで大きな国際学会が開かれたためスーパーバイザーを含めマーケティング部のほとんどの人達が出張してしまい、結局マーケティング部のみなさんにプレゼンを行えたのは最終プレゼン(事業部長、シニア事業部長、マーケティング部ディレクター、人事部長が参加)の前日という慌しさ。そこで様々なフィードバックを頂き、修正をかけていきます。
本当は他インターンのプレゼンも是非見たかったのですが、私がトップバッターとなってしまいました。Dukeの夏休み開始時期が他よりも早いことが原因です。最終プレゼンの参加者には元戦略コンサルタント出身者が2名もいたため、最初はどんな厳しい突っ込みが来るのか?!とドキドキしていましたが、突っ込みが想定されるところにはバックアップのデータ等を準備していたため、なんとか無事に乗り切ることができました。その後に食べたランチのおいしかったこと。久しぶりに味わう仕事のプレッシャーとその開放感は格別 でした。
夕方にスーパーバイザーからインターンのフィードバックを受け、お世話になった方々に挨拶を済ませ、この会社でのサマーインターンが無事終了となりました。