Term1が慌しく過ぎる中、昨年はいろいろと考えた結果参加を回避してしまったキャンプアウトに今年こそは・・・ということで参加してきました。Fuquaに来たからには一度は参加しないとという昨年の参加者の言葉に触発されてです。あと、へたれレポーター返上という重要なミッションもありましたが(笑)。
キャンプアウトとは大学バスケットボールの観戦シーズンチケットの抽選券を得るために行う行事です。36時間の間に行われる数十回の点呼を乗り越え(1度のミスは許され、2度のミスで失格)ると抽選券が得られ、その中から当選者が選ばれます。
参加するには1週間前にWEBで参加登録する必要があります。私は日本人2年生8名でチームを組み、キャンプゾーンで参加しました。この他にRVゾーンというものがあり、ここは大きなトラック等で参加する人用です。テント大2つ、テント小1つ、タープ、テーブル、椅子、寝袋を持参しての参加です。この時期は日中結構暑いのですが、夜は結構寒くなるのでそれなりの準備をしておかないと大変です。
実際のキャンプアウトは金曜日の夕方から開始なのですが、その前日からテントを張って準備しなくてはいけません。私はミーティングの関係でテント張りには参加できなかったのですが、他のみなさんがいい場所を確保してくれたのでダッシュの距離が短くて助かりました。キャンプアウトでは数時間(いつなるかわからないのが大変!)に1度笛がなり、自分がちゃんといるということを伝えて(IDカードが必要)、参加者チェックシートの自分の名前にチェックしてもらう必要があります。テントが遠いとダッシュする距離が長くなってしまうので、テント場所はかなり重要だと思われます。
19時頃に1回目の笛がなり、駆けつけてみるとコーチKのトークでキャンプアウトの幕が上がりました。この笛はただ人を集めて話を聞かせるだけのもので結局点呼はなかった訳で、こういうフェイクも何回かありました。コーチKはさすがに自分のチームのことなので、今年はいいチームだから是非応援よろしく!などよく話します。さすがに1時間もアスファルトの上で話を聞かされ続けたので、正直早く終わってと心の中で思ってました(笑)。
RVゾーンでは踊り狂う奴や飲んで騒ぎまくってる奴らが多くて元気いっぱいですが、私達はしっとりとテントの間に置いたテーブルでジェンカとUNOをしつつトークに花を咲かせました。その間にももちろんダッシュ、ダッシュです。2、3本走ったところで既に筋肉痛です。日頃の運動不足をひしひしと感じることになりました。
結局、初日の最後の笛が鳴った時間は朝の4時。笛が鳴ったらテントで寝ている人を起こしてダッシュ。さすがにこの後はもう鳴らないだろうという判断の基で眠りにつきました。
翌朝の一発目は8時だったので、4時間は寝かせてもらえた様です。みんなすごく眠そうな顔をしています。朝ごはんを作って食べ、トークをしつつ、椅子に座ってしばしうたた寝ということを繰り返して時間を過ごします。
奥様方の差し入れや用意してきたスナック、ドリンクを楽しみつつ、そしてたまにダッシュで過ごした2日目は結構きつかったです。日中は暑くてテントの中では眠れないし、1日目の睡眠もいつ笛が鳴るかという緊張感の中での睡眠なので疲れが蓄積されているという感じだったのではと思います。
2日目最後の笛は朝の3時頃でした。そして3日目の最初の笛(これがキャンプアウト最後の笛)がなったのが午前6時。そこからキャンプの片付けとごみ捨て開始です。笛の数は全部で23回。平均1.6時間に1回鳴ってます(笑)。鳴りすぎです。
片づけが終わってから抽選結果の発表です。点呼と同じ様に並んで自分の結果 を聞きます。なぜか当たりそうな気がしていたのですが、結果はなんとハズレ。ガーン、ショック。。。36時間頑張ってきたのに。こんな虚無感は最近味わったことがないくらいでした。チームでは5勝3敗。内3名は昨年外れていたので今年の当選確率が3倍ということもあって、かなりの好結果 を残せたようです。5人のチームで全員外れて、クラスのメーリングリストにチケット当たりすぎた人がいたらお願いだから譲って!というメールを流す程かわいそうなチームもあったようです。
この当選結果発表もなかなか面白くて、外れて落ち込み、下を向いたまま歩いている人がいるかと思えば、レイザーラモンHG並の奇声をあげながら右手を高々と挙げてガッツポーズをする人(もちろん当選者)など明暗くっきりでした。
こうやって36時間の耐久キャンプアウトが終わりました。奥様方の間では、旦那を起こすのに笛を使おうかしらというギャグが飛び出す程、参加者は笛に敏感になっていました。本当に寝ていても笛が聞こえた気がしてガバって起きてしまうんですよね(笑)。
眠くて疲れたし、筋肉痛で足がパンパンになってしまいますがすごく参加してよかったと思いました。Fuquaに来られる方は是非、是非参加してみてください。