Campus Report 2004

相野 勇雄 to Hitotsubashi University Graduate School of International Corporate Strategy(全19回)

MBAホルダーへの道

Vol.16 冬期の履修科目

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タイトルを『冬の履修科目』としながらですが、今学期に単位を取得する必要性のある科目は事実上一つも残っていません(敢えてカウントするとワークショップが残っていますが...)。必修である1年生の古典講読、そして2年生のワークショップを除けば、卒業に必要な卒業科目数は12(1科目2単位 換算で計24単位)です。多くの人は一つの学期につき5科目ほどは履修していますので、2年次の夏学期が終わる頃には修了に必要な単位 数は満たしているのが通常です。

ですので2年生の冬学期になると、極端な例ではワークショップのある週1日程度しか学校に来なくなる人もいます。特に自分達の学年の場合は、在学中に本人ないしは配偶者が妊娠、出産した方が全体の1割程度も(!)いるため子育てに忙しかったり、週1-2日程度コンサルティング会社でアルバイトをしていたりと様々です。昨年の場合は冬学期から派遣元の企業に復職した人もいたのですが、さすがにそれはイレギュラーなケースだったらしく、今年は修了前からフルタイムで働いている人は誰もいないようです。

自分の場合は、修了のために単位を追加取得する必要性はなかったのですが、もともと勉強したくてわざわざキャリアを中断してまで進学した経緯から、いくつかの科目に聴講というかたちで出席しています。

各科目の簡単な紹介は、以下の通りです。
[*...必修 無印...選択]

時限 科目名 備考:履修理由や講義概要等
月4 財務ワークショップ(*) ・コレだけは、さすがに必修で、履修科目です。
火2 金融ワークショップ(輪読のみ参加) ・詳細、下記。
水2 ベンチャー企業とその支援 ・今年からはじまった中小基盤整備機構の寄附講座です。今のところ、ケーススタディーや、ベンチャー企業の経営者・マネージャーなどの講演が主なコンテンツになっています。履修者は様々な企業の経営陣と直接、上場までの過程について等のインタビューをする機会を持ったりするようです。
木2 現代経済?C ・経済学部の授業。地味な科目名ですが、講師は藤巻健史、川本裕子、多胡秀人の3名で、いずれも金融の世界ではかなり有名な豪華な布陣となっています。ただ、学部生向けの授業と言うこともあって、内容はそれほど難しくなく差し詰めモ金融入門モといったところでしょうか。一般 教養的な話も多いのですが、たまに出てくる講師の小話が興味深くて、足を運んでいます。
木3 企業金融論 ・今年からはじまった経済学部の授業で、みずほ証券の寄附講座です。やはり学部生向けということもあり、それほど理論的に深い話は出てきません。ただ、投資銀行の役割から、M&A、PE、企業再生の仕組み等、昨今の学生が興味を持ちそうなトピックを幅広く扱ってくれるので、数百人入る教室も一杯になる学部生には大人気の授業です。MBAからも毎回5人程度が聴講に来ています。

あと、ここまで書く機会がなかったのですが、自分が夏学期から継続的に参加させて頂いている金融WS(ワークショップの略/ゼミのようなもの)の輪読について、少し書いておきたいと思います。

他のWSに属しているため、この科目は正規履修ではありません。自分の中での位 置付けは、差し詰め一年次に履修した『企業財務』で学んだことをベースに、より広く、深く、且つ好きこのんで勉強してみる機会といったところでしょうか。内容としては欧米のMBAでも定番のテキスト『コーポレート・ファイナンス』(ブリーリー&マイヤーズ)の輪読と問題演習なります。問題演習が若干曲者で、上記テキストの英語版についている一問につき10分以上掛かる20-40の章末問題を事前に解いておいて、答え合わせをしていくというなかなか手ごたえのあるものになっています(個人的にはこの一年間で最も労力を投入した科目になりそうです)。

基本的に毎週1章ずつ読み進めていくというペースで、隔週で金融WSの正規の授業時間に担当教員も同席して頂き、そうでない週は自分達の都合の良い時間に集まって行なっていました。正規の授業時間も延長することがしばしばで、自主勉強会のときも3時間で終わらないこともザラでしたのでかなり熱心な勉強会になっているのではないかと思います。

面白いのはその参加者で、金融WSからは勿論、自分のような財務WSや、戦略WSからも参加者がいます。他のWSから金融WSの輪読に参加するきっかけは、MBAルームという学生のPCルーム(?)での口コミでした。たまたま、財務WSでは今年度、別 の本を輪読することが決まった日に、"『コーポレート・ファイナンス』を読みたかったー!"と自分が騒いでいたら、金融WSのメンバー"それ今度、うちでやるの。"と声を掛けてくれて、教員の方々に了承を取ってくださったのでした。そんな軽いノリではじまったものをしっかりと受け入れてくれた金融WSの教員の方々やHMBAの柔軟なWSのシステムには本当に感謝しています。

※・・・他に柔軟なWSの制度運用の例としては公式に夏学期の開始一ヶ月間の間は所属するメインのWSを変更できるほか、今年度の場合は冬学期に入ってからテーマにあわせて例えば戦略→組織とか、逆に組織→戦略に移籍した人もいます。そういった意味では、新しく、また小さなスクールだけあって制度面 では個別の事情に合わせて、融通が利く面があるなぁと思っています。

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