11月のとある週末(金曜日~日曜日)にあるグローバル企業の"グローバルリクルーティングイベント"なるものに参加してきました。スケールの大きさに少し驚いたので、今月はこのイベントのことをレポートしたいと思います。
イベントのほぼ1週間前にこの企業のグローバルリクルーティングチームから参加に関する情報がメールで送信されてきました。たった1週間前という突然のメールに多少違和感を感じながらも(学生の多くは当然もっと早く送ってきて欲しいとの意見です)、その企業の契約する旅行代理店に電話をして、航空券の予約を行います。もちろんイベントに参加する交通 費、宿泊費、食事代は全て企業持ちです。
このイベントの主旨は世界中のMBA学生を一同に集めて、面接してしまいましょうというものです。オンキャンパスインタビューを勝ち抜いた学生(日本人の場合はボストンキャリアフォーラムがメイン)にこのイベントへ参加する権利が与えられ、各国のマネジメントメンバーと共にフロリダのオーランドにあるディズニーリゾートのホテルに集結します。聞くところによると、学生は総勢700名、マネジメントメンバーは300名とのことでした。日本人に限ってもアメリカ全土、日本、オーストラリアと様々なところから集まってきているようでした。Fuquaからは20~30名は参加していたようです。
写真中央に位置する2つのホテルを会場として利用し、他の観光客はほとんどみかけなかったのでほぼ貸し切り状態だったと思われます。
金曜日に到着して、空港からホテルへ向かうバスの中で遊びで来ていたらさぞ楽しいのにと自分の新入社員時代を思い出しました。京葉線にのってディズニーランドに遊びに行く楽しげな人達を見ながら、研修場所の幕張へ通 っていたことを。
【金曜日】
夕方からアジアパシフィック、南北アメリカ、ヨーロッパと3ヶ所に分かれてのカクテルパーティーです。お酒を飲みながら企業の人と気軽に話ができるというパーティーでした。企業側からはカンパニーの社長、事業部長、人事部長、人事の担当者という肩書きの人が基本的に参加していました。
その後は学校の体育館くらい広いところで1ヶ所に全員が集まってのディナーです。1000人もの人数で一緒に食事するというには人生初体験でした(笑)。これだけの数の食事を用意して、サーブできるディズニーホテルのオペレーションに感心しました。食事をするテーブルはあらかじめ決められており、次の日に面 接を受ける事業部の人と学生という組み合わせになっていたのでおそらく採用プロセスの一環にはなっているはずです。
食事の後は、アメリカ本社のエライ人のプレゼンが用意されていたのですが、個人的には旅の疲れでこの時点で既に体力切れ。内容はほとんど頭に入らず、グロッキー状態でした(笑)。 ディナー終了後は寝るだけかと思っていましたが、土曜日のインタビュースケジュールを手に入れるためブースに並ぶはめになってしまいました。企業側もこのスケジュール管理にはかなりてこずった様で、結局寝ている間に部屋へ配るということで解散となりました。
【土曜日】
朝起きてスケジュールが配られてあるか確認すると、思った通り(?)ありません。あわてても仕方がないので、朝食を取ってからスケジュール管理をしている部屋へ押しかけ漸く自分のスケジュールを確認することが出来ました。
朝から昼食を挟んでいくつかの面接を受けたのですが、企業のトップや事業部のトップの方々とお話させていただく機会を得られるというのは本当に学生の特権だなと思いました。今後どうビジネスを展開するつもりなのか、この人がトップとしてやっていけているのはなぜか、という点を質問を絡めながら観察し、自分の今後のキャリアにも活かしたいと考えていました。面 接は楽しいと思う反面、体力の消耗も結構激しく、夕方からのカクテルパーティーとディナーをヘロヘロになりながらこなしました。
学生の中にはツワモノもいて、自分の面接が終わるや否やミッキーに会って来ると言い残し、ディズニーリゾートに遊びに出かけるのを見て素直に感心してしまいました。結局私はそんなチャンスはなく、ホテルの中を歩いていたプルート1匹見かけたのみでした。残念。。。
【日曜日】
最終日は残りの面接を受けて、自分のスケジュールが終わり次第帰るだけです。Fuquaの同級生と「どうだった?」「疲れたねぇ~」などと話しながらフライトまでの時間を潰します。
あっという間の3日間でしたが久しぶりに他校の友人にも会え、楽しい時間を過ごすことができました。このイベントにどれくらいの金額がかかっているのか?という話題があがるとみんなが***$くらいだね、結構お金かけてるね~とすぐに計算してしまうのが笑えましたね。