Campus Report 2004

大西 博樹 to The Fuqua School of Business, Duke University(全23回)

MBAホルダーへの道

Vol.19 ファイナルプロジェクトでお腹いっぱい

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先日積もるまでにはいきませんでしたがダーラムでも雪が降りました。現在はTerm3の最後の週ということでファイナルプロジェクト(チームで課題についてレポートを書きます)やTake Home Examと言われる持ち帰りのテストがあったりと一日中チームミーティングをしているという感じです。

今月はDukeの男子バスケのホームゲーム2試合の応援に行ってきました。現在25勝1敗でランキング1位という位置にいるので応援にも当然熱が入ります。Wake Forest戦ではNCAA最強のポインターJ.J. Redick(背番号4)が歴代3ポイントシュートの記録を塗り替えたとかで試合後に表彰されていました。試合中に「そこで狙うか?」と何度か首をかしげたたくなるような場面があったのですがそれを聞いて納得です。彼の人気はすさまじく先日行われたライブオークションではJJのサイン入りユニフォームが$1,500で落札されていました。

ちなみに僕の一番のお気に入りはセンターのShelden Williams(背番号23)です。プレーも顔も高校生時代に愛読していたマンガのスラムダンクに出てくる"ゴリ"そっくりです。顔写真はこちら。Williamsもオークションに協力してくれていて彼のサイン入りユニフォームは$800くらいでした。

さてTerm3では受講した科目は
・Pricing(価格設定)
・New Product Development (新製品開発)
・Service Operation Management (サービスオペレーション分析)
・Writing

時間割は以下の通りで、今学期は1つオーバーロード(通常履修が3科目のところを余分に取っています)しています。

8:00~8:15 New
Product
Development
休み New
Product
Development
10:30~12:45 Pricing Pricing
13:15~15:30 Writing Service
Management
Service
Management
15:45~18:00
【Pricing (教授:Wilfred Amaldoss)】

この授業では様々な価格設定についてを学び、ケースを通してその企業が競争に勝つためにどのように価格を設定するべきかを考えます。今までの経験でこのような製品やサービスの価格設定に携わったことがなかったことと、価格、変動費、売上数量 、固定費のそれぞれを1%改善した際に利益に与える影響は価格が最も大きい(=価格設定は企業にとって非常に重要!)という話を聞くうちに非常に興味を持って勉強することができました。マッキンゼーのPricingグループのパートナーが講演に来てくれましたが、価格設定に関するコンサルティングは年間に数百プロジェクトあるとのことだったので、企業にとっても非常に重要なイシューのひとつであるようです。

市場によって価格を変えるというのは企業ではよくとる戦略だと思うのですが、アメリカではハーゲンダッツのアイスクリームの巨大版(500mlくらい)のが2個で$5で売ってたりするんですよね。日本だと120mlのが250円。アメリカは割と何でも値段が安い傾向にあるので、卒業後に日本に帰って生活するのが怖いです。。。

【New Product Development (教授:Wes Hutchinson)】

この教授はWhartonにvisiting scholarとしてFuquaで今学期間だけ教えています。その名の通 り新製品をどのように開発していくかを学びます。ファイナルプロジェクトとしてチームで実際に新製品を考えて、競合がいつ、どのような性能の製品で市場に参入してくるか、そしてその価格はとったかなり細かい状況までを想定して売上の予想を行います。最後の2回の授業で、おのおのが苦しみに苦しんで考え出した新製品をプレゼンし、するどい突っ込みに耐えながらQ&Aをこなし、新製品発売の難しさを実感しました。

【Service Operation Management (教授:Francis de V'ericourt)】

この授業ではQueuing Model、Yield Management、Data Envelopment Analysisといった方法を使って、様々なサービスをどのように効率よく提供することができるかを学びます。例えばコールセンターにかかってくる電話(常に一定の割合ではない)にあるサービスレベルで対応するにはどれだけの従業員を配置する必要があるかという問題に対して、サービスの需要および供給をモデル化して計算し答えを導き出します。こういったことが実社会でどのくらい役立つかは置いておいて(教授は必ず役に立つ!と断言(笑))、自分でモデルを組み立てて答えを出す過程はなかなか楽しめました。

ファイナルプロジェクトでは実際のサービスを授業で学んだ方法を用いて分析し、その問題に対する解決策を提言するというもの。授業で学んだことを使って、ケースやファイナルプロジェクトで応用していくことは楽しいんですけど、同じ時期にファイナルプロジェクトが3つも重なってくるとそうも言ってはいられません。これからまたミーティングです。準備しなくては。

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