3月はMarch Madnessと呼ばれる程のバスケファンが熱狂するNCAAトーナメント(大学選手権みたいなもの)が開催されています。我がDukeはAtlanta地区(その他にOakland, Washington D.C., Minneapolis 地区があります)の第一シードとして2試合を勝ち抜き、この時点でSweet16と呼ばれるベスト16入りでした。そしてベスト8入りをかけてLouisiana State Universityとの試合を向かえ、この辺からは気合を入れて応援しようということで同じアパートの同級生宅に集まって観戦することになりました。
しかーし、エースJJ Redickの調子が試合序盤から芳しくなくない上に、相手チームの2人かかりでマークしてくるという戦略が見事に押さえ込まれ、前半はリードされたまま終了。後半に一度は逆転するも、私お気に入りのWilliamsが4つ目のファールをもらうなどいつものような活躍ができず、結局54対62でまさかの敗戦。一緒に見ていた一同「はぁ~」という深いため息をついてしまいました。今年こそはもっと先まで楽しめると思っていただけに、野球のWBC優勝のうれしさも吹き飛ぶ程の虚無感に襲われました。
絶対的なエースの不調という状況に周りのメンバーがサポートしきれなかったのが敗因かと思うのですが、日頃このような状況を想定しての練習はどのようにしていたのか?エースJJを交代させて戦うという選択肢をコーチKはなぜ選ばなかったのか?などなどコーチKと話す機会があれば是非聞いてみたいと思います。多分ないと思いますが(笑)。
【我らがDean】
さてそんなMarch Madnessのさなかに1つのニュースが発表されました。FuquaのDeanである Douglas T. Breedenが2007年6月を最後にDeanを辞めるという話です。彼はシカゴ大学、スタンフォード大学、ノースカロライナ大学、デューク大学でファイナンスを教えた後に2001年からFuquaのDeanとして働いています。ちなみに隣町のチェペルヒルでSmith Breeden Associatesというファイナンス関連の会社もやってもいます。
教授の質と人数の増加、PHDプログラムの充実、グローバルプログラムの実行に加えて、新しい教室と図書館のための資金集めという目標達成の目処がついて近々実行に移せそうだから次の人にバトンを渡すいいタイミングだというのが交代を決めた理由だそうです。Deanを辞めた後はFuquaで教授として教え続ける予定です。
それでは次のDeanは誰になるの?という点に関心が行きますが、Duke大学のtop academic officerがマーケティングの教授であるChristine MoormanをDean選考委員会のチェアマンに任命し、Fuquaのboard of visitorsのチェアマンであり、かつThe Bank of New YorkのプレジデントのGerald Hassellと協力して選考委員会の他メンバーを選考中とのことです。
Associate Deanからのメールによると、この選考委員会のメンバーにはMBAプログラムの学生も何人かが選ばれて、Deanの選考プロセスには学生の声も反映されるとのことなので非常に開かれた選考プロセスだなと感じました。残念ながら私たちClass of 2006の学生はあと2ヶ月弱で卒業なのでこのプロセスには関われませんが、次のDeanは誰になるのか注目したいと思います。
昨年このDeanがClass of 2005の学生を自宅に招待してくれたと当時の2年生から聞いていたので楽しみにしていたのですが、今年もちゃんと招待メールが届きました。1学年にセクション(コアコースを一緒に受けるクラス)が6つ(1セクション70名弱)あるのですが、2セクションずつ3回に分けてパートナー同伴可での招待です。8割の生徒が参加して、かつその半分がパートナーを連れてきたとしても1度に170名くらいが参加することになるので、それを1度に招待できる家ってどれだけ大きいのでしょう?来週の楽しみなイベントの一つです。