さて卒業を間際に控え、これまで手を付けていなかったけど帰国までにやっておきたいというものがいくつかあるます。その中の1つはプロスポーツ観戦。Dukeのあるノースカロライナ州には以下のプロスポーツがあります。
バスケ:シャーロット・ボブキャッツ(NBA)
アメフト:カロライナ・パンサーズ(NFL)
野球:ダーラム・ブルズ(タンパベイ・デビルレイズ傘下3A)
アイスホッケー:カロライナ・ハリケーンズ(NHL)
この内、バスケとアメフトは車で2時間半程かかるシャーロットという街まで行かなくてはいけない、野球は一番近いけどメジャーリーグではない、ということで車で30分で行けるラーリーで観戦できるアイスホッケーが見応えとアクセスの点で最も魅力的に感じたため観戦に行って来ました。人生初のアイスホッケー観戦です。
ちょうど見に行った試合はオリンピック休みになる前の最期の試合でハリケーンズからは選手が7人とヘッドコーチが代表(アメリカ、スイス、カナダ、チェコ)に選ばれているとのこと。実はこの1年間で1回か2回しか雪が降らなかったノースカロライナにあるチームなのに今年は結構強いんです。その時点でEastern Conference(他にWestern Conferenceがあります)の首位!応援にも熱が入ります。
会場はRBC Center(カナダの銀行RBC Centureがスポンサー)というすごく綺麗な場所で収容人数は18,763人。ここはNC State Universityのバスケチームと一緒に使っているらしく、バスケで使うときはどうするんだろう?という素朴な疑問を感じつつも初めて見るアイスホッケーの会場を楽しんでいました。
試合は延長戦まで突入したものの決着がつかず、シュートアウトというサッカーで言うところのPK合戦で何とか勝利。Let's Go Canesという応援や、点が入るたびに観客が立ち上がり絶叫する熱気、そしてチームの強さに断然ファンになってしまいました。
音楽や照明、そして映像を巧みに使ってファンを盛り上げる工夫が随所に見られ、ピリオド間にはチアリーダーのお姉さん達が巨大ゴムを使ってTシャツをファンに向かって投げたり、子供達がアイスホッケーの試合をしたりとエンターテイメントとして面白いなと思いました。個人的には投げられたTシャツにあと10cm手が届かなかったことが非常に悔やまれてなりません。まさか自分の所までは届かないだろうと思ってスタートが一瞬遅れたのが敗因です(笑)。
【オークション参加】
2月にMBA Games(他のビジネススクールと共にSpecial Olympics(知的障害のある人達の社会参加をサポートする団体)のアスリート達とスポーツを楽しむイベント)への募金のためのオークションが開催されました。
通常オークションにかけられる商品・サービスは冊子になって事前に配られるのですが、参加してみると冊子には掲載されていない品も数点あり、その中にハリケーンズ関連のものが2点出品されていました。
1つ目はハリケーンズのスーパースター・Eric Staalの使用済み&サイン入りスティック。もう1つは選手のサイン入りTシャツ。これらの商品はサイレントオークションといっていわゆる参加者が声を出して金額が上がっていくタイプとは異なり、置いてある紙に自分の希望する金額を書き込んで、終了時に一番高い金額の人が落札という形式でした。
そもそも冊子には掲載されていなかったためみんなノーマークだったのかスティックのその時点での金額が$70になっていました。これは安いでしょう!ということで調子に乗ってオークションに参加です。用紙に金額を書き込む際に強烈な視線を感じたのですが、私が書き込むや否やこの商品の落札にものすごい気合を入れているクリスが猛烈なダッシュをしてきて、さらに金額を上乗せしてきます。
一度欲しくなってしまったものはよく見えるもので、こっちも負けじとクリスがトークに夢中になっている間に記入していると、別の韓国人も参加してきて3人の戦いに。さすがに金額が高くなってしまったので脱落しましたが、最後はクリスが$220で落札。
スティックを諦めたため、ターゲットをTシャツに変更です。ここにもクリスの名前があったのですが、彼はスティックに全力を尽くすためにTシャツを諦めてくれたみたいでこちらは難なくゲットすることが出来ました。
【その後】
ハリケーンズはその後Eastern Conference2位でプレーオフに進出したのでまだまだアイスホッケーシーズンは終わりません。Dukeバスケでの不完全燃焼さをアイスホッケーの躍進でスカっとさせて欲しいです。