KBSは、3月29日の卒業式を迎える月になります。
今月は、私が2年間KBSで過ごした感想を交えながらお伝えできればと思います。
研究科全体について
KBSは、2年間全日制のため、仕事から離れなければなりません。それは、仕事を中断する、あるいは、仕事を辞めるということです。それぞれのキャリアを考えたとき、KBSでの2年間がそれ以上であることを期待して入学すると思います。リストとチャンスを検討して各学生は望んでいるということ、それに応えるカリキュラムだったと思います。
教授と学生との関係について
KBSは、1学年90名近くの学生がいます。教授は30名ほどで、分野によってばらつきはありますが、それぞれの分野で活躍されている教授ばかりです。授業を受講生かどうか関わらず、先生方は学生の質問や不安なことなど色々なことに相談にのってくれるという教授と学生間の近さを感じることができました。私の場合、就職活動においても相談に乗っていただいたこともあり、自分自身が近さを感じることができました。
カリキュラムについて
1年生では、基礎科目・専門科目と履修し、2年生では、研究室に入室し、それぞれのテーマに関して個人研究を進めています。基礎科目8単位・専門科目10単位・修士論文で構成されて卒業用件になります。私の場合、2年生では、修士論文に集中することを決めていたので、専門科目は最小限にとどめ、あとは聴講するなどしていました。学生により、興味があると教授の許可があると聴講がゆるされるので、多くの授業を履修に関係なく関わることができます。
研修室活動について
指導教官により異なることが前提です。課外活動(ゴルフ・飲み会・研究会公演開催など)が多く行われます。メーリングリストを作成しているので、研究科全体での広報によって学生は参加することができます。研究室に入室するまえは、他の研究室との交流はっどのようになるのか気になる点のひとつでしたが、研究室をこえて交流を図れたんではないかと思います。これは、教授と学生との関係が近く感じることのひとつだとも思います。
図書館・事務室について
まず図書館についてですが、経営学にかんする多くの書物などがあるため、論文作成において要求をみたしてくれました。また、KBSの図書館にない場合は、他のキャンパスに問い合わせ、国立図書館から取り寄せなどしてくれるので、大変便利です。
論文作成においては、学生間の情報交換の場でもあるので、非常に助かりました。次に事務室です。各手続きにおいて非常に需要な場所です。学生は、IPでの手続きや証明書の発行、履修の手続きなどすべて事務所を通します。そして、時間厳守を徹底しているので、遅れはほとんど許されません。
就職活動について
KBSでは、キャリアウィークの開催、ジョブフェアなどでは多くの企業を集めて説明会を行ってくれます。それを通じて企業の担当者と交流をもつことはできます。ただし、就職活動の支援は積極的に行っているとはいえないと思います。各学生は、人材紹介会社に登録したり、直接企業に問い合わせするなど行っています。論文が終了してから活動開始する学生がおおいので、学校にはこなくなります。その結果、情報交換に乏しくなることも事実です。
私のKBSでの感想
年齢も仕事の経験も様々な学生が集まって2年間を過ごしてきました。私の場合、外国で仕事し、KBSに入学をしました。KBSでは授業でも授業後も日本企業の文化や日本では当たり前とされている常識などを同級生から学ぶことができました。そして、私の経験してきた海外勤務のお話もできました。私は入学するときに、何に貢献できるか?という質問に、自分の経験を周りの学生に伝播できること。と回答しました。それが2年間を経て、できたのではないかと感じています。そして、それを可能にできた環境だったと思います。
KBSは、教授も学生も一線で働いている方が多くいます。彼らと交流できるのは、仕事を2年間離れてもそれ以上に得られる機会だと私は思い、KBSに入学することができたことが貴重な財産だったと思います。