ついにMBA生活最後となる学期に突入しました。Term4には色々と魅力的な科目がたくさんあって迷いに迷った挙句、以下の2科目を履修することにしました。
・ プロダクトマネジメント
・ 戦略的提携(Strategic Alliance)
【Last Team】
通常クラスの課題はチームで提出するのでチーム内の伝達やメールのやり取りにFuquaのメーリングリストをチーム用に作ることが多いのです。そしてそのメーリングリスト名にチーム名を名付けます。プロダクトマネジメントのチームはこのチームがFuqua最後のチームだということで、チーム名を"Last Team"と命名しました。
さてこのプロダクトマネジメントの授業は、ケース、レクチャー、企業からのスピーカーという構成になっていました。この授業の特徴はとにかくたくさんのスピーカーの話を聞くことができたということでしょうか。毎週様々な企業(以下参照)のブランドマネージャーが自分の手がけてきた製品をどうマネージしてきたか、どういう問題に直面 し、どのように解決してきたかを熱く語ってくれます。そして生徒もガンガン質問します。
・ P&G
・ Billboard and the VNU Music and Literary Group
・ Teleflora
・ Carolina Hurricanes
・ RBC Centura
・ Information Resources, Inc.
・ Broadcom
・ IBM
この中に私がファンのアイスホッケーのカロライナハリケーンズとそのスポンサーのRBC Centura(銀行)が入っていますが、このスピーカーシリーズに加えて両社に関係する課題があったのです。教授も今年初めてやるから上手くいくかわかんないなぁと言ってましたが個人的には非常に楽しめました。
まずチームの中で2名(全員じゃないのが残念)がハリケーンズの無料チケットと駐車券をもらえて、実際に試合を見に行きます。そこで20名のファンを捕まえてハリケーンズとRBC Centuraブランドに対する質問をを投げかけて、ファンの間にどのようにブランドとして浸透しているか等の調査を行いました。その上でハリケーンズのマーケティングプランを考えるというのがこのクラスの一番最初のチーム課題でした。
評価は教授、ハリケーンズとRBC Centuraのマーケティングマネージャーの3人の評価を合わせて下されるという初の試みだったようです。ハリケーンズのファンだということもあって、この課題には力を入れていたのですが結果 はクラスで最高得点ということでチームメイトとハイタッチをして喜び合い、チームの幸先のよいスタートが切れました。
これ以外の課題はすべてシミュレーションソフトを使って行われました。製薬会社のプロダクトマネージャーとなって自社、競合他社、そして市場環境を考慮しながら4P(Price / Product / Promotion / Place)の意思決定をし、自分達の設定したゴール(マーケットシェア、利益、株価等)目指して8年間(意思決定は1年に1回行うという設定)に渡るブランドの経営を行います。
1年間の意思決定を入力し終えるとすぐに自社・他社の結果をすぐに見ることができ、必要な情報を調査会社のレポート(各社のパフォーマンス、消費者リサーチ、チャネル情報等々)を購入して結果 を分析し、チームで議論を行い、次の年の戦略を練るという風に進めていきます。
こういう結果が目に見える系の競争にはビジネススクール生は基本的にものすごく気合を入れてきます。このチームは私を入れて6人、そしてほとんどのメンバーが卒業後マーケティングの仕事をする予定、みんな結果 にはこだわっているということで最初の2年間の意思決定は議論が白熱。ちょうど金曜日だったので途中で抜け出してFuqua Fridayから取得した食事をチームルームに持ち込んでの長丁場で、ミーティングが終わった頃にはみんなげっそりしていました(笑)。
最後の授業で各チームの成績が発表され、利益、販売数量、株価、シェアとどの分野でも1位 になれなかったのが悔やまれるところですが、レポートの成績はよかったのでよしとしましょう。
このクラスの最後の授業が2年間のFuqua生活での最後の授業となりました。隣に座っていたチームメイトのビンとの記念撮影です。