マネージングディレクター 中川 英高

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プロフィール
中川 英高 マネージングディレクター
2020年8月入社 CxOチームにて主にスタートアップのCFO/管理部長ポジションを担当

■ これまでのご経験、現在の担当領域を含め、自己紹介をお願いできますでしょうか?

新卒で住商リースという総合リース会社に入社して法人営業を行い、起業を経てMS-Japanという管理部門特化の人材紹介会社に転職しリクルーティングアドバイザー、という経歴です。

住商リースでは法人営業を3年半おこないました。金融業界の1社であり、簿記の勉強をしたり、毎日のように決算書を見たりしていたのですが、私が担当している領域の経理財務の方々の仕事を理解するためにそれが非常に役立っていますね。

起業については本当に若気の至りで、まわりの方々に迷惑をかけまくってしまいました。当時関わってくれた方々には申し訳ない気持ちです。半年で諦めて改めて会社で働こうと思って転職しました。

その会社の事業が人材紹介でして、消化不良だったので改めて人材紹介をしっかりやろうと思って、MS-Japanに入社しました。そこで約12年間、経理財務、人事、法務等管理系職種の方のご支援をしていました。

現在はスタートアップ企業のCFOや管理部長の方をメインにご支援をしています。2020年8月入社で3年半の在籍になります。

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■ ご入社に至った経緯を教えていただけますでしょうか?

前職の後半3年ぐらい管理職として仕事をしていました。当時家庭の事情で残業ができない状況だったんですが、MVPを取らせて頂いたこともあり、新しい管理職像を目指してほしいということで管理職になったんです。
何とかやっていましたが、コロナが来てしまい、保育園が休園になって子どもたちが家にいる状況になり、稼働日数を減らさざるを得ない状況になりました。当たり前ですが稼働日数が少ないからといって目標が下がるわけではなく。業績も上がらず、かなり苦しい状況でした。愛する子どもたちを嫌いになりそうでしたね・・・。

前から感じていましたが、この時に改めて自分は管理職に向いてないなぁと痛感しました。「モチベーションぐらい自分で上げてくれよ」と言うのを必死でこらえて何とかやっていた感じです。管理職失格ですよね。
プレイヤーの仕事の方が楽しいし明らかに向いている。また、60歳以降も、何なら80歳でも仕事をしていたい。それができるのがプレイヤーだと思い、プレイヤーを極めようと思いました。

MS-Japanは良い会社ですが、かなり仕組みが整っていて、その仕組みの中でうまく仕事をすると業績が上がるようになっています。プレイヤーとしてレベルアップするには厳しい競争のマーケットに放り出される必要があるだろうと思って転職を決断しました。

フルリモートワーク可能、KPIマネージメントをされない自由さ、といった観点で転職活動をし、当社にご縁があり入社させて頂きました。

■ 入社してよかったなと思ったことがあれば教えてください。

まずとにかく自由すぎてびっくりしました。その自由さが何よりも僕にとってはありがたく、良かったことです。KPIの目標もありません。また一定の業績を残していれば何の報告義務も無いですし、フルリモート環境なのも最高です。

何かを提供してもらっているというよりも、インフラとして活用させてもらい自由に活動させてもらって、インフラ利用料として売上の一部を会社にお支払いしているという感覚ですね。

■ 仕事の中で心がけていることはありますか?

いろいろあるのですが、一つ挙げると、「量も追う」ということです。
当社の多くのコンサルタントは、ある程度お客さん、求職者を絞って深いお付き合いをする中で、単価の高い案件を決めていくというやり方をしています。効率的でうらやましいです(笑)

僕の担当領域は、1社1~2名しかポジションは無く、また常に企業、求職者双方に多くのライバルがいます。1つの求人、1人の求職者に拘りすぎてしまうと、業績が安定しない。もちろん案件一つ一つに思い入れを持ってやっていますけど、常に新しい企業、新しい求職者を探して日々マッチングしていく必要があります。単価もスタートアップの中では比較的高いとは思いますが、当社の他の皆さまと比べると低いですよね。なので面接数もある程度多い状態をキープするべきだと思っています。これはKPIを目標にしているのではなく、可能性のあるマッチングを数多く手がけた結果としてKPIが多くなる状態を意味しています。

当社のカルチャーだと私の面接数や決定企業のバラエティに驚かれるのですが、マーケット的にそういうものだと思っています。

それ以外だと、「仕事に気持ちを込める」「違和感を大切に」等を心がけています。

■ 印象的だった成功事例を教えてください。

印象的だったのは、とあるスタートアップのCFO候補の案件です。その企業は、役員が3人いて、うち2人がとある高校出身だったんです。お付き合いが長い企業で雑談の中でそれを聞いていました。
探している中で経験がフィットする求職者の方に出会ったのですが、希望の業界と違うのであまり興味持たれないだろうなと思ってその企業の紹介は控えていました。
何気なくその方の履歴書を見ていたら、なんとその方もその高校出身で、ひょっとしてこれをフックにマッチングできるのでは、と思い、「高校の先輩が経営している会社」としてご紹介して、興味を持って頂いてカジュアル面談をセッティングして、結果決定に至りました。
非常にフィットしていて活躍されているというお話を聞いています。

■ 中川さんは「CFOの仕事術」というコンテンツを作られていると思うのですが、このコンテンツを作ったきっかけはありますか?

これは、業績のために作ったコンテンツではないんです。CFOの仕事ってすごいと思っていて、CFOのパフォーマンスが企業の成長に大きな影響を与えると思っています。彼らのすごさをもっと世に伝えたいと思って始めたのがCFOの仕事術です。特にきっかけがあったわけではなく、前からやろうと思っていたのですがなかなか本業以外の時間が取れずできていなかったところに、時間を作れたので始めたという感じです。業績のことだけを考えたら、もしかしたら通常の紹介業の仕事だけしている方がいいのかもしれません。
少しでもCFOやCFOを目指す方々の学びになったら嬉しいですし、CFOを目指そうという人が増えてくれたら嬉しいなと思っています。

ちなみにインタビューへ出て頂いている方の何名かは、私個人としては接点がなく、社内で繋いで頂いた方です。当社は多くのPEファンドの方とネットワークがあり、PEファンドからスタートアップへ転職された方とも繋がりがあることが多いです。これは本当にありがたいことです。
また、柔軟にHPにコンテンツを加えて頂ける社内の体制もありがたく思っています。
そういう意味では当社でなければできなかった取り組みだと思います。

■ 業績だけを追いかけない、キャリアインキュベーションらしいコンテンツですよね。

そうですね。一人でも多くの活躍するCFOを増やしたいと思っていて、それによってスタートアップが成長して、少しでも社会が良くなればいいなと思って仕事をしています。
CFOの皆さまは志を持ってその企業で働かれています。その志に伴走しつつ、それが伝播していく仕掛けを作っていきたいと思っており、「⼈と企業の志に伴⾛し、可能性を共に拓く」という当社の掲げる経営理念とも合致していると思います。

■ 大変だったことや苦労したことがあれば、伺えますか?

入社して1年半ぐらいはすごく苦労しました。専門にしている管理系職種以外もやりたいと思って入社したんですよね。ビジネス職のマネージャー以上の求人は何でもやってるような感じでした。ただ、求人の希少性が低く、私の専門とも違う求人を取り扱っているためか、求職者が全然捕まらない。一方通行の連絡が多い状況でした。
また社内にスタートアップを担当している人が他にいるわけでもなくお手本がいるわけでもない。もちろんそういった場合は放置されるわけではなく一定フォローして頂けます。ただ結局は自分で試行錯誤して解決するしかない。
自分で望んだ環境ではありましたが、結構辛かったですね。
そこで原点回帰し、CFOや管理部長に絞って業績が一定上がるようになり、今に至ります。

これは私の考え方なんですが、山も谷もない変化のない仕事をしていると、話のネタができない。あと何となくですが早くボケてしまいそうで。辛いときはそりゃ辛いんですが、良い話のネタができたな、ぐらいに捉えて、手を変え品を変えやっていけば何とかなると思っています。そこのメンタルの強さは私の唯一の武器かもしれないです。

■ キャリアインキュベーションの特徴を中川さんの口から話していただくとするとどういう会社だと思いますか。

居心地のいい、自由を認めてくれる、社員は皆さん優秀で、話していると勉強になる、そんな会社です。

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■ 最後に、どのような方に来ていただきたいですか?

スタートアップ業界で一緒に仕事して頂ける方を求めています。
当社の中ではスタートアップのマーケットはメインストリームではないのが正直なところです。求職者のHP流入もまだほとんどありません。競合もたくさんある中、なんとか武器を作って勝っていかなきゃいけない状況で、今それを頑張って作っています。決まった商流を上手く早くこなすような仕事とは全く違う仕事だと思います。道なき道を行くことに楽しみを感じられる人、試行錯誤するのが楽しいと思える人がいらっしゃったら、すごくフィットする環境だと思います。
あと個人で動くことが多い分どうしても孤独を感じてしまいやすいので、孤独に強いことは必要かもしれません。当社で実績を出している方は皆さん孤独に強いというか、セルフモチベートができる方という印象です。

求めるものばかりお話してしまいましたが、こちらから提供できるのは、VCや優良スタートアップとのネットワークと、基本的にやりたいと言ったことにNOと言わない社内の体制です。

やりがいと、うまくいったときの充実感は非常にあります。自由に裁量を持って仕事がしたい方にはとても魅力的な環境だと思います。

キャリアインキュベーション募集要項はこちら

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