お待たせ致しました!三回目のレポートにして、やっと現地情報になります。UC Berkeley (Haas)では、入学オリエンテーションや本格授業の前に、Summer Workshopが2週間あるということで、私もそれに参加すべく、前日に日本から現地入りしました。
渡米・生活準備
8月4日にサンフランシスコ国際空港に到着すると、まず日本との気候の違いをすぐに実感できます。昼間の気温が25度ぐらいで、湿度はほとんどないのです。ホントに快適!その後、日本で予約しておいたSummer Residence Hallにチェックイン。メールを開くと、クラスメイトからDinnerの招待がきていたので、US初日の夜はエチオピア料理の店で20人ぐらいとDinnerをしました。自己紹介、今までの経歴などを中心に話しているうちに、いつの間にかこの2年間の学生生活を勉強・就職活動以外に何をしたいかなどで盛り上がり。これからの2年間ほど、人生において自分の時間をフリーに使うことはできないことを誰もが自覚しているんですね。
数日後、宿泊費が高いResidence Hallを出て、2年生のお部屋をSubletさせてもらうことにしました。しばらくはここを本拠地として、Summer Workshopに出席しながら、午後は生活準備(住居・銀行・学校手続き)に時間を割くことにしました。8PM過ぎぐらいまで外が明るいので、Berkeley街を歩き回ることにより、ある程度土地勘もつきました。
Summer Workshop
クラスはQuant MethodsとCommunicationsの2つ。前者は、俗にMath Campと言われていて、初歩的な数学から始まり、統計学、ファイナンス基礎(NPV、IRR)等広範囲をカバーし、後者は主にインターナショナル学生向けにチームプロジェクトを通 じて、事業計画の策定、スピーチを行います。これらのクラスは任意ではあるものの、Math Campは過半数のMBA学生が受講しています。私はMath Campのみ受講し、それ以外の時間帯を生活準備とクラスメイトとの交流にあてることにしました。授業が終わると同時に、必ず誰かが立って今日は「どこどこのBarで集まろう!」と周知するのです。Berkeley周辺に限らず、時にはサンフランシスコのお洒落な店が指名されることもあります。
授業自体は、Workshopということもあり、リラックスして受講することができます。当初、連立方程式から始まったことに愕然としましたが、授業のペースは速く、3時間クラスの後半は、線形数学を用いた損益予測まで進みました。教授は日本の大学の教授とは比べものにならないほど、分かりやすく、楽しく教えてくれます。ただ、大学から離れて随分たった今、1日3時間も集中力を切らすことなく、数学をするのは誰にとってもつらいものがあります。。。
その他
このレポートを読んでいただいている方の中には、Haasへの出願を考えている人もいると思いますので、少し日本人合格者について紹介します。Haasの新一年生は私を含めて、6名います。一人はVisa関連でまだ現地入りできていませんが。(クラスの総数は240です)皆すごく個性的で、また今後の人生をしっかり考えようとする人が多いかと思います。それには理由もあり、実は4人が会社を退職した私費組なのです。他のビジネススクールでは私費の割合が2割程度と考えると、大変多い人数です。バックグラウンドも、ばらばらで、鉄鋼、投資銀行、ハイテク、通 信といった感じです。職歴は私の4年を除くと皆7~9年あります。よくアプリカントの方に聞かれるので参考までに書きましたが、特に「傾向」というものはないと思います。
次回はオリエンテーションレポートをお届けします。
#今回の写真は、UC Berkeley近辺で最も賑やかなTelegraph Avenueの風景と授業終了後のMath Campのクラス風景をお届けしました。