今回のレポートは一学年終了したことについて、率直な感想をレポートしたいと思います。特に、MBAに行く前と一年たった今の時点でのMBAに対する意識の相違などざっくばらんにお伝えできればと思います。
タイム・マネージメント
MBAでまず最初に取り組むのがタイムマネージメントということは行く前からもよく聞いていた話でした。それと同時に、1学年の一学期は最も忙しいということ。これを乗り切れば、あとは楽になるはずと、、。
実際、1学年の一学期は、学校(授業そして膨大なアサインメント)に慣れる、生活環境に慣れる、インターン就職活動スタートと大変忙しい日々を過ごしました。2学期になると相当楽になるというのは語弊があるような気がします。慣れてきたせいもあって、精神的には余裕が出てくるのですが、時間的には1学期より忙しい毎日でした。他のビジネススクールは分かりませんが、Berkeley MBAでは周りの友達も口をそろえて同じようなことを言っていました。実際、睡眠時間も2学期の方が短かったですね。これは、学業以外にもさまざまなことにチャレンジしているからです。
Berkeleyでは例年、入学審査書類に「1日が28時間になったら、あなたはどうしますか」というミニエッセイがあります。これはMBAライフをうまく表現していますが、その28時間から今度は一気に一日が20時間になったらあなたはどう対処しますかという質問の方が2学期に関しては当てはまるかなと感じました。1学期もあっという間に過ぎてしまった記憶はあるのですが、2学期は時間がさらに加速して過ぎ去ったというのが正直な印象です。卒業したばかりの2年生に聞くと、2年度は更に時間が加速するとのことです。
ネットワーキング
日本でのMBA記事や受験生の方から受ける質問から、MBAはネットワーキングをする場であるということがあまりにも誇張されて伝わっているような気がします。世の中でいうMBAネットワーキングという言葉は表面 的な関係作りに聞こえてしまうので、すごく違和感があります。そんなコネづくりのようなネットワーキングパーティーばっかりしているわけではありません。むしろ、普通 の学生と同じで仲の深い友達づくりの方が一般的です。
その延長線上で、将来への夢や仕事に対する価値観などを話し合ったりするわけです。もちろん、Berkeley MBAコミュニティに入ることで、卒業生との面識がなくても就職活動においてOB・OG訪問がしやすくなったり、卒業後いろいろと仕事の相談に乗ってもらえたりというのはあります。ただ、それだけで職を得たり、仕事を回してもらえたりというのはないと考えた方がいいでしょう。それより、このMBA2年間にできた友達はかけがえのない一生の友達となり、あらゆる面 で自分をサポートしてくれることになるであろうという意識が芽生えると思います。