8月も3週目にはいり、いよいよインターンも大詰めを迎えています。現在は進行中のプロジェクトと、来週末(最終日)に社内で行うインターン最終プレゼンの準備をする毎日です。MBAレポートの方はというと、5月後半の内容で遅れ気味ですが、今回からしばらくの間、実際にインターンプログラムで経験した仕事の内容を中心にお伝えします。
5月19日からインターンを開始し、急ピッチで二つのアサイメントを5月中にこなしました。
■アサイメント(1)
金融業界のM&A戦略のプロポーザル作成
投資銀行部での最初のアサイメントは、よりによって殆ど関わったことのない金融業界の仕事であった。アサインメントの目的は、特定の金融業サービスに関する世界各国での市場リサーチ、各種の外資規制調査とマーケットポテンシャルの把握、そして潜在的な買収先の選定、買収プロセスやストラクチャーのデザイン、という非常に広いスコープのもの。アサイン初日に近くの本屋で「よくわかる~業界」といった趣旨の本を購入、業界の一般 常識だけでも理解しておくように努めた。
アサイメントでは、金融機関の「トップマネジメントの視点」をもつと同時に、「財務アドバイザーとしての専門的な視点」、「法制や会計等の技術的な観点」も同時に必要とされるものであったため、非常に知的刺激に満ちていた。法制等の分野は前職での経験が役に立った。
最初は慣れないIT環境で四苦八苦しながらも、なんとか作業を終了し、最後は金融グループの方々数名にプレゼンテーションをして一段落した。
■アサイメント(2)
コンシューマーグッズ製造会社のM&A戦略のプロポーザル作成
そうこうしているうちに、次はコンシューマーグッズ製造会社に対する欧米・アジアでのM&A戦略立案業務をアサインされた。業務としては先のものと共に「M&A」に属するものであるが、部内では異なる産業チームからのアサイメントである。このように複数のチームとの業務を経験できるのが、弊社での「プール制」と呼ばれるインターン・プログラムの特徴となっている。
またしても全く馴染みのない業界であり、さらに「よくわかる~業界」も存在しないようなスペシフィックなセグメントであったため、これまた参った。助かったのは会社内のイントラネットが「超」がつくほど整備されており、そこからあらゆる調査レポート(内部・外部機関のもの)がとれることだった。入手できるものを片っ端から目を通 し、現在は業界の感覚を掴むよう努力している最中である。同時に、海外オフィスとも連携して、パートナーシップ等の潜在的な相手先を模索しているところである。