Campus Report 2003

関 伸彦 to Sloan School of Management, Massachusett Institute of Technology(全28回)

MBAホルダーへの道

Vol.16 今学期のレビュー(特に英語)

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しばらくご無沙汰していまっていましたが、Final終了直後に私は日本に帰ってきました。今は某メーカにてインターンをしております。期間は10週間と比較的長めですので、インターンの状況等に関しては、差し支えない範囲でまたおいおい書いていくことにします。

今回は、その前に今学期(冬学期)のレビューをしたいと思います。本来であればMBAの内容が先にくるべきなのでしょうが、まずは個人的に(きっとドメスティックな方で留学を考えている方も)関心の高い英語の上達状況に関してです。

今学期は英語上達に向けて、通常のMBAプログラムの流れでできるクラスでの発言回数を増やす、チームメートとのミーティングの回数を増やす、といった事に加え、次の2つの努力をしていました。
1.地元のAdult Education Centerの発音・イントネーション改善のクラスに通 う
2.日本語の習得に興味がある同級生を捕まえ、日本語を教える代わりに発音矯正を定期的にしてもらう。

最初にも書きましたが、英語の改善というのは私の中では依然として大きなテーマであり、せっかくの機会なので使えるものはなんでも使っていこう、ということでこれらをすることになりました。

先学期の段階では、耳は大分慣れたのですが、実はしゃべる段になると、自分的には普通 に格好良く話しているつもりなのですが、チームメートにすら「What's that?」と聞き返されることが多くありました。これに危機感を持った、というのも上記の活動をした理由です。相手から聞き返される場合はまだ良いのですが、下記のような症状も多く見受けられ、やはり発音・イントネーションは継続的に改善していく必要があると強く感じるようになりました。
1.相手がこちらの言ったことを(簡単なことにもかかわらず)確認するかのようにリフレーズする
2.なかなか面白い冗談を言ったつもりなのに、反応が異常に薄い(笑)。

日本人の同級生がNativeの友人達と一緒に、日本人の英語スピーチを聞いたときのことです。その日本人的には「なんて上手い英語スピーチなんだ」と思ったらしいのですが、あとでNativeの友人達に聞いたところ、「全く分からなかった」と言っていた、ということがあったそうです。この話を聞いたとき、同じ事が自分の身にも起きているのではないかと不安に思いました。そこで、時間は捻出すればよいことなので、一度発音のレッスンを受ける必要があると考えるようになりました。よく考えてみると、文法や単語などは散々勉強してきたのですが、発音となると、一度もちゃんと教わったことがなかったからです。

それでまずは、1月中旬から3月中旬の間、授業の合間をぬって、毎週火曜と木曜の夜にCambridge Adult Education Center(以下CAEC)に通うことにしました。ここでは、主にイントネーションと、あとは特定の音の発音(th vs s, l vs rなど)を改善するクラスを取りました。このクラスは、さすがにAdult Education Centerだけあって、非常に安いことが特徴でした(20回で$200弱。1回90分で$10以下)。それだけに、クラスの質も回によって当たり外れがあったりはしました。

それでも、幾つか重要なことを習うことができたのと(イントネーションの考え方等)、なにより「ベストを尽くしている」という自信のようなものを作れたことが大きい気がします。これ以上はもうどうしようもないから、あとは積極的に話していく以外にないという、自分を更に前に押しやるような自信です。あとは、Nativeが使うcontraction(単語をつなげて話す)を深く理解することによって、Listening力が上がった(と思われる)のは予想外の収穫でした。

加えて、上で書いたスピーチのような状況に陥らないためには、より実際の状況に近い普通 の会話の中で、自分の英語がNativeにとってどう聞こえるのかを把握し、フィードバックを貰っていく必要があると感じました。そこで、Sloanの同級生でHK生まれ、Guam育ち、大学以降は本土で暮らしているGraceという女の子を捕まえて、毎週2回(当初は1回)Language Exchangeを行うことにしました。彼女も自分の日本語を上達させることに興味を持っていたため、私の案を快諾してくれました(GraceはGuamにいた時に、7年間以上日本語を学校で習っていたので、そこそこ日本語の素地が既にあるのです)。

ところで蛇足なのですが、ここ東海岸の端の、日本からの直行便もないボストンでも、日本語が話せるアメリカ人が多いことに驚きます。私の住んでいるポーターという地域は、いたって普通 の町なのですが、スターバックスの店員やGAPの店員などが、突然「日本人だろ?」と聞いてきて「昔、仙台に3年住んでたんだ」とかいうことを言ってきたりすることが良くあります。日本は最近は低調だったりもするので、海外ではもはや誰にも気にされていないのではないか、と考えてしまったりもするのですが、依然として非常にプレゼンスの高い国なんだと実感させられることが良くあります。

Graceとのセッションは、学期の中盤に始め、3ヶ月近くやったのだが(来学期も継続予定)、やはり彼女から学ぶことは非常に多いです。例えば、私などが「いかにも日本人英語で、スピードも遅くて、あまり格好よくないなぁ」と思っていた同級生の英語が、私の英語よりもNativeにとっては遥かに聞き易いということが分かったり、これまで自分では問題があるとは全く思っていなかったLの発音(特に2番目:class, glass, flightなどのL)に致命的な問題があることが分かったり、さらには同じく全く思い当たらなかった-lyのLの発音(really, directlyなどのL)にも問題があることが分かったり、といった感じです(それにしても、Lの発音の難しさは想像以上でした...)。

学期の最後のあたりでは「あ、また同じことを言われた」という状況が多くなってきて、自分の問題点が良く分かってきたと共に、発音矯正の難しさを感じています。Graceに指摘されたずぐあとにやってみる発音には問題がないらしいのですが、やはり無意識に話している時は、まだまだ改善されていないようです。まあそれでも、「正しい発音方法がようやく分かってきた」というのは大きな収穫だと感じています。先学期は、正しい発音方法を真の意味では知らなかったので、聞き返されたときなども、とにかく大きくゆっくり話すことしかできず、きちんと発音し直すことすらできなかったのですから。

また、以前は苦手だった電話でのオペレータ(例えばFedexの不在配達依頼とか)との会話などで、聞き返されるシーンが少なくなってきた気がしています。気のせいか、同級生の僕の冗談への反応も良くなってきた気がします。この間は、先学期からのコアチームのメンバーの女の子も「最近、この数週間だけでもNobuの英語は良くなってきてるのが分かるよ」とも言ってくれた。さらに、thの音などもGraceによると相当改善されているらしいので、これからもくじけずに継続的にやっていきたいと考えています。「継続は力なり」ですしね。

さて、以上が、今学期の英語レビューでした。よく考えると、今学期のクラスレビュー、来学期に取る予定のクラスなど、まだまだ書くことが沢山あるので、当分インターンネタには進めなさそうな気がしてきました

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