Campus Report 2004

熊谷 真理 to UCLA Anderson School of Management(全20回)

MBAホルダーへの道

Vol.2 生活の立ち上げ: dream home?

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前回はなんだか硬かったので、学校以外の生活の立ち上げについて書こうと思います。UCLAは州立大学のため、学期が始まるのが他の学校に比べて大体一ヶ月程度遅く、9月後半のリーダーシップファウンデーションまでマンダトリーの授業はありません。学校自体の雰囲気もカリフォルニアらしいのんびりしたもので、アメリカ人の学生の多くは9月2週目までそれぞれ旅行などを楽しんでいます。

学期が始まる前でも生活の立ち上げ、プレオリエンテーショントリップ(親睦を深めるという目的でワイルドなアウトドアで遊びまくる)、ウェイバー・イグザム(既に知識がある科目についての免除試験)、運転免許の取得など結構忙しい毎日が続いています。

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ハイチュウも何故かある

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ロスに到着!

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友達の出迎え

家探し

アメリカで生活の立ち上げに必要なものは、住まい関連、車関連、金融機関関連、その他公共機関への届出などに大きくまとめられます。海のそばにどうしても住みたかった私はサンタモニカ中心に友人とアパート探しを7月半ばから始めました。

冗談ではなく、プールやジムが当たり前になっているロスの住居事情は東京より素晴らしいものですが、家賃の幅も広く、建物も築30年も当たり前という"old is good"という意識が浸透しているため、やや東京の感覚からいうとずれがあります。

ロスのダウンタウンでは1920年代の建物をリノベートして高値で賃貸に回すというカリフォルニア住宅バブルを具体化したような物件も多くありました。このような古い物件もLA confidentialのようなやや古い?映画を好きな方にはよいかもしれません。UCLAのロケーションは抜群です。あのビバリーヒルズも含めて住みたいところに住めるといっても過言ではなく、学生の多くはカープールというシェアライドで悪名高い渋滞を避けられる範囲内で散らばっています。

やたらにロイヤル、パラダイス、パレスなどが多いのは笑えるところですが、南カリフォルニアの住環境は確かに恵まれています。どこに行っても毎日マラソン大会状態という健康的な環境の中で、アメリカには珍しくご飯がおいしい。こういったソフトな魅力も2年間勉強に打ち込むためにも、大事なことなのかなと思います。自分の好きなエリアやアメニティが明確になれば一定の予算内で概ね候補物件が固まってきます。

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家のそばのビーチの写真

エリアと物件が固まれば、オープンハウスという形でまだ人が住んでいる家に見学に行きます。ここでは前の住人のコメントというのは非常に重要なので、意味もなく長話して友達作りに励みました。候補物件の多くは前の住人も大学院生というケースも多く、アメリカ人同級生には既に家を購入して賃貸収入を稼ぎまくる大物もいました。

設備以上に管理のレベルは本当にばらばらです。管理人常駐であればよいのですが、小さなタウンハウスの場合は何かトラブルがあれば対応は二週間後ということもあります。この点を甘く見すぎてしまったことが、私たちの家探しの第一の反省点です。自分で治すことも可能なのですが、クラスが始まるとかなり面倒になってしまうかもしれません。環境、設備、管理に納得がいけば値段の交渉に移ります。

家主も大手管理会社や個人でかなり対応が違います。個人オーナーの場合はレントについてもかなり交渉が可能で、話が合えば2割引や3割引は当たり前という印象を持ちました。礼金は求められないといっても、家主によっては他の名目で敷金を返却しないケースも散見されるようで、なんでもありという感じです。

大体アンダーセンの学生であることを述べれば好意的に取り扱われるのですが、外国人という理由で通常の3倍の敷金を要求してくる家主もいて気が抜けませんでした。結局、卒業生から市場価格の3割引程度でロフト付のやや古いビーチハウスを友人と一緒に賃貸することにしました。自分のプロファイルはどんどん話したほうが得なのかもしれませんね。

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ロフトの写真

契約は申込書、アグリーメント、インベントリーチェックなどを経て終了しますが、かなりいい加減です。契約期日に家に入ろうとしたらまだ人が住んでいたとか、掃除がまだされていなかったとか、問題は多くあります。家賃さえもらえればOKという適当な家主も多いため、東京では当たり前のことでも当てはまらないことは多いような印象でした。

また、住んでみてわかることも多くあります。ビーチということで喜んでいた私たちですが、サンタモニカ市長は筋金入りのリベラルで、ホームレスを独自の票田とみなしているため、尊厳の保障と三食昼寝付というベネフィットを全てのホームレスに保障しています。

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従って、サンタモニカは犬よりもホームレスが多いという特殊な街環境であるため、慣れるのに時間がかかりました。生活の立ち上げを早く済ませておかなかったら私たちもホームレスになっていたかもしれません。

第二の大きな反省点はアメリカ全般に言えることですが、各地域の特色というのは際立っているため、もう少し比較検討をしておくべきだったのかなということです。左の写真にホームレスの方がいるのわかりますか?

学期もまだ始まっていないため、カリフォルニアに特化したとりとめのない内容になってしまいました。授業の内容については次回からまとめていきたいと思います。では、また来月に。

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