10月に突入して、結構寒くなるのかなとの予想に反して意外と暖かいです。10月のメインイベントといえばやはりFinal試験です。ついさっき学期が始まったと思ってばかりいたところにもう試験とは。そして2年間のMBA生活の1/8が終わろうとしていることに、日本で生活していた頃よりも数倍、時間の流れの速さを感じています。
【Final試験】
以下のスケジュールでFinalが行われました。
・10月12日(火) 9:00~12:00:確率・統計学:Probability and Statistics
・10月13日(水) 9:00~12:00:ミクロ経済学:Managerial Economics
・10月14日(木) 9:00~13:00:組織論:Managerial Effectiveness
※ この科目はサマースクールに参加したインターナショナル学生に対して試験時間の1時間延長を許可しています。
確率・統計は日本人には割と得意な科目なので問題なし。ミクロ経済は中間試験以降に学んだ分野が範囲のため、そこそこ勉強すればこれも問題なし。しかーし、組織論は全てエッセイ形式の問題でかつ授業にも大量 のリーディングが課されるため、私には(≒日本人学生)このTermで最も苦戦したし、かつ試験勉強にもかなりの時間を割く必要があります。
さて、この組織論の評価は以下の情報に基づいて下されます。
Type | Requiremet | Weight |
---|---|---|
試験 | Mid-term Final |
15% 30% |
チーム課題 | ケース1 ケース2 チームメイトからの評価 |
5% 15% 5% |
クラス参加 | Web Surveys & Group Excercises クラスでの発言 |
10% 20% |
チームメイトからの評価:すべてのクラスが終了後に教授からWebのリンクが送られて来ます。そこにアクセスして、チームメイトの良い点、改善した方が良い点などを入力します。結果 は後日まとめられて個々人にフィードバックが渡されるという仕組みです。
クラスでの発言:最後の授業にクラス全員の顔写真と名前のコピーが配られ、自分が貢献したと思う上位 15名にチェックさせられます。ちなみに自分にチェックするのはOKなので最低1票は獲得です(笑)。
Webサーベイ:毎回の授業の前日22時までにWebページにアクセスして、ケースに関するアンケートに答えます。例えば以下の様なケースでは・・・
ある企業で自分で仕事を作り出し組織を大きくしていったマネージャーJohn。しかし突然上司になった人からその組織の役割を削減するとの話が。そのマネージャーは(1)他部門への異動、(2)2年間は今の組織でとどまって仕事をする、という2つのオプションを与えられる。
Q1. どちらのオプションを選択すべきか?その理由は?
Q2. Johnの部下として働きたいと思うか?
Q3. Johnの上司として働きたいと思うか?
といった質問に答えます。その結果はセクションごとにまとめられて、教授はその結果 を使って授業で発表します。
【勉強会】
さてこのように大変な科目を1人だけで何とかしようとするのは効率がよくないと感じて、 2つの勉強会に参加することにしました。
(1)事前勉強会
同じ教授でしかも同じ日に授業がある日本人4名と昼食を食べながら、ケースの内容について分からない部分やその日のディスカッションのテーマになりそうな部分について意見の交換を行うようにしました。ケースを読んで自分なりに理解したつもりになっていても、他の人の意見を聞いたり、自分の意見を述べる中で複雑にからまった情報がすっきり整理されるという点で非常に有益なものでした。
(2)復習会
毎週金曜日にみんなで集まって、その週に習ったことで分からない部分を教えあおうという主旨で始まりました。ここでもメインはやはり組織論。組織論というだけあって、様々な業界のバックグラウンドを持つ日本人同級生達の経験談をシェアできることは本当に貴重は体験だと感じました。
授業ではその日のテーマをまとめたプリントが配られるのですが、あとで復習した際に分からないと思った部分でも15人もいれば誰かが理解しているので、疑問点の解消と復習する機会を持てるという点で有益でした。
【秋休み】
なんとかFinal試験を乗り越え、1週間の秋休みに突入です。本コースが始まってから息つく暇もなくひたすら突っ走ってきた感じですがほっと一息です。同級生の中には、海外旅行に行く人、ファイナンスクラブが主催する"Walk in Wall Street"(Wall Streetにある投資銀行を訪れて先輩の話を聞こう!)やコンサルティングクラブが主催する同様のイベントに参加する人など様々な過ごし方をしていたようです。私はただただ組織論を落としてないことを願うばかりです。