無事?に忙しいTerm2を終え、12月14日から1月19日までの冬休みに突入しました。12月15日からハワイに旅立ち、疲れ切った心身の洗濯を思う存分してきました(笑)。この原稿を書いている時点でまだ2週間程休みがあるので、これまでの勉強を少し振り返りつつ、将来のキャリア等についてもゆっくりと考える時間を設けようと思っています。
【コンサルティングプロジェクト】
さて、11月のMBAレポートでTerm2において履修しているコースについて報告しましたが、それに加えてもう1クラス受講しています。そのコースはSmall Business ConsultingというTerm2~Term4の3Termに渡って地元企業のコンサルティングを行うというコースです。4~6名の学生でチームを組み、企業の抱える課題に対して解決策の提案という形で資料をまとめ、最後にプレゼンをします。
今回このコースに参加してくれる地元企業は21社ありました。業種は銀行、ヘルスケア、博物館、学校からレストランに至るまで多種多様でどこを希望するか非常に悩みましたが、Fuquaのあるエリアはリサーチトライアングルと呼ばれる地域はヘルスケア関連のベンチャーが多いということから興味があったため、ヘルスケア業界の企業2社とゲーム業界(小さい頃ゲーム好きだったので)の企業1社で希望を出して、希望通 りにゲーム業界の企業の担当チームに入ることができました。
簡単にこの企業の紹介をします。Fuquaの卒業生L氏(現副社長)が1993年に設立した会社で、その翌年にFuquaの同級生K氏(現社長)を向かえ、この2人で会社のすべての意思決定を行っています。
企業名 | O社 |
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ビジネス |
コンピュータゲーム販売(主にPCゲーム) 販売:Wal-Mart, Target等のスーパーおよびBest Buy等の電器屋 インターネットからのダウンロード ターゲット消費者:25歳~40歳男性 PCゲームの価格:$19.99 |
所在地 | ノースカロライナ州 チャペル・ヒル |
設立 | 1993年 |
従業員 | フルタイム8人 / パートタイム3人 |
売上 | 320億円(2004年) |
L氏もFuquaに在学中に同じ教授の下でこのSmall Business Consultingコースを受講したそうで、そこからどのような経緯で起業するに至ったか、300億を超える売上を達成するまでの過程等々いろいろ聞きたいことがたくさんで非常に楽しみです。
販売しているゲームは25歳~40歳男性をターゲットにしているからかアクション系のゲームがほとんどです。下の写 真は「Space Interceptor」というゲームのパッケージで敵機を撃墜するというアクションゲームです。ちなみにPCゲームの売上に大きく関係するのがゲームのテーマとパッケージングだそうで、パッケージのデザインにはかなり力を入れているとのことです。
この会社の特徴は自分の会社でゲーム開発を行わないという点です。他社が開発したゲームのライセンスを取得して自社のゲームとして販売、またはゲームの開発会社から委託されて販売する(この場合は売上に応じた手数料収入を受け取る)という形態を取っています。
【第一回ミーティング】
Term2での作業としては、まずクライアントとの第一回ミーティングを行い、このプロジェクトでどういった課題に対して提言をするかの細部を話し合い、(1)プロジェクトの目的、(2)予想されるタスク、時間、目標期日を明確にドキュメント化し、クライアントとの同意とサインを得るところまででした。新年明けたTerm3より本格的な作業に入っていく予定です。
このコンサルティングプロジェクトの課題は、ライセンスを取得してゲームを販売する際にそのゲームがどれくらい売れそうかといった売上予測の手法を開発するというものです。
うっ、難しそう・・・。いろんな要因がありすぎてチームとして一つの結論を出すのは難しそうだなぁというのが最初の感想です。チームのメンバーは私以外全員ネイティブなので、2005年も英語でのチャレンジングな生活が待ち受けてそうです(笑)。