Campus Report 2004

竹中 重人 to Tuck School of Business at Dartmouth(全20回)

MBAホルダーへの道

Vol.5 慣れ

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慣れとは恐ろしいものです。ここハノーバーは冬らしい気候になってきました。基本的には暖冬ですが、それでも寒い日にはマイナス25℃になった日もあり、東京にいた頃からは想像を絶する環境にいます。しかし・・・です。思ったほど寒くありません。確かに少し前にマイナス5℃の寒空の中、ペラペラのフリースを着て出歩いて「寒いよー」と比較的余裕を持って言っていた時点で、微妙な違和感は感じていました。ここ数週間で激しく冷え込む日も出てきたわけなのですが、秋口から徐々に寒さに慣らされたせいか、結構マイナス25℃の中でも散歩など平気で楽しんだりしています。但し、もちろん厚着していますが。

翻って学業生活の方ですが、こちらも随分慣れて来たのかなあと感じます。秋学期の後半2ヶ月(Fall B)は、Tuckの2年間で最も厳しいと言われるタームであり、入学前からさんざん脅されたものです。しかし、Fall Aから徐々に負荷を上げられたせいか、最近は効率の良い学習法(手抜きともいう)を修得し、Fall Bではほぼ毎日8時間の睡眠を確保しました。起きている時間はほぼ全て勉強に充てていたわけではありますが、Fall Aに比べて格段に人間らしい生活を送ることが出来ました。慣れに感謝です。

そして先日Fall Bの全ての試験が終了し、Tuckでの最初の4ヶ月を無事終えました。後は単位 さえしっかり取れていれば言うこと無しなのですが・・・。今回のレポートでは、遅くなりましたが、Fall Bの授業など紹介したいと思います。

Ms. Moreau

授業紹介の前に、一言言いたいことが。Fall Bで取った統計学の授業で、常々気になっていたことがあります。「さすらいの統計学者 Ms. Moreau」の事です。統計の授業で出される課題や試験問題に毎回のように登場し、雇われ統計学者として実に含蓄のある発言をするMs. Moreau。時には新規オープンするホテルの客室のプライシングについて統計分析を行い、時には中古車ディーラーの売り上げについての重回帰分析を行います。そして私は常々「何で毎回毎回このMs. Moreauってやつが問題に登場するんだ?」という、どうでも良い疑問を胸に秘めていました。

Fall B最後の試験の後にTuckの大ホールで行われた打ち上げ。特別ゲストは何とMs. Moreauでした(実際は、Tuckのスタッフが変装していた)。 大方の予想を裏切り、実はセクシー美女だったMs. Moreauですが、統計学の教授との対談の中で実に多くの謎に答えてくれました。惜しむらくは、肝心の「そもそもなぜ毎回Ms. Moreauなのか?」については謎のままだった事でしょうか。この謎は是非来年の1年生達に解き明かしてもらいたいと思います。

Fall Bの授業

それでは授業紹介を・・・・

Capital Market

資本市場論。いわゆるファイナンス系のコア科目。カバーしたのは債権、株式、デリバティブ。毎回なかなかの量 の宿題があるので大変だった。世の中の大事な仕組みがわかったような気がして、理解した喜びを最も感じる授業でした。何故か初めて学ぶ内容にも拘わらず、得意科目でした。やはりバックグランドもあって、数字を扱う科目は比較的得意のようです。ほぼ毎回講義形式で、一部ケースがあるという授業形態でした。

Managerial Communication

マネージャとしての効果的なコミュニケーション法について学ぶ。コミュニケーションの際に考えるべき項目、メモやメールの書き方、プレゼンテーションなど。言われてみれば当たり前の内容が多かったのですが、体系立ったシンプルな教科書を使って教えてくれたので、結果 としては多くを学べた授業です。教授の教え方は良くなかったですが、学びはあったので、まあよしとしたいと思います。

Statistics for Managers

統計学。正直、超楽勝と思っていたが、甘かった。授業の進め方が、処理した統計データを如何にマネージャとしての意志決定につなげるかにフォーカスしているため、数字に強いだけでは十分では無かったです。「今日のStats Joke」から毎回の授業が始まるのですが、英語力の問題で殆どのジョークを理解出来なかったのも心残りです。でも、最後にMs. Moreauの謎が解けたのは良かったです。

Global Economics for Managers I

ミクロ経済学。ミクロ経済学がこんなに役に立つ内容だとは思いませんでした。異様に大量 のリーディング・アサインメントを科すのですが、混沌としたその資料から必要な情報だけを抜き出して、ものすごくシンプルな方法で解説する様子は、まるで魔法のようでした。他の経済学の授業を取ったことが無いので判らないのですが、かなりすごい授業なのではないかと思います。教授はTuck副学長のProf. Hansenだったのですが、彼はかなりのイケメンでもあります。

全体的にはCapital MarketやStatisticsなど数字系の科目が2つあった事に加え、Capital Market以外は宿題の量も多くは無かったので、睡眠時間はしっかり確保できました。リーディング課題ももいい感じ手抜きしたのも睡眠に貢献したと思います。一方で、数字系に弱かったり、リーディング課題をちゃんと読むような真面 目な人にとっては、相当辛いタームであったろうと推察されます。

学期を通しての授業の充実度・満足度という意味では、かなり高いです。理解すべき内容、理解して良かったと思う内容ばかりなうえ、授業間の有機的なつながりという意味でも抜群。よくもまあこれだけ練れたカリキュラムを作れるものだと、素直に感心しました。

Campus Visitorの皆さんへ

これからTuckをご訪問下さる予定の方は、是非日本人在校生にご連絡を下さい。また、Tuckの学校紹介のホームページもあります。以下、アドレスです。ホームページの方は現在大幅更新の準備をしておりますので、少々お待ち下さい。
URL:http://mba.tuck.dartmouth.edu/pages/clubs/international/JP/index.htm
E-mail Address : TuckJapanHP@yahoogroups.jp

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