*基礎科目
総合経営
最後の基礎科目になります。担当教授は3名。それぞれ実務経験では第一線を経験されている方々です。 まず、総合経営に必要なエッセンス(5FORCES,7Sなど)の講義が行われます。2コマの講義以来は、またケースを使用した授業になります。それぞれの先生が作成したケースになるので1科目ですが、さまざまな角度、つまり総合的判断によるケースの読み取りが要求されます。財務・マーケティング・組織・国際経営・国際情勢などさまざまな角度です。この基礎科目は、2月の下旬で終了します。1月の下旬には中間試験がおこなわれます。
* 選択科目(私の場合)
経営システム(1時間30分の授業)
システムが企業革新にどのような役割を果たし、スタッフはどのようにシステムを効率的に利用していくべきかということを学びます。多くのケースは、システムが経営に結びつくような視点になっています。
生産システム(課外)
FUJI XEROX海老名工場(以下、XEROX)において授業が行われます。これは、XEROXから生産工程での問題点などをテーマとして上げてもらい、学生がグループに分かれてXEROXの社員と共に色々な問題提起や解決方法を見つけています。最終授業には、実際にXEROXのスタッフの方の前でプレゼンテーションをおこなうので、週一回の授業ではありますが、必要に応じて赴きます。
組織・戦略(3時間)
総合経営を主に組織の視点から問題提起していきます。まず、初回の授業において、組織論の歴史を追いながら学説的説明が行われました。この説明により組織論にはどのよう学派存在し、また主張されてきたのかが学ぶことが出来ます。次回以降はケースを利用した講義形式に偏らない授業設定になっています。
特にグループに分かれていないので、3時間を通して幅広い議論な場ということになります。ケースの中には、雑誌を利用したものもあり、普段の問題意識の向上という目的もあるそうです。
*ビジネス・ゲーム総括
ビジネスゲームを終えて一ヶ月間で最終報告を行います。目的は、各グループでビジネスゲームを終えて反省点・感想などを発表というスタイルでお互い情報交換します。担当教授は、発表にあわせたコメントを全体にするので、フィードバックとして学生は受けることができます。ここでビジネスゲームは終了することになります。この科目は、KBSでは自由科目になります。
IP(交換留学生制度)
他大学院でも盛んに行われていることだと思いますが、当KBSでも毎年多くの交換留学生を受け入れています。KBSは、主に日本語教育ですが、3学期は英語で行われる授業も盛んにあり、IP学生とKBSの学生がケースを利用して受講します。英語が苦手である前に自分の意見を述べることを要求されるので、英語が出来ない学生にとっても訓練になると思われます。
また、留学生が快適に日本生活を過ごせるようにKBS生が一人ずつお世話役としてつきます。今年は歓迎パーティも行われたので、お世話役になっていない学生も留学生とのコミュニケーションが取れたので、よかったという感想をたくさんききます。
KBS生は2年2学期に交換留学制度を利用することになるので、1月下旬に行われる審査のための書類作成などを行います。学生間においては、各留学先の枠になるべく満遍なくできるように非公式学生間の間ではなう機会などを持ちながら進めています。