Campus Report 2005

小林 大祐 to The Kellogg School of Management, Northwestern University(全19回)

MBAホルダーへの道

Vol.1 MBA留学への道のり

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みなさんはじめまして!今年ケロッグに留学する小林大祐と申します。これから2年間、留学生活を通 じて私が学んだこと、感じたことを中心にレポートしていきます。みなさんがMBA留学を決意する時、苦しい受験勉強中にエネルギーが欲しいとき、見事複数校に合格後学校を選択するときなど、参考にしていただければ嬉しいです。

私は8月末に渡米の予定(授業にギリギリですね)ですので、まだ日本で留学準備中です。。 そこで今回は私がMBA留学に至ったきっかけや道のりをお話しします。

<MBA受験のきっかけ>

2000年秋口ですから、今から5年ほど前(25歳)になるでしょうか。 当時私が入社2年目で配属された「次世代事業開発室」での上司や先輩にホルダーが多かったのが、MBAを知るきっかけになりました。当時流行だった国内外ネットベンチャーへの出資・提携を担当するチームでしたので、私はいきなり関連の知識・スキルをOJTで学ぶハメになりました。

「先輩、PEって何ですか?」「んじゃ、その本読んでみ。」という感じで、もともと好奇心旺盛な私は会社の棚に並んだビジネス系の専門書にどっぷりはまる事になりました。そして、どうやらその先輩達は、「えむびーえー」なるものを持っているらしいと。なんだかよくわかりませんがとにかくスゴそうだ、留学って楽しそうだし、会社の金で行ける可能性有るなら自分も欲しい!、、、というウブな動機で、MBA fairなどで情報収集を開始しました。

ところがよく調べてみると、どうやら社会人経験が4-5年は必要で、エッセイのテーマも、とても当時の自分が自信を持ってかけるものではありませんでした。fairに来ている人も、やや年上なのと、目の血走り具合(真剣さ)が凄くてビビりました。受験には時期尚早と判断し、憧れだけはキープして次の中期目標を立てました。

1. 30歳までに留学する
2. そのために、30歳までに人に胸を張れる仕事をする
3. 社費制度が無くなる可能性を考えて、30歳までに1000万円貯金する
※実際に無くなり、私費で留学することになりました

今思えば、青臭い動機だとは思いますが、とにかく30歳の節目を設定して、仕事なり貯金なりに励めたのは結果として良かったと思います。

<MBA受験スケジュール>

2002年の秋(27歳)ごろ、上記2と3のメドが見通しが立ったと判断して、TOEFLとGMATの勉強を開始しました。私の受験スケジュールはこんな感じでした。

2002年 12月 TOEFLスコア完成
2003年 5月 GMATスコア完成
2003年 8月 1校目エッセイ送付
2003年 10-11月 2,3校目エッセイ送付
2004年 1月 4,5校目エッセイ送付

2003年10月から2004年1月にかけて:1,2,3校目から合格をもらう。4,5校目は不合格。

大学時代英語を専攻していたこともあり、比較的楽(とは言っても半年間毎日3時間は勉強しました)にTOEFLとGMATのスコアメイクはできたと思います。一方、エッセイについてはかなり時間と精神力を費やしましたので、私のアドバイスとしては受験の年の6月中にはスコアメイクを完了しておくべきです。私の場合は8月に早期出願できる学校へ応募でき、10月には合格をもらえたので、その後がかなり楽になりました。

エッセイはインターフェイスというカウンセリング会社を使いました。お金はかかりましたが個人的には正解でした。エッセイカウンセリングはカウンセラー個人との相性が大きいと思いますので、ネットで評判を確かめた上で直接あちこち訪問するといいと思います。

<進学先選択>

さて、合格をもらえたのは、ケロッグ、コロンビア、INSEADでした。
その中で何故ケロッグを進学先として選んだのかお話しします。

観点1:カリキュラム
戦略とマーケティングをスキルベースとし、新規事業開発を実地経験してきた私にとって、戦略とマーケティングに強いケロッグは、3校の中では最高のフィットでした。生徒のバックグラウンドや就職先もコンサル、金融、事業会社まで比較的バランスが良いです。コロンビアは、金融に近いイメージがありますが、比較的マーケティングにも強く、また私のバックグラウンドであるメディア業界の本場NYに拠点するという強みもあり、最後まで迷いました。

観点2:ロケーション
ロケーションで言えば、コロンビアが最高でした。やはりNYですから、東京でも山手線内から滅多に出ない都市インドアカルチャー派の私としてはまたとない機会です。

観点3:コスト
コスト的に、NYの住居費・生活費は、私費の私にはとてもカバーできない、仮に行ってもあまり楽しい思い(飲んで食って遊んで)はできなそう、というのが分かりました。ケロッグのあるシカゴ近郊のエバンストンも決して安くありませんが、NYよりかなりましです。ユーロ高で、1年制のINSEADも期間の割になんだか割高に感じました。社費だったらコロンビアにしていた可能性が大きいと思います。

観点4:カルチャー
最後に決め手になったのが、ケロッグにおけるチームカルチャーの強さです。やはり慣れない環境に行くわけですから、助けあう風土と仲間がいるのは大切です。就職活動もせねばなりませんしね。私の場合、妻も同行しますので、妻にとっても友人がつくりやすい環境であるケロッグがベターだと判断しました。

学校選びの観点はひとによって様々だと思いますが、いろいろな要素を比較して、最後は卒業生なり、他の進学予定者に会って、肌で感覚をつかむのがいいと思います。昨年も、今年も、ケロッグ進学予定者のメンバーは最高!のメンツです。

<Deferral-留学延期>

上記スケジュールを見て、「全体に1年早くない?」と気づいた方はいらっしゃるでしょうか。そう、私は学校から1年の延期を認めてもらったのです。延期の理由は、私がリクルート社内で起案したフリーペーパー「R25」の事業立ち上げが昨年の7月だったことにあります。苦労して立ち上げまでやってきた自分の子供のようなビジネスですので、あと1年、はたして軌道に乗るか、コケるかというところまで見届けたい、という気持ちが強くなり、決断しました。

留学の1ヶ月前にダメモトで学校にお願いし、幸運にも認められましたので、車から航空券まで、準備した物をほとんどキャンセルすることになりました。大変でしたが、1年たった今、この決断は正解だったと確信しています。この1年は次のような経験ができたことで私にとっては「ボーナスステージ」のようなものでした。

・R25の立ち上げ後の一番苦しい時期に参加できたことのビジネス経験
・2004年10月から若手男性向けのモバイル事業立ち上げのミッションが下り、結果として今年7月に「R25式モバイル」という形で事業化した。R25に加えてもう1つ、投資額10億規模の事業開発を手がけることができた
・R25立ち上げの実績を元に、社内外、業界内外の様々な方とお会いしたり、講演をする機会が得られたこと

<次回予告>

このレポートの次回の更新時期は渡米直前になりますので、「あらためて、なぜ今MBAを取得しに行くのか?」「今回の留学で具体的に何を学びたいのか?」「渡米準備で大変だったこと」などを中心に書きたいと思います。
ではお楽しみに!

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