#宇宙と空気のお話し
今日は、小学校の周年行事の日。
まあ、式典と言うほどではないが、全校児童が集まり
・講堂でのありがたいお話し
・講堂でマスコット表彰とクイズ
・運動場で航空写真撮影
を。
で、ありがたいお話しの一つが例によってPTA会長(私)のスピーチ。
校長先生がしっかりとしたお話しをし、私の番。
私の後には同窓会長がお話しされるので、私の所で歴史や思い出に拘る必要もない。
さて、やるか。
全校児童を前にしてのスピーチは初めてだしね。
みなさん、上を見てみて下さい。
これだけで皆があごを上げ、上を見上げる。素直だね~
なにが、見えますか?
てんじょう~
らいと~
では、その上は?何があるでしょう?
くも~
そら~
うちゅ~
ちゅーごくー
うーん、中国はないねえ。
でも、そう、宇宙がある。
では、みんなの周りにはあって、宇宙にはないモノは?
さんそ~
にさんかたんそ~
く~き~
その通り。空気だね。
みんなはこの空気に守られているんだ。軽くてふわふわしていると思うだろうけれど、空気って重くてしっかりしてるんだよ。
それを、実験してみよう。
そして、大きなゴム風船と電動のハンディ送風機を取り出し、膨らませる。
ぶ~~~~ん
どんどんどんジャイアントバルーンは膨らみ、子どもたちは耳を押さえる。
きゃ~、われる~
もちろん、割れません。
すぐにジャイアントバルーンは、直径1.8Mに。どどーん。
では、これがどれだけ「重い」か見てみよう。
U先生、壇上にお願いします。
投げますから受け取って下さいね。
どーーーん。
ふわふわのバルーンは意外な「重さ」でU先生にぶつかっていく。
ハイもう一度。
この風船に入っている空気の重さは、どれくらいあると思いますか?
1. 1kg(牛乳パックと同じだよ)
2. 2kg
3. 3kg
さあ、どれだ?
みんなそれぞれ手を上げる。
答えは・・・3!
空気は牛乳パック一つ分で1gなんだ。
この風船にはそれが3000本分の空気が入っている。
だから3kgだね。
みんなは、この空気に守られている。
でも「宇宙」には空気がない。何も守ってくれるものがない。そういうとっても大変なところ。
みんなの先輩の星出彰彦(ほしで あきひこ)さんは、その宇宙に行こうとしているよね。すごいことだ。 (08年4月 スペースシャトル 搭乗予定)
65周年ってことは、学校が年を取ったって言うことじゃない。卒業生が一杯いるってことなんだ。みんなも、どんどん卒業生になっていく。
そしてこの小学校の新しい歴史になっていくんだ。
良い、素晴らしい、卒業生になって欲しい。
がんばれよ。
これでお話しを終わります。
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