こんにちは。キャリアインキュベーション荒井です。
ハーバードビジネスレビューの2月のWEB版に大変面白い記事がありました。
http://www.dhbr.net/articles/-/5239
上記はリーダーシップコンサルティング会社のghSmart社のCEOゲノム・プロジェクトのメンバーの論文です。
米国の調査ではありますが、最速でCEOになる方は他者にない特別な経験をしているという記事です。
一般的に米国でもCEOの就任には24年の社会人経験が必要だそうです。
40半ばで経営トップになるのですから我が国と比べて極めて早いと言えますが、この調査対象者はさらに加速したキャリアを歩んでいます。
この経験を研究者は「飛躍台」と読んでいます。
この「飛躍台」の体験があれば特別な資質もMBAも必要ないと論じています。
その経験は以下です。
1)小さいことを手掛けて、大きなインパクトを上げる。
2)思い切ったジャンプをする。
3)大混乱を引き継ぐ。
とあります。
詳細は良くお読み頂きたいのですが、要約するとこうです。
・小さい役割でも良いので一から何かを築く機会を活かしてインパクトを出す。
・自分の能力を超えるポジションに果敢にチャレンジする。
・危機の中に身を置こう。危機はCEO職への格好の準備である。
この経験さえすれば、特別な資質を必要としない・・・。とあるのですが、この経験を自ら取りに行き、周囲が認める成果を出すには非常に高い資質が必要だと私は思いました。
知性・好奇心・前向き・楽観的・向上心など。
リーダーシップについてのコンサルティングは私共も大変関心のあるテーマです。
次回もこのテーマについての良記事をご紹介したいと思います。
キャリアインキュベーション株式会社
代表取締役社長 荒井裕之