こんにちは。キャリアインキュベーション荒井です。
前回は、「飛躍台」と言われる特別な経験こそがリーダーを育てるという話でしたが、
今回は「潜在能力」こそが大切という研究結果です。
これは、エグゼクティブの評価、育成、サーチのコンサルティングファームのエゴンゼンダーが論文として発表しています。(ハーバードビジネスレビュー2018年2月号)
スキルと経験を評価し採用していた時代が長く続いていましたが、この20年はコンピテンシーによる採用が主流となっています。
これも画期的な変化でしたが、しかし、彼らはそのコンピテンシーを大きく左右するのは「潜在能力」であり、それを測定し開発することで経営人材を育てることができると言っています。
以下がその潜在能力です。
1、好奇心 2、洞察力 3、影響力 4、胆力
この能力の掛け合わせで7つのコンピテンシーが発揮されるとしています。
また、潜在能力の高い人にそれにふさわしい経験を与えることがリーダー育成の鍵であるとも。
前回の、CEOゲノムの研究結果と合わせてみると
小さくてもいいからゼロから立ち上げて大きな結果を出すこと、自分の実力より大きな仕事にチャレンジすることや混乱を引き継ぐなども全ての潜在能力をフル活用しなければいけないでしょう。
私個人としては今回のエゴンの研究結果の方が納得感があります。
近い将来、弊社もリーダーシップ開発の本格的なお手伝いをする所存です。
リーダーとなるべき方々に寄り添ってキャリアの道案内をしたいと思っています。
時には先に立ち、時には足元を照らし、長期に渡って信頼関係を保つ。
そのようなパートナーでありたいと切に願っています。
キャリアインキュベーション株式会社
代表取締役社長 荒井裕之