ファイナンシャル アドバイザリー サービス(FAS)業界研究

画像:求められる経験・スキル / 転職事例

求められる経験・スキル / 転職事例

応募するにあたって

■ 求められる経験・スキル

日本企業の旺盛なM&Aニーズなどを背景に、積極的な採用活動が続いています。BIG4系FASの各社規模は2015年時点では150人〜480人程度で、年間でファーム規模の2割ほどの人数を中途採用で採用しています。中堅や独立系FASと比べると組織はサービス内容ごとの縦割りになっており、部門によって選考基準や求められるスキルも異なります。

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また、総合系コンサルファームにあるような、クライアント業界に特化したチームは金融機関や不動産など一部のみで、クライアントの業界知見はそれほど重視されませんので、事業会社からの転職者も他領域のファームほど多くありません。

基本的には関連業務の経験者がターゲットですが、ポテンシャル採用に門戸を広げることもあります。その場合、ファームによっては第2新卒クラス(アナリスト)で採用して、プロジェクトごとに複数の部門で幅広い業務を経験させ育成する採用も行っています。

未経験でFASを狙うにはタイミングも重要ですので、中期的に情報収集しておくことをお薦めします。

FASの主なターゲットのバックグラウンドは以下の通りです。

公認会計士、USCPA

最も多い採用ターゲットは会計士のバックグラウンドをもつ方です。特に財務デューデリジェンスの業務は監査と共通する部分が多く、カルチャーGAPも少なく比較的転職もスムーズです。大手監査法人ではグループ内FASへ異動する公認会計士も多いですが、あえてグループ外へ機会を求める方もそれ以上に多いです。

金融機関、ファンド、商社、事業会社の経営企画や財務経験者

M&Aアドバイザリーや事業再生などの部門は、金融機関やファンド、商社、事業会社の経営企画や財務など複合的なキャリアを持つ方を求める事が多く、基本的な財務分析能力と英語力は必須になります。

コンサルティング経験者

FASのサービス領域が広がったことで、戦略・業務系コンサルでM&A関連のプロジェクト経験者を積極的に採用しはじめています。BIG4系FASはグループのコンサルティングファームとも人材ターゲットが重複しつつありますが、従来の経験領域に「M&A」というエッジを立てることでより市場価値の高いキャリア形成が可能になります。

その他、不正調査やデジタルフォレンジックなどの新興分野のサービスは、まだ経験者が少ないため、会計士や事業会社の財務経理、ITコンサル経験者でフォレンジックに興味のある方は広く可能性があります。日本でのフォレンジックサービスはまだまだこれから、かつ海外の例をみても間違いなくビジネスニーズが増えると予想され、先駆者になれる領域です。

■ 転職事例

CASE- 1
【転職前】監査法人(国際部門)
【現在】Big4系のFAS(M&Aアドバイザリー)

FASの転職事例1_Aさん(28歳).jpg

【転職動機】
大学在学時に会計士試験に合格し、新卒で4大監査法人に入所しました。監査法人では、国際部門にて、会計監査、IFRS導入等の業務を担当していました。仕事にも慣れてきた一方で、このまま会計士としてキャリアを積んでいく事に漠然とした不安も芽生えていました。そこで、キャリアINQに登録し将来のキャリアプランの相談をした事が転職のきっかけです。

【転職者の声】
キャリアINQに登録したのは、なんとなくコンサルタントという仕事に憧れがあり、コンサルに強いエージェントと評判を聞いたからです。登録時は情報交換という事でざっくばらんに話をさせて頂きました。その中で、私が本当にやりたい事は何なのか、将来はどうなりたいのかそして実現可能性はあるのかという事を親身になって一緒に考えて頂けました。結果、コンサルタントではなくFASへの転職を納得持って決める事ができました。

CASE- 2
【転職前】ノンバンク/投資部門
【現在】Big4系のFAS(バリュエーション)

FASの転職事例2_Bさん(30歳).jpg

【転職動機】
新卒でノンバンクに入社し、営業、子会社、投資部門(ファンドへの出資)とローテーションをしました。その中で、会計/税務の重要さを実感し、USCPAを取得しました。 投資の業務は大変面白く、やりがいもあったのですが、ファンド出資という特殊な仕事という事もあり、もっと対象企業と近い距離で働きたいと考え転職を考えていました。折角取得した資格を評価してもらえ、専門的な仕事をしたいという希望からFASを希望していました。

【転職者の声】
正直キャリアINQに登録する前は、バリュエーションというチームが存在している事も知りませんでした。もっと言うと監査法人グループでM&A関連の仕事をやっている会社という印象しかありませんでした。キャリアINQの担当者には、業界の全体像、各法人の特色、チームの切り分けまで細かく説明頂き、また選考のアドバイスも的確に頂いた事で、最終的に希望の会社の希望のチームでオファーを頂く事ができました。
CASE- 3
【転職前】監査法人(会計監査/マネージャー)
【現在】Big4系のFAS(トランザクションサービス)

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【転職動機】
新卒から10年強監査法人にて会計監査をメインにキャリアを積んできました。内部統制やIFRSのコンサルティングも経験しましたが、業務の幅をもっと広げたいという希望を持っていました。 転職活動当初は、事業会社の経理や経営企画の部門へ転職を考えておりましたが、今までのスキルを高く評価される点とカルチャーや業務の親和性が高い点が決めてとなり、現在の仕事へ転職しました。

【転職者の声】
元々は事業会社希望でキャリアINQに登録しました。事業会社の選考を進めていきながら、「やりたいこと」と「やれること」を一緒に整理して頂き、FASへの転職を提案されました。当初は、あまり業務内容も変わらないと考えていた事もあり、あまり乗り気ではなかったのですが、私の今回の転職活動の目的と転職市場での評価、FASで得られる経験とその後のキャリアを丁寧に説明頂き、FASへの興味が湧きました。 自分で一人では気付けなかった、キャリア観/価値観に寄り添ってポジションを提案頂き、キャリアINQに相談して良かったと思っております。

CASE- 4
【転職前】メガバンク/法人融資
【現在】Big4系のFAS(事業再生)

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【転職動機】
新卒でメガバンクに入行し、支店での法人融資業務に従事していました。お客様を任せられ、充実した日々を過ごしていました。一方で、お客様である中堅、中小企業の社長に対する「提案の幅」や「専門性の高さ」に限界があると感じる部分が多々あり、課題に感じていました。そこで、このままのキャリアを続けていくと転職マーケットではどう評価されるかを把握しようと思い、キャリアINQに相談しました。

【転職者の声】
最初は情報収集として登録したのですが、結果としては情報収集に留まらず転職までお手伝い頂きました。良かったポイントとしては大きく下記4点です。 [1]自分の欲しかった情報を的確に提供頂けた [2]私がなぜその情報を欲しいと思っているかという背景に踏みこみ、相談に乗ってくれた [3]今後取るべきアクションを具体的に提示頂けた [4]親身になった相談に乗ってくれた
CASE- 5
【転職前】日系大手事業会社/経営企画
【現在】Big4系のFAS(ストラテジー)

FASの転職事例5_Eさん(28歳).jpg

【転職動機】
前職では経営管理スタッフとして、社内プロジェクトごとのデータ分析・モニタリングを行っていましたが、社内から何か変えようとするにはとても時間と手間を要し、自分自身の成長スピードにも限界を感じていました。元々コンサル業界の友人が多く、友人の紹介でキャリアINQを知り登録しました。最初は外資系の戦略ファームへの転職をイメージしていましたが、話を聞くうちに、幅広い業種に幅広いテーマのコンサルをする組織よりは、何かの領域にフォーカスできるほうがよいのではと考えるようになりました。

【転職者の声】
外資戦略系だけでなく、FASや総合系、監査法人のアドバイザリー部など、コンサル業界の業務内容・求人情報を幅広くきめ細やかに把握されており、自分の志向にあったコンサルファームをご紹介いただけました。また、転職したファームは未経験者の採用をあまりしておらず、求人スペックがポテンシャル採用に切り替わったタイミングでいち早く情報をくださり、この上ないタイミングで応募できたとおもいます。 足元の業務が忙しい中、転職活動を頓挫しそうにもなりましたが、まめに業界の情報をご連絡いただきモチベートして頂けたのがとてもよかったです。
CASE- 6
【転職前】大手監査法人 監査部
【現在】大手FASのフォレンジック部門

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【転職動機】
新卒で大手監査法人で監査を10年経験後、海外事務所に3年出向し監査、アドバイザリーも一部経験。会社からも期待され、このままいけばパートナーへの道も見える中、日本でこのまま監査業務を続けて いくことには疑問を感じていました。 当初転職先としては商社や事業会社のCFO等をイメージしていましたが、 年齢の壁や年収のハードルもあり、コンサルやFASの可能性を検討。 フォレンジックサービスの将来性に最も魅力を感じ、条件も希望通りの ベースUPになったため転職を決めました。

【転職者の声】
最初は同業を受けるのは抵抗がありましたが、監査法人をはじめFASやコンサルファームなど、 BIG4系にあらゆるコネクションがあり、現場のパートナーとインフォセッションを設けて頂く等情報交換という入口から、話を聞かせていただいたので非常によい経験になりました。 自身の最大限の可能性と選択肢を引き出して頂くことができ、各社フラットな目線で情報提供頂けたので納得して決めることができました。
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