日本でも新型コロナウィルスが5類に移行されてから、ちょうど1年経過しました。コロナワクチンや治療薬を生産していた各社は岐路に立っています。
コロナ関連製品のニーズの減少を受けて、モデルナは呼吸器合胞体ウイルス(RSV)ワクチンの生産に生産能力を振り分けるそうです。
感染症については、流行するか否かという要素があり生産量の調整がかなり難しい製品であるといえます。流行が終わったからといって生産をクローズしてしまうと、万が一再度流行が発生した際に機動的な対応ができなくなります。
今回のパンデミックに学び各国政府は一定の生産能力を確保するように企業との契約を締結しているようですが、いつやってくるかわからない感染症の流行にいつまで、どのように備え続けるのか。1企業だけで対応できる話でもなく、多額の費用も掛かる話ですので、難しいかじ取りを迫られています。
出展:
ワクチン生産「脱コロナ」 モデルナ・ファイザー、別の感染症に転換 次の大流行備え設備維持課題 - 日本経済新聞 (nikkei.com)
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