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プロ経営者インタビュー ジャパンシステム株式会社 取締役 代表執行役社長 斎藤 英明 氏

プロ経営者インタビュー

斎藤 英明 氏

金融機関勤務を経て、スタンフォード大学へのMBA留学、コンサルティングファームのパートナー、グローバル通信機器ベンダーの役員、ネット生保のトップを担った後、再びコンサルティングファームでパートナーとなるなど、華々しいキャリアを歩んできた斎藤英明氏。
そんな斎藤氏が次に選んだキャリアが、通信・エネルギー・金融・行政分野に強みを持つシステムインテグレーターのジャパンシステムの経営者だった。
今回は、2021年8月に新たなスタートを切った斎藤氏に、幼少期からプロ経営者になるまでの道のりを振り返っていただき、最後に20代、30代の若手ビジネスパーソンへメッセージを送ってもらった。斎藤氏の言葉から、経営やビジネスに対する情熱と見識を感じて取ってほしい。

斎藤 英明 氏
ジャパンシステム株式会社 取締役 代表執行役社長
https://www.japan-systems.co.jp

1963年、東京都生まれ。1986年、東京大学法学部を卒業後、農林中央金庫に入庫。1996年にスタンフォード大学ビジネススクールへ留学し、MBAを取得。1998年、ボストン・コンサルティング・グループに移り、金融、IT業界などさまざまな企業のコンサルティングに従事し、パートナー&マネージング・ディレクターも務める。2010年、シスコシステムズに移り専務執行役員として勤務。2013年、アクサダイレクト生命保険の代表取締役社長に就任。2019年、ベイン・アンド・カンパニーのパートナーとなり、2021年8月から現職。

[1]自己紹介をお願いします

大学を卒業後、「国の基礎を支える農業を通じて、貢献していきたい」という気持ちから、農林中央金庫(以下、農林中金)に入庫を決めました。

農林中金に入って9年目。私にとって最初にして最大の転機が訪れます。金融を通して農業振興に携わるなかで、もっと世の中を広い視野で捉えたいという気持ちで応募した、社内留学制度に合格。かねてから希望していたスタンフォード大学へ留学することになりました。

その当時、スタンフォード大学のあるシリコンバレーはまさにIT産業の勃興期。ポータルサイトのYahoo!の躍進、NCSA Mosaic、Netscape Navigatorの台頭、Windows95の登場など、今日のインターネット産業を支える企業やテクノロジーが一斉に芽吹いた時期でもありました。

せわしない都会の大学より、緑豊かな郊外の大学が良いだろうという理由で出願した世界最高峰のスタンフォード大学に運良く合格できたことで、期せずして「特等席」で、世界の変わり目に立ち会えたわけです。

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あの時代の空気をその最前線で吸ったことが、その当時からその後の人生を大きく変えることになるという確信すらもたらすほど、私にとって大きな出来事でした。

もちろん狙い澄ましてシリコンバレーを目指したわけではありません。でも「人生って偶然によって大きく変わることがあるんだな」と、そんな思いを強くしましたね。

帰国後は、農林中金に戻って数年間勤めた後、新天地を求めて、知人が働いていたボストン・コンサルティング・グループ(以下、BCG)へ転職しました。

当時のBCGの日本オフィスはコンサルタントがまだ70人程度と小さかったものの、とんでもない強者揃いで生き残るだけで必死でした。仕事の質はもちろん、量やスピードにおいても、昼夜を問わずしのぎを削っていました。

私が在籍していた2000年当時、「今から20年後には、モバイル端末の台数が国内だけで2億5,000万台を超える」と断言する同僚がいて、「犬や猫も持つようになるのか」と笑ったものですが、それが今や現実です。

そうした先見の明がある鬼才、天才に囲まれながら12年も働き続け、パートナーになるとは、転職当時は思いもよらないことでした。

次の転機は、BCGのパートナーになってしばらくして訪れます。年齢も40代半ばを過ぎ、アドバイザリーとしての道を続けるか、もしくはプライマリーに転じ事業会社で培った能力を活かすのか、悩みました。

「今、この時点でアドバイザリーのままいたら、おそらく二度とプライマリーへの道を歩むことはできない。もし動くなら今しかない」。そう思ったタイミングで、声をかけてくれたのが、シスコシステムズ(以下、シスコ)でした。

シスコを選んだのは、シリコンバレーで得たインターネット技術に代表されるITが世界を変えるという直感が、数々のコンサルティング案件に携わるなかで確信に変わったことです。そして何といっても、シスコは私の人生の転機になったシリコンバレーで創業した企業です。これも何かの縁だと思い決断しました。

シスコで技術とビジネスをブリッジした新たな事業を作った経験が、次のアクサダイレクト生命保険(以下、アクサ)、そして現在のジャパンシステムの経営に携わることへとつながるのですから人生は分かりません。

改めて自分の過去をこうして振り返って見ると、私のキャリアは自ら貪欲に取りに行って構築したというより、周囲からのお声がけや偶然の出会いなど、自分ではコントロールしがたい好機によって成り立っているといえるのかも知れません。

[2]現在のご自身の役割について教えてください

2021年8月から、ジャパンシステムの代表を務めています。ジャパンシステムは、金融や保険、通信やエネルギー、自治体向けのシステムインテグレーションや画像処理ソリューションに強みがあり、50年以上の歴史を持つシステム開発会社です。

技術力、顧客評価も高く、財務体質も健全。ジャパンシステムをTOBで取得したファンドから、このポテンシャルを活かして事業を飛躍的に成長させてほしいと依頼され経営を引き受けました。

就任からまだ2カ月(取材当時)しか経っていないので、確たることはまだいえないのですが、少なくともこれまでと同じことをしていて飛躍的な成長など望むべくもありません。お客様や社員の声に耳を傾け、現場に埋もれているアイデアを掘り起こし、失敗をおそれず挑戦する風土に変える。今は次期中期経営計画を睨みつつ、社員を筆頭に関係者の行動変容を促すよう働きかけています。

[3]小中学生時代はどんなお子さんだったのでしょう?

得意科目は社会、理科、算数。国語と図画工作は苦手でしたが、成績は総じて良いほうでしたね。開成中学時代は級長も務めていましたが、ガリ勉タイプではありませんでした。真面目一本の優等生というより、勉強と遊びを切り分けるのが得意な子だったと思います。

[4]高校、大学時代はいかがですか? リーダーシップの芽生えのようなものはあったのでしょうか?

開成高校に入ってからも、とくに小中学生時代と変わらず遊びには人一倍熱心でしたよ(笑)。級長や実行委員の類いは苦ではなかったので、機会があれば引き受けていましたが、それ以外はごく普通の生徒だったと思います。

実は中学、高校、大学を通じて、マネックスグループCEOの松本大とは同級生。最近はなかなか会えませんが、今でもよく遊ぶ間柄です。

普段からあまり勉強には熱心でないというのも相変わらずでした。ただ、高三の夏、開成高校の生徒にとって一大イベントである運動会が終わってからは、気持ちを大学受験に切り替え、入試までの半年間は毎日18時間勉強に費やして、東大に進学しました。ご承知の通り開成高校は東大進学者が多いので、何か具体的な夢があって東大を目指したというより、何となくその流れに乗って進学したというのが正直なところです。

このころは、狭い意味で社会貢献したいと思うくらいで、まさか自分が今のようなキャリアを歩むとは思っていませんでした。

[5]ご家族やご親戚に経営者はいらっしゃいますか?

父が小さな洋品店を営んでいたので、身近に経営者がいたと言えなくもないのですが、とりわけ経営的な面から影響を受けたことはないですね。

息子である私は社会に出てから変化の多い人生を歩んできましたけれども、父はいつでも好きなようにさせてくれました。むしろ父からは、経営者としてというより、人として大きな影響を受けたように感じます。

そんな父もすでに他界し、今は母が引き継いで洋品店の営業を続けています。父への恩返しというわけではないのですが、今でも私と弟で2週間に1度、交代で店を訪ねて1週間分の帳簿付けをしています。少子高齢化の影響で、高度成長期に比べると売上はずいぶん減りましたね。時代の変化を感じます。

[6]ご自身の性格について教えてください

神経質な反面、楽観的なところがあると思っています。さまざまなリスク要因とその対策を先回りして考えるため、どうしても神経質にふるまいがちですが、最終的には「きっと俺なら何とかできる」と思えるので楽観的な部分もあるなと。自分ではそんな風に捉えています。

もう1つ特徴的な性格があるとするなら「短気」でしょう。形式や前例を重んじて状況を変えようとしない人、虎の威を借りて、さしたる考えなしに話しているのが透けて見えると、どうしても一言いいたくなってしまうのです。過去には少し言葉が過ぎて周囲に諫められることもあったので、最近は気を付けなければならないと自戒しています。

[7]いつ「経営者になろう」と思われましたか?

MBA留学しましたし、BCGではコンサルタント、パートナーとして、シスコでも役員として企業経営に関わってきたくらいですから、経営やビジネスに携わることの面白さは人一倍感じています。ただ強い決意を持って「社長になりたい」と思ったことはないというのが正直なところです。

アクサで社長就任のお話をいただいた時もそうでしたが、興味深い課題解決を引き受けてみたらポストが社長だったという感覚でした。

そのため、長らく社長になろうという気はなかったのですが、周囲から「社長にしか来ない話がある。一度やってみるべきだ」と背中を押されたので、その気になってやってみたら、ことのほか自分の性に合っていたようです。今は最終責任を担う立場にいなければ味わえないやりがい、面白さを実感しています。

[8]経営者に必要なメンタリティ、スキル、経験とは何でしょう?

経営の仕事を突き詰めると責任重大な意思決定を下すことに尽きるでしょうね。リスクばかり考えていたら会社は動きませんし、かといって軽々な判断で会社を危険に晒すことは厳に慎むべきです。どこかのタイミングで「できる」「やる」と覚悟を決め、決断を正しい方向に持って行こうとする勇気と才覚が必要です。

期せずして経営者になり、一番最初に心がけたのは「経営者らしいフリをする」ことです。フリといっても上辺を装うというレベルではなく、とことんなりきって必死で演じ切るということです。

武道や芸事などもそうですが、最初は師匠を真似ること、型を習得するところから始めますよね。そこから少しずつ本質を掴み、当初はフリや真似に過ぎなかったことがやがて自分のものになっていく。それは経営も同じはずです。だから徹底的に演じることから始めました。

幸い私の場合は、これまでの経歴で「こうありたい」と思う経営者にもたくさん会えましたし、「これはいけない」と思う経営者も見てきたので、お手本や反面教師には事欠きません。そういう意味ではこれまでの経験が活きているなと思いますね。

スキルについて申し上げると、経営のベースとなる戦略論や分析のフレームワークなど定石を知っていること、リーダーシップや決断力、人間力、コミュニケーション力といったソフトスキルも重要な資質です。ただ、これらをすべて持ち合わせているからといって、良い経営者になれるかというと、必ずしもそうではないというのが難しさでもあり、面白いところだと思います。

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会社の状況はその時々で変わりますし、立ち向かう課題やテーマは異なります。経営者として必要になるスキルもそれに応じて変わるので、知識や経験の引き出しは多いに越したことはありません。

ですから、新しい経験を積むチャンスがあったら、臆せず挑戦すべきだと思います。その時点では何に役立つか分からなくても、後になって「あの時、やっておいて良かった」と思うことがこれまでにも何度もありましたから。

経営に必要な知識はビジネススクールで学べます。しかしこうした学びは、実体験があって初めて活きるもの。成功と失敗をできるだけ多く経験することが経営者としての厚みにもなると思います。

[9]他に経営者に必要な資質や能力などありますか?

知力を尽くして決断する覚悟、部下の失敗を許容する懐の深さ、後は健康と体力でしょうか。私が在籍していた当時のBCGでは、よく「1に体力、2に気力、3,4がなくて5に知力」といわれていました。経営者はコンサルタント以上にタフな仕事です。健全な判断を下し、責任ある立場を務めるには何が一番大切かといったら、健康と体力ということになると思います。

また部下や他人に責任を転嫁せず潔く責任を取ることが重要であると思います。

[10]これらのスキルなどをどこで手に入れたのでしょうか?

これまでの経験の一つひとつが、今の私を形作っているので「どこで」とはいえません。学生時代から今に至るまでのすべてが、経営者としての私を作り上げていると思うからです。キャリアというものは、その人が味わったすべての経験の積み重ねの結果です。あらかじめ想定した通りには行かない分、想像を超える可能性がある。チャンスがあったら新しいことに積極的に挑戦すべき理由はそこにあります。

[11]業界のプロとしての知見はいかがでしょう? やはり必要だとお考えですか?

妙な表現に聞こえると思いますが、業界知識は「必要でもあるし、不必要ともいえる」と思っています。確かに業界知識が無いと仕事になりません。例えば専門用語も知らないよりは多く知っていたほうが、関係者と深い話がしやすいメリットがありますからね。

でも、これまでいろいろな業種、業態の企業を見てきましたが、特定の企業に特有の、特定の業界に固有の課題はそれほど多くないというのが正直な印象です。

誰しも自分の業界は特殊だと思いがちなところがありますが、外から見ると意外なほど普遍的で共通項が多いものです。事実、コンサルタントは経営のユースケースや分析のフレームワーク、情報収集力を武器に未知の業界に飛び込んでも、ごく短期間のうちに核心に触れ、解決策を提示することを生業にしていますよね。

確かに経営責任を負う立場とコンサルタントでは立場は大きく違います。だからといって、どちらも業界のプロとしての知見は「あったほうが良い」けれど「あれば務まる」のかといえば、そんなことはありません。

もし業務遂行に必要な知識、情報が足りなければ獲りに行けばいいだけのこと。業界知識がない状況でも価値は見出せますし、経験値が上がればおのずと知見は付いてきます。人生は学びの連続です。むろん経営者になってもそれは変わりません。

むしろその業界の経験にとらわれないことで、業界の常識にどっぷり肩までつかっている人が見失っている本質を見抜きやすい面もあるので、業界の知見があれば大丈夫だともいえないと思います。

[12]過去に体験した最大の試練やストレッチされたご経験について教えてください

常に挑戦したい、成長したいと思ってきましたし、人並み以上に成功も失敗もした経験があるので、どれか1つ挙げろといわれると困りますね。強いて挙げるなら、やはり優秀な上司や同僚に囲まれ鍛えられたBCGでの12年間が私にとって一番ストレッチされた時期だったように思います。

[13]経営者を志す者には、どのような努力や学びが必要でしょうか?

先ほども触れましたが、「これを習得したら優れた経営者になれる」という条件はありません。目の前のチャンスを捉えて挑戦し学び続ける。これしかないと思います。

[14]今までに影響を受けた先輩や師匠といえるかたはいらっしゃいますか?

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誰か1人の名前を挙げるのは難しいですね。ただ、強い印象が残っているのはBCGで出会った人たちです。

個人名を挙げると、Asia Africa Investment and Consultingの代表を務めている椿進さんは、才能と発想の豊かさ、先を見通す力において、当時から卓越していました。

実は「20年後にモバイル端末が2億5,000万台を超える」と断言して私を驚かせたのは、椿さんです。椿さんはスーパーポジティブな人で、私が上司に叱られて落ち込んでいると「素晴らしいインプットが貰えたんだから喜ぶべきだよ。むしろ君はラッキー。良かったね!」と、天真爛漫に励ましてくれました。私の楽天的な性格は、もしかすると彼からの影響だったのかも知れません。

[15]キャリアの成功とは「計画的に努力して成し遂げるもの」でしょうか? それとも、「偶然や人との出会いなど、運が影響するもの」だとお思いですか?

両方大事ですよね。自分の人生ですから、自分の頭でこの先どうしたいか考え、計画することは必要です。けれども、決して思った通りにならないのが人生というもの。それに、計画通りに人生が運んだところでそれが幸せとも限りません。ただ、得がたい偶然の好機も普段からアンテナを立てておかないと見過ごしていまいます。計画の途中で出会った偶然を活かす努力が、次の新たな偶然を呼び込むことになるのではないでしょうか。

[16]なぜ起業ではなかったのでしょうか?

起業を考えたこともありましたが、実現には至りませんでした。ですから一歩踏み出す勇気をお持ちの起業家の皆さんには心から敬意を表します。やはり優れた成果を出している創業社長にお会いすると迫力が違います。腹の据わり方も努力の仕方も半端ではないというのが正直な印象です。成功する起業家には際立った情熱と覚悟、強い意思を感じます。会社を経営する能力とは、また別の才能が必要なのだと思います。

[17]特別な信条やモットー、哲学などをお持ちですか?

あまり意識することはないのですが「何とかなる」がモットーといえるかも知れません。経営者は孤独ですし、常に難しい決断を迫られる立場です。困難な状況を「何とかする」のが経営者の仕事とはいえ、答えがすぐに出るものばかりではありません。うまく行くこともあれば行かないこともあります。経営は小さなつまずきを繰り返しながらゴールを目指す長距離走のようなもの、楽観的でないとゴールには辿りつけません。

[18]経営者となった今、何を成し遂げたいとお考えでしょうか?

経営責任を引き受けた以上、会社の成長が一番です。会社が成長すれば、社員のやりたいことを支援しやすくなりますし、お客様により大きな価値も届けられるようになります。ただ社員を鞭で叩いて働かせて人並みの成功しか得られないのであれば、経営者としては失格でしょう。死に物狂いで働かなくても儲かる仕組みを作ることが、経営者の使命だと思っています。

[19]現在のポジションを去る時、どういう経営者として記憶されたいですか?

「あの社長のおかげで会社がよくなった」と思ってもらえたらそれだけで本望です。経営者は結果がすべてですから周囲の人たちにこう思っていただくためにも、結果を出さないといけませんね。

[20]20代、30代のビジネスパーソンにメッセージをお願いします

経営者志望の若者が、5年、10年でキャリアの目鼻を付けて......と、考えるのは決して悪いことではありません。でもちょっと生き急いでいるのではないかと、心配になることがよくあります。

若くて、志を持っている人は本当に素晴らしいことですし、目標達成のために手助けしたいと思いますが、限界値を超えて伸びてしまったゴムは、元に戻らなくなってしまうか、切れてしまうかのどちらかしかありません。

繰り返しになりますが、人生は計画通りには行かないものです。想定通りにいかず挫折することもあれば、不本意な挫折が次のキャリアの起点になることだってあります。若く優秀で意識が高い人ほど、20代、30代で見えている風景がすべてだと思い込みがちですが、決してそんなことはありません。

学びは一生続きます。偶発的な出来事にうまく対処するには日頃からの鍛錬がいりますが、根を詰め過ぎると息が続きません。

いつまでも発展途上にあるという気持ちでいれば、いつかチャンスが訪れる。そんな前向きな気持ちを心のどこかに留めておいていただければと思います。


▼ プロ経営者インタビュー(2013年10月掲載)
アクサダイレクト生命保険株式会社 代表取締役社長 斎藤 英明 氏

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