株式会社タカラトミー(以下「タカラトミー」)はTPGとの資本事業提携を解消すると発表した。
タカラトミーは2007年にTPG とタカラトミーの「バリュー・アップ」(企業価値向上)を目指した資本・事業提携を行ってた。同提携の期間中に、米国玩具メーカーRC2 Corporation(現 TOMY International)を買収しグローバルプラットフォームを獲得するとともに、中国偏重の生産体制からベトナムへの生産シフトを進め、コスト競争力の強化を図るなど、TPG との事業提携に一定の成果が得られたとの事。
この度、TPG よりタカラトミーへ同提携の解消を前提とした、タカラトミー株式および転換社債型新株予約権付社債のタカラトミーへの売却の意向が示され、タカラトミーは、同提携について一定の成果が得られたこと、タカラトミーによる自己株式および転換社債型新株予約権付社債の取得が資本効率の改善、株主利益を表す指標の向上および機動的な資本政策の遂行に資することを踏まえ、タカラトミー及びTPG間で協議を行った結果、同提携を解消することについて合意した模様。
提携解消に伴い、TPG から派遣されている津坂純氏等、社外取締役 2名は辞任する予定。
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