こんにちは。キャリアインキュベーション荒井です。
先日、トランスコスモス社のECセミナーに参りました。
1000名を越える参加者がいたのではないでしょうか。
大変な盛況ぶりでした。
以下は元ベイン&カンパニーで現在はトランスコスモス社の取締役上席常務執行役員の神谷さんの講演要約です。
ご存知の通り米国では小売店の店舗閉鎖や破綻が後を絶たない。
小売はEC特にアマゾンに食われて業績は下降の一途たどっている。
アマゾンの成長が他の小売りの破滅につながっている、とのこと。
過去の米国の小売・流通のイノベーションを見ると以下のようになる。
[1]鉄道が普及し、大規模な駅に百貨店ができると小さな商店は苦境に陥った。
[2]次に道路の整備と自動車の普及で郊外型のモールが成長した。
[3]そして、インターネット人口が増えてECが爆発的に成長している現在。
鉄道、自動車、インターネットとインフラの大きな変化で消費者の行動が変わりそれに伴い当然購買行動も変わる。
しかし、どの時代にも既存のビジネスモデルを破壊するプレイヤーが出て来た時に生き残れたのは、専門化、高付加価値化、ブランドを確立した企業だったようだ。
EC中心の購買行動になっても、カテゴリーキラーやブランド企業は生き残っていける。
デジタルに素早く対応するのは勿論だが、消費者に提供できる根源的な価値、消費者との約束を裏切らないという企業姿勢、カスタマエクスペリエンスはとても大切。ということ。
大変勉強になったイベントでした。
我々もテクノロジーや競合ばかりに目を奪われて、本当に大切なお客様を見失わないようにしたいと思います。
●弊社のトランスコスモス株式会社 神谷 健志 氏インタビューはこちら
キャリアインキュベーション株式会社
代表取締役社長 荒井裕之