こんにちは、ヘルスケア担当 喜田です。
コロナ治療薬の販売で注目度が高まっていた塩野義製薬で早期退職の募集が発表されました。
勤続5年以上、職種関係なく50歳以上の社員が対象で募集人数は200名規模となるとのことです。
今回の早期退職は旧来的な経営状況が悪化したので、早期退職(リストラ)を募る ではなくビジネス展開を考える上で新しいフォーメーションを組みやすくするための早期退職のようです。実際、同社は23年3月期通期連結決算で、新型コロナウイルス感染症経口治療薬「ゾコーバ」の寄与などにより、売上高4266億8400万円(前期比27.3%増)、営業利益1490億300万円(35.1%増)、純利益1849億6500万円(62.0%増)を計上し、過去最高の業績でした。
おそらく退職割増金などもかなり良いものが提示されるのではないかと思われます。
近く、年功序列を脱却して成果に報いる新人事制度も導入予定とのことです。
業績が良いので従業員の雇用を堅持する ではなく業績が良いうちに人の入れ替えも含めた新しい事業戦略を描いていく というのは医薬品業界に限らず今後どの業界でも見受けられる構造かと思います。
言い方は悪いですが、組織にしがみつくキャリア戦略は今後ますますリスクが高まると思います。
ご自身の強みが何か、どこで活かせるのか を常に客観視しておくことをおススメします。
ご経験の棚卸は一人ではなかなか難しい場合も多いと思いますので、その際は是非コンサルタントにご相談ください。
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