グローバルに展開するオルタナティブ投資会社であるカーライル・グループ(以下「カーライル」)は、投資先の株式会社ソラスト(以下「ソラスト」)が2016年6月29日をもちまして、東京証券取引所第一部に株式公開し、再上場したことを発表した。ソラストの東京証券取引所への上場に際して、カーライルは保有する株式のうち、11,310,000株(最大、発行済株式総数の約40%)を売り出すとともに、その内1,475,000株(同、約5%)をオーバーアロットメントに充てた。
ソラスト(旧「株式会社日本医療事務センター」)は、1965年に日本初の医療事務教育機関として創業し、2015年10月に創業50周年を迎えた。25,000人を超える社員を擁するソラストは、医療関連受託サービスをはじめ、介護サービス、保育サービスなど、幅広く提供している。
ソラストは株式非公開化以前、東京証券取引所第二部に上場していたが、大きく変動する事業環境に対し、機敏に対応し、事業の抜本的強化と事業構造の変革による持続的な企業価値向上を成しうる組織体制を構築するために、2012年2月にMBO(マネジメント・バイアウト)により非公開化した。その後の非公開の期間において、カーライルはソラストとの緊密な連携・協働のもと、医療関連受託事業の強化と介護事業の拡大による中長期の成長を実現すべく積極的な支援活動を展開していた。
再上場後も、カーライルの富岡隆臣マネージング ディレクターは、社外取締役として引き続きソラストの更なる事業成長を支援していく模様。
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