世界有数の投資会社である米カーライル・グループ(以下「カーライル」)と、X線分析・測定・検査機器のトップメーカーである株式会社リガク(以下「リガク」)の代表取締役社長の志村氏は、共同出資して新たに設立する持株会社を通して、リガクの全発行済み株式を取得することで合意したと発表した。出資比率は、カーライルが約80%、志村氏が約20%の予定。
リガクは1951年に設立され、X線分析・測定・検査機器の領域において日本を代表するテクノロジー企業へと発展し、本年設立70周年の節目を迎える。同社の製品は、さまざまな材料の組成分析や構造解析に用いられ、科学技術の最先端の研究開発や生産の分野で幅広く活用されている。リガクは、大学、研究機関、および半導体、電子デバイス、製薬、鉄鋼、セメントなど幅広い分野の大手民間企業を含め、グローバルに10,000社以上の多様な顧客基盤を有し、年間売上は約441億円、うち海外売上比率は約65%にのぼる。
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