エンデバー・ユナイテッド株式会社が管理・運営するファンド、エンデバー・ユナイテッド 2号投資事業有限責任組合は、株式会社ブリヂストン(以下、「ブリヂストン社」)がその化成品ソリューション事業(以下、「対象事業」)を簡易吸収分割により承継させ、ブリヂストン社グループ会社の対象事業を集約した完全子会社である株式会社アーケム(以下、「アーケム社」)への投資を実行したと発表した。
なお、事務機器用精密部品をフィリピンにて製造するブリヂストン プレシジョン モールディングフィリピン インク、および高機能化成品をマレーシアにて製造するブリヂストン ケミカルプロダクツ マレーシア エスディーエヌ ビーエイチディーに関しては、後日個別譲渡を予定している。
アーケム社が運営する対象事業はブリヂストン社の化工品事業の一部門として位置付けられてきたものであり、ウレタンフォーム及びその関連製品の研究・開発・製造・販売を手掛けており、①車輛用シートパッド事業、②ウレタンフォームをはじめとした高機能素材製品事業、③プリンタ本体及び消耗品(カートリッジ他)向け部品事業の3事業から構成されている。
アーケム社はウレタンフォームに関する高い開発力に加え、生産、販売までを含めた一気通貫体制を構築することで高い競争力を有している。この競争力を源泉として自動車メーカー・Tier1自動車部品サプライヤー・寝具メーカー・プリンタメーカー等からの高い信頼を獲得すると共に、関係する市場において高いシェアを有する等、確かな事業基盤を構築している。
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