こんにちは。キャリアインキュベーション荒井です。
先日画期的なプロ経営者に関するトピックがありました。
マイクロソフト会長の樋口さんがパナソニックの代表権のある専務取締役に就任し、更にコネクテッドソリューションズカンパニーの社長を兼務すると発表されたことです。
伝統的な大企業×プロ経営者というインパクトある出来事でした。
このニュースには本当に驚かされました。
従来、外部から経営者を採用するのは、
1.外資系企業 2.オーナー企業、3.ファンド投資先企業にほぼ限られてきたからです。
樋口さんの実力も凄いのですがこの英断を行った津賀社長も凄いですね。
パナソニックを一度辞めた人材を戻し、代表権のある役員に就かせたのですから。
社内の波風も立つでしょうが、それを物ともせずやり切るのは素晴らしいことです。
私は随分前になりますが、直接お話をお聞きする機会がありました。
BCGのパネルの司会の控室でしたが、当時の日本代表の水越さん、インテグラルのパートナー辺見さん、そして樋口さんでした。
今思えば超豪華メンバー!BCGの人材の層の厚さですね。
樋口さんは決して偉ぶることなく大変謙虚な方でした。
弊社のアドバイザーである小杉俊哉先生も書いてますが、経営者になるには、修羅場・土壇場・正念場が必要です。
20代は厳しい環境に自らを追い込む。
30代は飛躍のために事業の責任者に就く。
40代で経営者。
http://diamond.jp/articles/-/108385
(「「プロ経営者」養成塾」/ダイヤモンド・オンライン)
樋口さんはまさにこのコースを歩んだ方です。
BCGの厳しい環境に自らを置き、アップル、コンパックで事業の責任者を経て、HP、ダイエー、マイクロソフトで経営者として実績を残しました。
以下の著作も是非お読みください。
ただ頭が良くて戦略立案ができるだけでは経営トップにはなれません。
現場を動かす情熱、やり切る力、結果を出すまであきらめないなど。
読んでいてとても学びが多い本です。
樋口さんはあまり長くコンサルをやられませんでした。
この本を読んでそれはとても良い意思決定だと思いました。
人を動かす。決める。結果を出す。これはファームでは経験できません。
プロ経営者を目指すコンサルタントの方は是非ご相談下さい。
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キャリアインキュベーション株式会社
代表取締役社長 荒井裕之