コンサル転職で年収が下がってしまいやすいパターンとその対処法

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はじめに

写真:コンサル転職で年収が下がってしまいやすいパターンとその対処法

一般的にはコンサルティングファームへの転職によって年収は上昇します。もちろん、コンサルティングファームと一口に言っても様々な専門性や企業規模といった違いはあるため、年収の上昇はあくまで一般的な傾向となります。その中でも、新卒学生なら一度は目にしたことがある就職先ランキング("XX年度版コンサル/シンクタンク業界格付けランキング"といったサイト)に掲載される上位ファームへの転職ならば、ほぼ年収は上昇するのではないでしょうか。

このような上位ファームの考え方としては、人材がファームの現在、並びに将来の競争力の源泉と捉える、いわゆる"War for Talent"の世界観を想定して採用をしています。そのため現在の年収より上昇するオファーパッケージの設計に配慮します。

しかし、一般的には年収が上昇していくと言われている上位ファームからのオファーにおいても、年収が下がったオファーパッケージを提示されることがあります。もちろん、フリンジ・ベネフィットを考慮したトータルコンペンセーションとして捉え直すと、実態として下がったとは一概には言い切れない側面もあります。更に、今後の昇給スピードやその等級における報酬水準、今よりも良いキャリア機会へのアクセスといった様々なことを統合的に鑑みると、自身の将来価値の観点ではオファー内容は非常に魅力的なオファーであることがほとんどではないかと言えます。

そのため、そのような上位ファームからのオファーにおいて、気持ちの持ちようとしては提示された年収が現状より下がっていたとしても、フリンジ・ベネフィットや自身の将来価値の観点で、落ち着いた気持ちで冷静に計算する、というのが基本的な対処法となります。

それでも、人によっては"下がる"というオファーの見え方に対して、自身が軽く評価されているといったように無駄に傷つく場合もあります。本日は、そのような無駄に傷つく事態を極力避けるために、「なぜ(見た目の)年収が下がって提示されるか」の事情を共有できればと思います。

下がった年収が提示される2つの理由

大きく下がった年収が提示される理由は、20代の若手と一定の年齢を重ねた30代で異なる事情が存在します。1つ目の若手の場合、コンサルへの転職で現在より低い給与を提示されるのは、同年代と比較して比較的給与水準の高い商社やIT系の通信会社、特定メーカ、つまり、個人が積んできた経験やそこで培った能力よりは、先人やより上位職の方が作り上げた製品や仕組みにより利益を創出している企業に勤める方に散見されます。

これまでの蓄積からマーケットも学習をしています。社名のみで候補者の実力を評価し、年収を提示するケースは少なくなってきています。会社名で書類選考する確率は高まるものの、そこで何をしてきたかが重視される時代となっています。そのため、若手自身も現在、評価・報酬の"下駄"を履かせてもらい、仕事をしているという感覚を持って採用市場に自身の価値をはかりに行く覚悟が必要ではないでしょうか。この自覚を持った上で、ケース面接対策や志望理由の練り込み、そして経験して来たことへの意味づけをしっかり準備し、下がった年収が提示される状況を回避していくことが求められます。次に説明する30代の対策よりもテクニックで解決できる部分は多い印象は持ちます。

次に、一定の年齢を重ねた30代の場合です。未経験者の転職者においては健全な問題意識を持って、様々なチャレンジを重ねながら"満を持して"応募される方の場合、そのポテンシャルが評価されます。ただし、各ファームに現在所属するコンサルタントとの処遇も考慮して設定された採用時のオファーパッケージの設計ルールに基づいて下がった年収を提示される場合があります。しかし、"満を持した"候補者は転職後のプロモーションスピードは早く、2-3年以内には転職前の年収を軽く超えることがほとんどではないでしょうか。

一方で、これまでの事業会社での経験がコンサルティングワークとかけ離れている場合、結果として下がった年収をオファーされるケースが散見されます。例えば、現場よりの経験が多く企画経験が少ない、チームを率いて成果を出した経験が少ないといったような職務経歴が年齢見合いでの期待との乖離になります。先ほど、「結果として下がった年収」と述べましたが、先に挙げた経験が少ない方は目線も低く、ケースの出来が悪い傾向があります。あくまで一般論としての傾向である点は留意いただければと思います。

そして、ここまで書けばお分かりの通り、30代の転職の場合、これまでの職務経歴という不可逆な点を見られていくので、テクニックで解決できる部分はほぼなくなります。

最後に

コンサルからコンサルのラテラルでの転職時は、ファーム名や役職よりもプロジェクト経験や、業界内での知り合いを通じた"裏取りによる評価"が重視されます。最近は役職のインフレも起きています。これも一般的な傾向ですが、戦略ファーム以外でのマネージャーはスタッフレベルだと認識して評価しますし、DXという名のシステム改修・構築に携わられている方は、書類選考で落とすことが多いです。

キャリア形成の仕方としてコンサル業界にチャレンジする・しないに関わらず、思い立った時に自らキャリアを切り開くことが出来るように、日々の業務を通じて常に"満を持した"状態にしておくことが大事と考えます。そのように日々の業務に取り組んでいければ、社名と言う看板を外してもマーケットから評価される人材になれるのではないでしょうか。

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Profile

プロフィール

写真:戦略コンサルタント

戦略コンサルタント

大学卒業後、HR系スタートアップにジョインした後、国内外のコンサルティング・ファームを経て外資系トップ戦略コンサルティング・ファームへ転職。現在、コンサルタントとしてのみならずファーム経営の舵取りも実施。


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