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EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(旧:EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)への転職(求人・中途採用)

現職コンサルタントインタビュー

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社(旧:EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社)

※当取材記事は2019年8月時点での法人・組織名での内容になります。
※2020年10月1日付でEYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社とEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社は統合し「EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社」となりました。

これまで欧米やアジアを中心に戦略コンサルティングを展開してきたEYパルテノンが、いよいよ2018年に日本でもEYTAS傘下で発足。
同時期にこれまでA.T.カーニー東京オフィスで初の女性パートナーとして活躍してきた小林暢子氏が、EYパルテノンを率いるパートナーとして参画した。
国内外のメディアに自らの言葉で発進し続けていることでも広く知られる小林氏は、この新天地で何を目指しているのだろうか?

小林さんのこれまでのキャリアヒストリーについて教えてください

【小林】私は大学院を修了してすぐにコンサルティングファームで働くことを選択し、A.T.カーニーに入社をしました。元来、悩みを抱えた経営陣の方々に寄り添い、一緒に解決を目指していくという仕事が私には適していたようで、たいへんやりがいのある2年間をすごしました。

その後、成長を目指してハーバードのビジネススクールに留学をするのですが、よく言うコンサルタントの反抗期といいますか、お客様側のほうで働いてみたい、という願望が膨らんでいたこと。そして、アメリカに居心地の好さも感じたことから、MBA取得後も現地に残り、ハイテク企業と総合商社のニューヨーク支社に務めることにしました。

その後、もう一度自分のキャリアを見つめ直してみたい気持ちになって帰国したところ、英語力と投資経験を評価され外資系PEファンドに入社。アナリストとして投資銘柄ソーシングから経営陣とのコミュニケーションまで担当しました。でも早々にリーマンショックが起きたことから、再度キャリアの見直しを迫られたのです。

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その時、感じたのが「私はいろいろな仕事を経験してきたけれども、やっぱりコンサルティングをしている時が一番充実していた」という思い。すでに退社してから10年が経過していましたが、常に良い関係を保っていたA.T.カーニーに連絡をしてみたところ、快く迎えてくださり、2度目の入社をしました。今度はマネージャーというポジションでの仕事でしたが、ジュニア時代とは違う面白さを満喫しました。

マネージャーという立ち位置は、お客様とも最も接する立場ですし、周りにある様々なリレーションシップをうまく使いこなして付加価値を出していく、いわばハブのような役割です。それが実に面白くて、夢中になって働くうちに、パートナーになっていました。

2018年にあえてEYへ転職されたことには、何か理由があったのでしょうか?

【小林】A.T.カーニーには合計で10年在籍しましたし、愛着もあったのですが、やはり10年も経てば、何か自分のキャリアをリフレッシュする選択をしたくなります。EY以外のファームからも、ありがたいことにお声をかけていただくようになってはいましたが、A.T.カーニーでは経験できなかったことにチャレンジできる環境でなければ、わざわざ住み慣れた場所を立ち去る意味がありません。

EYからは、当初からEYパルテノンを日本でスタートさせるお話と、そこに参画してほしい旨を聞かせていただいていました。海外で知名度のある戦略ファームがEYTAS傘下で日本での展開を開始することに惹かれたというのが理由の1つ。そして、EYグループには前職になかった圧倒的スケールがあり、これを自由に活用して良いのだと伺い、大いに魅力を感じたというのも理由の1つでした。

私はコンサルティングの領域では戦略一筋でやってきましたが、EYには豊富なサービスラインがあり、それゆえにお客様と接する面積も広い。グループ内に蓄積された知の引き出しもまたたくさんある。これらと連携しながらコンサルティングをしていけたなら、今までとは違うキャリアの展望も見えてくるはず。そう感じて転職を決めました。

現状のEYパルテノンの陣容について教えてください

【小林】日本でのEYパルテノン自体はスタートからまだ間もないこともあって、総勢約40名、パートナーも私を入れて4名の体制ですが、今後は人員も案件も積極的にスケールアップしていく計画を持っています。

EYパルテノンならではの醍醐味や面白さというのは、どういうところにあるのでしょうか? 実際に扱っている案件についても教えてください

【小林】参画前に私が期待していた通り、ピュアな戦略ファームとしての役割と、EYという巨大な組織が持つ力を活かしていく立場という2つのストリームの交差点にいるのがEYパルテノンです。双方のいいとこ取りといいますか、クロスオーバーしているからこそ出会える醍醐味というのを日々感じています。

また、EYTASの一員ということもあり案件の割合としては現状コマーシャル・デューデリジェンス関連が常に一定数ありますが、加えていわゆる戦略ファームと変わらない案件も積極的に開拓しています。パートナー4名が戦略ファーム出身だから、という理由からではなく、とにかく自由に多様な案件に携わっていくことが許されています。

例えば、ある企業から「2つの部門を統合してシナジーを出して行こうとしたものの、うまく融合できていない」というご相談をいただき、大元の戦略ビジョンの作り直しから手がけた案件もあります。また、日本と外国政府とが新たに結んだEPA(経済連携協定)を、より多くの中小企業に活用してもらうため解釈と説明をする役割を任せてもらった案件もあります。一方で、昨今のアメリカと中国の軋轢の影響などもあり、日本の市場や企業が欧米から再評価されている流れがあります。

もともと日本企業や社会のスタビリティ、ビジネスのし易さや価値観が再認識されて、日本進出を計画したり日本事業にさらに投資したい外資系企業からの問い合わせも増えてきています。このように私たちは本当に多様な案件、多彩なテーマと向き合うことができていますし、例えばEYTASに寄せられたトランザクション案件を出発点にして、戦略策定についてもご依頼をいただくケース、EYグループにあるたくさんの窓口から入ってきた案件の中で、私たちEYパルテノンのメンバーが戦略面のプロとして参画していくケースも多数あります。

逆にEYパルテノンが入口になった格好で、トランザクションのテーマにもオファーをいただくようなケースもあります。以上のような多様さは、まさにEYパルテノンだからこその醍醐味だと私は捉え、楽しんでいるところです。

かつての小林さんのように現職の戦略系コンサルタントがこれからEYパルテノンに参画したいと思った場合、他ファームにはないTAS関連のハードルがあったりするのでしょうか?

【小林】そこは気にする必要はありません。そのかたの専門性が戦略系であろうとなかろうと、先ほどもお話をしたようにEYグループにはたくさんの引き出しがあります。つまり、知見においても、人材においても、コンサルタントをサポートしてくれる存在がしっかりとありますし、機能していますから、例えば戦略コンサルやTAS、FASの経験がないと活躍できないということはありません。

では逆にEYパルテノンで活躍する人材、小林さんがぜひ一緒に働きたいと考える人材像とはどのようなものでしょう?

【小林】今申し上げたお話に通じる部分、つまり、このEYにある、豊富なリソースにしっかりアクセスをして活用していけるかたに来てほしいし、そういうアプローチを楽しいと感じるかたにどんどん活躍をしてほしいと望んでいます。

これは私自身も心がけているのですが、特にこのメンバーファーム内にいる多様なエキスパートと、つながり、人的なネットワークを広げていくことで、他ファームでは経験できないスケールのある問題解決が可能になります。ですから、人とつながること、そうしてつながった人たちを案件などに応じて活かしていくことに、好奇心を働かせることができるかたと、私は一緒にやっていきたいと思っています。

最後に女性のパートナーとして活躍されている小林さんから、女性コンサルタントの可能性というものを聞かせてほしいのですが、いかがでしょうか?

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【小林】私は前職時代からずっと発信し続けてもいるのですが、コンサルタントは女性に適した職業と確信しています。理由は3つ。

1つは、いまだに男性社会であるからこそ、女性であることの異質さがコンサルティングではアドバンテージにつながるということ。そもそもコンサルタントというのは、アウトサイダーとしてお客様に意見することを期待されている職業です。まだまだ女性コンサルタントの数も、一般企業における女性シニアも少ないという現実は変えていきたいのですが、今マイノリティだからこそ、女性というアウトサイダーの声には耳を傾けてもらえたりします。

2つめも、コンサルタントのそもそも論になりますが、クライアント企業の経営陣から悩みを聞かせていただくことから、コンサルティングの仕事はスタートします。個人差はあるでしょうけれども、一般的に女性は男性よりも人のお話を聞くことを好み、傾聴力がありますから、この利点も強みとして十分に活かしていけると思うんです。

3つめの理由はコンサルティング業界というのが、良い意味でピュアな成果主義だということ。つまりジェンダーに関わりなく、結果さえ出せばきちんと評価してもらえる文化が根づいています。女性は出産などの折にキャリアが中断したり、時間の使い方に無理がきかなかったり、という話もありますが、結果を出せば認めてもらえますし、そうして内部やお客様からの信頼を得れば、むしろ事業会社よりもずっとタイムマネージメントしやすい立場にもなります。EYでも多数の女性が活躍をしていますし、EYパルテノンとしても今後多くの女性に参画してほしいと思っています。

プロフィール

写真:小林 暢子 氏

小林 暢子 氏
EYパルテノン パートナー

東京大学大学院修了後、A.T.カーニーに入社。ハーバード大学ビジネススクールでMBAを取得した後、大手総合商社米国支社で事業投資を担当。帰国後、米系投資ファンドのアナリストを経て、A.T.カーニーに再入社。主に消費財メーカー、総合商社、外資系企業を対象に多様なコンサルティングを行い、2015年には東京オフィスで初の女性パートナーに就任。2018年、EYパルテノンの日本での展開を担うべくEYTASに参画した。

写真:中山 貴司 氏

中山 貴司 氏
オペレーショナル リストラクチャリング(OR) ディレクター

大学院にて理学修士号を取得後、日本銀行に入行。スタッフエコノミストとして金融市場調査や政策委員会に向けた市場分析業務に従事。その後、外資系大手投資銀行にてクレジットデリバティブ関連の金融商品開発およびトレーディングを担当。Big4監査法人でのリスク分野担当を経て、外資系大手保険会社に入社すると日本における資本管理部門のリーダーとして多様な財務戦略の構築と実行に従事。2017年11月、EYTASに新設されたORチームに参画。立ち上げ直後からチームを牽引している。

写真:奥山 浩平 氏

奥山 浩平 氏
バリュエーション、モデリング アンド エコノミクス(VME) マネジャー

早稲田大学政治経済学部卒業後、三菱商事石油開発に入社。経理部門にて上流資源開発JVの事業投資管理を軸に、会計・財務・税務分野を幅広く担当。資産売却や減損会計に伴う資産価値バリュエーション等の経験を活かすべく、2018年8月EYTASに入社。VMEチームに加わり、M&A対象企業の資産・負債や企業そのものの価値を算定する業務に携わっている。

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