家電量販店大手の株式会社ノジマは、携帯販売5位のアイ・ティー・エックス株式会社(以下「ITX」)の株式を全て取得し、同社の子会社にすることを取締役会にて決議したと発表した。
ITXは旧日商岩井(現双日)の情報通信部門が前身で、04年にオリンパスが連結子会社化。09年にパナソニック系の一部とソニー系の携帯電話販売事業を譲り受け事業を拡大していたが、オリンパスの2012年に起こした粉飾決算事件による事業再構築の一環で全株式を、日本産業パートナーズに530億円で売却されていた。
今回のITX普通株式の取得金額は513億円を想定。ノジマは、ITX普通株式の取得資金については、ITXの既存借入金の借り換えも含めて、連結で最大850億円の借り入れにより調達予定の模様。
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