世界有数の資産運用会社であるKKRと大手電動工具及びライフサイエンス機器メーカーである日立工機株式会社(以下、日立工機)は、本日、KKR傘下の投資ファンドが保有する特別目的会社であるHKホールディングス株式会社による日立工機の普通株及び新株予約権の公開買付け(以下、本TOB)が終了し、本TOBが成立したことを発表した。
本TOBには、約89.79%の日立工機の普通株式及び新株予約権の応募があり、HKホールディングス株式会社は応募された普通株式及び新株予約権を全て取得する予定。
本TOBに関して、日立工機の筆頭株主である株式会社日立製作所及び株式会社日立アーバンインベストメントは、両社がそれぞれ約40.25%と約10.90%保有する日立工機の普通株式全てを応募した。なお、応募された普通株式及び新株予約権を取得した後、HKホールディングス株式会社は日立工機を完全子会社とするための一連の手続きを実施し、日立工機の普通株式の全てを取得する予定。
日立工機は、高性能、高品質な電動工具及びライフサイエンス機器を製造する大手メーカーであり、より広範な電動工具製品及びアプリケーションのコードレス化に向け、世界市場で活躍している。同社は2016年3月にドイツの電動工具メーカー、metabo Aktiengesellschaftの株式を取得したほか、2015年には大手北米ハードウェア・チェーンであるLowe's Companies, Inc.と戦略的提携契約を結ぶ等、海外市場における拡大を積極的に推し進めている。
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