株式会社INCJ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:勝又幹英)は、スペースデブリ除去技術の開発およびサービスを提供するAstroscalePte.Ltd.(本社:シンガポール、創業者兼CEO:岡田光信、以下「アストロスケール」)の第三者割当増資を引き受け、35百万米ドルを上限とする追加出資を行う事を決定し、そのうち段階的な投資の初回として25.5百万米ドルの出資を行ったと発表した。また、既存投資家のほか、今回新たにSBIインベストメント株式会社運営ファンドや三菱地所株式会社等が出資を行った。
アストロスケールは、より持続性のある宇宙開発のために、スペースデブリ除去の事業化を目指す宇宙ベンチャー企業であり、同社は、2013年に設立して以降、開発を加速させており、現在は将来新たに発生する故障衛星を除去するサービスと、既に宇宙空間に存在する大型スペースデブリを除去するサービスを事業の柱としている。2017年には、英国における長期的な事業展開を目指して、同国に子会社を設立するなど、順調に事業を推進しており、さらに2020年前半には、世界初となるデブリ除去衛星実証機「ELSA-d(エルサディー)」の打ち上げを予定している。今回の調達資金は、スペースデブリ除去サービスの本格展開に向けた、拠点新設・拡充や開発、体制構築に供される予定である。
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