コンサルティングファーム最前線

コンサルティングファームは4~6年で辞めてしまう人が多い?平均在籍期間について

コンサルティング会社というと、「3年勤めれば十分」「大半の人は仕事が大変ですぐに辞めてしまう」というような話も耳にすることがあります。今日は、コンサルタントの在籍期間についてお話したいと思います。

コンサルタントの平均在籍期間

まず、コンサルタントの平均在籍期間が一般的な企業と比べると短いことは事実です。
外資系のコンサルティングファームの場合、全社員の平均在籍期間は4~6年程度になると思います。但し、平均在籍期間自体にはあまり意味がないことは注意してほしいです。実際には、(1)1年前後の短期間で辞める方、(2)3年~5年程度働かれて辞められる方、(3)5年以上にわたって長期に在籍される方というように、いくつかのパターンに分かれていると思います。

短期間で辞められる方の理由

1年前後の短期間で辞められる方は、数としてはそれほど多くはありません。
辞められる方に占める割合としては1割程度かと思います。
理由は人それぞれですが、仕事が全く合わなかったということで辞めていく方が多いです。

特に、自分が思っていたように活躍できないという話が多いと思います。コンサルタント会社に転職される方は、前職でもエース級の活躍をされてこられた方が大勢いらっしゃいます。その一方で、コンサルタントとして求められる要素は、事業会社で仕事ができるという要素と必ずしも全てが一致するわけではないので、そのギャップに苦労される方が一定数いらっしゃるのだと思います。

但し、このようなことはコンサルティングファームとしても、出来る限り回避したいというのが本音ですので、コンサルティングファームを受ける前に、コンサルティングファームでの働き方などについては、エージェントの方などと良く話されることが大切だと思います。

長く働かれる方の特徴

5年以上にわたって長期に在籍される方は、全体の2~3割程度かと思います。
この方々は、コンサルタントとして実際に働いた上で、自分にとってコンサルタントとして働くことが事業会社で働く以上に面白い、もっとコンサルタントとして自分自身を極めたいと思われる方が大半です。強調しておきたいのは、元々のコンサルタントとしての能力が優れているかどうかではないという点です。

意外と勘違いをされていらっしゃる方も多いのですが、能力が不十分なため、コンサルタントを辞めざるを得ないという方は、それほど多くはありません。それでも3~5年程度で辞められる方が多いのは、コンサルタントとしては十分活躍できるものの、新たなフィールドに挑戦してみたい、もっと別のキャリアを歩んでみたいと思われる方が多いことが最大の理由です。

もう一つ重要でありながら、あまり理解されていないこととして、コンサルタントとして長いキャリアを積むことで、これまで全く違った仕事の楽しみが広がるということがあります。3年ほどコンサルタントとして働けば、多くの方は基本的なスキルは身につけられると思います。一方で、自分が主体的になって、日本や海外を代表するような企業を一緒に変えることや、一流企業の経営者たちにとっての本当のパートナーになるという経験はほとんどありません。

コンサルタントとして、一流になることは、基本的なスキルを身につけるということとは、全く別の次元であり、そこに至るために、鍛えなければいけないことは山のようにあるのです。そして、そこまでたどり着いたコンサルタントの見る景色は、3~5年在籍したコンサルタントとは大きく異なるのです。

コンサルタントを退職した方々のその後のキャリア

とはいうものの、生涯のキャリアをコンサルタントとして終えるかたは本当に一握りです。
ほとんどの方は、その次のキャリアを歩まれていますが、その転職先は様々です。

具体的には、
①事業会社の管理職
②プライベートエクイティファンドへの参画
③ベンチャー企業の役員
④起業やスタートアップへの参画 等です。
ただ共通して言えることは、いずれのケースもネクストキャリアでは企業の重要なポジションを担っているということです。

コンサルタントとして学んだスキルや、仕事の中で構築した人間関係は、皆さんのキャリアにおいて、貴重な財産になっていることは間違いないと思います。

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プロフィール

写真:戦略コンサルタント

戦略コンサルタント。

大学卒業後IT系スタートアップにジョインした後に戦略コンサルティング・ファームに転職。

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