コンサルティングファームへの転職を考えている方にとって最初にぶつかる悩みは、履歴書の書き方かと思います。本日は、履歴書の書き方に関するポイントについてお話したいと思います。
履歴書を書く際のポイント1
どの様な仕事をこれまでしてきたのかが、具体で伝わる書き方をする
コンサルティングファームの規模にもよりますが、大手と呼ばれる企業であれば、毎月百人単位で履歴書が送られてきます。そうした中、面接に通して貰うためには、読んだ人の印象にしっかりと残ることが大切です。
例えば、同じ仕事内容でも、以下の二つでは、読んだ方の記憶への残り方は大きく違います。
【A】新規事業の企画を実施。ユーザーヒアリングを中心に担当。
【B】主要事業の成長スピードが減退していく中、既存の顧客ベースを活用した新規事業の立上げの検討を実施。既存顧客へのグループインタビュー、WEBアンケートの企画から集計までを実施。アンケートの結果、新規事業領域の特定及び、初期のターゲット顧客層を絞り込み。
履歴書を書く際のポイント2
何故コンサルタントになりたいのかの理由を明確にする
履歴書には、必ず志望動機があると思いますが、その中では、何故コンサルタントになりたいのかを明確に書くようにしてください。あなたが達成したい事や経験したいことを、実現するため、もしくは、他の方法よりも早く実現するためには、コンサルタントになることが良いと思うと、他の人が聞いて納得できることを書いてください。
志望動機をしっかりと考えることは、単に面接に進みやすい、面接で良い印象を持って貰うというだけに留まらず、入社した後に、モチベーションを高くもって活躍ができるかにも関わることですので、とても大切なことだと個人的には思っております。是非、十分な時間を取って、取り組んで貰いたいです。
履歴書を書く際のポイント3
「自分の強み」は「実際の仕事での経験」と「コンサルタントとしての適性」と関連付けて説明をする
履歴書には「自分の強み」をみなさんが書くことだと思います。
この「自分の強み」を面接官として読む場合、気になる点は大きく2つあります。
[1]本当に、「強み」とよべるほど十分な力を持っているのか?
[2]その「強み」は、コンサルタントとしても役に立つものなのか?
この2つの疑問に応えるためにも、履歴書を書く際には、以下の2つを気を付けるように記載するのが良いと思います。
[1]自分の強みを活かして、実際に今の仕事でどのような活躍をしたのかを具体的に書く
[2]その強みを持っていることが、コンサルタントになった後に、どのように役立つのかについて自分なりの考えを書く
また、「自分の強み」として何を書けばよいのかを悩んでいる方は、上記のポイントを、何を履歴書に書くべきのポイントにするのが良いと思います。
履歴書を書く際のポイント4
履歴書に書いた内容は口に出して一度プレゼンをしてみる
これはあまり聞かない内容だと思うのですが、人によっては、以下のようなメリットがありますので、時間が許すのであれば、実践してみることをお勧めします。
[1]履歴書の中にある誤字や簡単なミスに気づく
[2]声に出すことで、抜けていたポイントや、他に伝えたいことに気づくことがある
[3]面接の場で、履歴書に関連した質問を受けることがあるので、その際の準備になる
結論
コンサルティングファームの中途採用プロセスにおいて、書類選考は最初のプロセスです。書類選考を通過しなければ、面接の機会も訪れません。コンサルティングファームの採用ニーズや状況を理解し、ニーズに対応した職務経歴書をしっかり纏めて頂きたいと思います。