コンサル転職で、ケース面接対策にはどれくらい労力を割くべきか

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はじめに

写真:コンサル転職で、ケース面接対策にはどれくらい労力を割くべきか

コンサルティングファームの採用選考で、以前は必ずといって良いほど実施していたのがケース面接です。最近はケース面接が行われないこともあると聞いていますが、戦略ファームの場合は今でもほぼ全てのファームで実施しているのではないでしょうか。

実施しているファームとそうでないファームで分かれるため、コンサルティング業界のうち、目指すファームがどこに分類(戦略系、総合系、等々)されるか次第で準備に対する力の入れようは異なります。

そのような状況にも関わらず、ここ2-3年の傾向としてケース面接対策を行わずに戦略ファームを受けている候補者に出会う場面も増えてきました。そればかりか、コンサルティング業界や業務についても調べずに面接を受けている方もいます。採用エージェント経由で応募される方は、エージェントより、「この戦略ファームは、こういうパターンのケースやお題が出される」と、インプットを受けているはずなのですが、それでも準備をしていない方によく出会います。

基本、準備をしていない候補者は、内容の出来/不出来にかかわらず行動特性としてコンサルタントに向いていないものとして落とすようにはしています。そのケース面接での結果が再現可能な行動特性に支えられているか判断がつかないためです。

基本として伝えたいことは、目指すファームの業界内ポジション次第となりますが、もし戦略ファームを目指す場合は、かなり準備していると相手に分かるぐらい労力を割いた方が良いと考えています。

それでは、準備として何に時間をかけるべきでしょうか。

ケース面接パターン

ファームやコンサルタントによって分類のパターンは諸説ありますが、大きく課題解決系、フェルミ系、ポジション系の3つに分類されます。
基本、この面接パターンを知った上で、それぞれのパターンに対応した準備をします。準備時間の配分は目指すファームが重視して見てくるであろうパターン、自身のキャリアを見返した時に出されそうなパターン、自身が弱そうなパターンといった観点を考慮して決めていくと良いと考えます。

1つ目の課題解決系のケース面接は、課題構造化やMECEか否か、インサイトや打ち手の観点といったように、コンサルタントとしての総合的な伸びしろを確認するものです。
● 架空、または実在の企業を設定し、その企業が成長するには?
● 利益率を上げるには?、海外進出するには?

など、課題解決への提言が求められます。

2つ目のフェルミ系のケース面接は、数字を作る上での前提条件の整理やMECE、計算速度や検算の観点といったように、いわゆる、地頭と言われる基礎的な部分を足切りとして確認するものです。
● 日本にあるテレビの販売市場は?
● 東京都でリモートワークをしている人数は?
● 某ECサイトで販売されている書籍数は?

などといった、数値の計算を求められます。

3つ目のポジション系のケース面接は、普段からの深い洞察力や対話を通じて内容を深めるような討議が出来そうかといったように、コンサルタントとしての動き方の素質や理解力を確認するものです。
● もし自分が経営者だったら、この問題に対してどう対応する?
● これから一緒にディナーするとしたら何を食べる?
● 明日、会社と家だったらどっちで仕事すべきだと思う?

など、ある現象やビジネス事例に対してポジションを決めて、対話により昇華していくことが求められます。

このケース面接パターンを念頭に一定の時間を確保して準備してもよいですし、普段から考える癖をつけるのも良いかと思います。例えば通勤時に歩きながら「日本に電柱の数はいくつあるだろう?(フェルミ系)」を考えてみたり、友人とご飯を食べる時に「今日は2件目に行くべきか?(ポジション系)」を考えたりするのは、良いトレーニングになるでしょう。

最後に

繰り返しになりますが、以前はコンサルティングの面接と言えばケース面接と言われて来ました。しかし、最近はコンサルティング業界のポジショニングによっては実施をしないファームも増えてきています。そのため、どのポジショニングにあるコンサルティングファームを目指すかによって準備の労力は変わります。

ただ、面接でケースが実施されるされないにかかわらず、ケース面接の練習は自分自身の思考トレーニングになります。また、こういったケース面接の練習を通じて適性を見極められるので、コンサルティング業界を目指す、目指さないに関係なく、ためしに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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Profile

プロフィール

写真:戦略コンサルタント

戦略コンサルタント

大学卒業後、HR系スタートアップにジョインした後、国内外のコンサルティング・ファームを経て外資系トップ戦略コンサルティング・ファームへ転職。現在、コンサルタントとしてのみならずファーム経営の舵取りも実施。


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