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BCG Digital Venturesへの転職(求人・中途・キャリア採用)

デザイン/デジタルコンサルファームインタビュー

BCG Digital Ventures

日本有数の大企業と組んで新規事業や新しいプロダクトを生み出してきたBCG Digital Ventures(以下BCGDV)。2014年にスタートし、いまや世界7拠点で1000人以上のメンバーを擁している。
現在、BCG Digital Ventures Tokyoでエンジニアを統括する山家(やんべ)匠氏は、東京拠点の立ち上げ時に2人目のエンジニアとして入社した。証券系SIerで金融機関向けの大規模システム開発に10年間従事した後、GREEに転職し、当時会員数2000万人を誇るSNSチームをリーダーとして率いた。「GREE Platform」を立ち上げた際にはプロジェクトの指揮を取った経験も持つ。大規模システムの開発リードや新規プロダクトの立ち上げ経験のある山家氏がBCGDVを活躍の場に選んだのはなぜか。その理由を聞いた。

大企業と共に新規事業を立ち上げる経験を積み
事業立ち上げのスペシャリストへ

0→1ベースで新規事業を立ち上げる経験を繰り返し積みたい
エンジニアとして経験豊富な山家さんが、BCGDVへ転職した理由は?

【山家】スタートアップとは異なる新規事業の立ち上げ方が面白いと思ったからです。また、BCGDVには、新規事業の立ち上げ経験が豊富な人たちが集まっていたことも、大きかったですね。

BCGDVに入る前は、新規事業の立ち上げフェーズに関わりたいと考え、自社サービスを持つスタートアップを中心に転職活動をしていました。GREE時代に「GREE Platform」やGREE Internationalの立ち上げに関わったことが、大変ながらも面白い経験として記憶に残っていました。

GREEに入社した時はすでに80人くらいの規模でしたし、その次のAppirioではサービス自体は立ち上がった後でした。私自身がアイデア出しやコンセプトづくりから関わり、0→1ベースでプロダクトを立ち上げる経験を積みたいと思ったのです。

そんな思いで面談を受けていた企業の一つが、BCGDVでした。話を聞くうち、BCGDVなら自動車、製薬、消費財、金融機関など、業種業界を問わず様々な大企業と一緒に、新規事業立ち上げの経験を積めるところに魅力を感じました。

ボストン コンサルティング グループが新組織として設立したBCGDVは、スタートアップやベンチャーで働いた経験のあるエンジニアにとって、とても面白い環境です。何度も新規事業を立ち上げる経験を積めば、暗黙知になりがちな事業立ち上げのメソッドを体系立てて言語化できるようになるのではないかとも思いました。

グローバルな環境も魅力ですね。かつてエチオピアやブラジルなど世界中のエンジニアとリモートで開発した経験があったので、またグローバルな開発に携わりたいと考えていました。

社内にはどんなエンジニアがいますか? 世界中のエンジニアと働いてきた山家さんから見て、その魅力とは。

BCG digital ventures:山家 匠氏1

【山家】メガベンチャーやスタートアップ、SIerなどでテックリードとして活躍していた人が多いですね。グローバルでは、CTO経験者も多く在籍しています。一つのプロダクトを圧倒的なスピードとクオリティでつくりきれるエンジニアとしての高いスキルを持ちながらも、チームを率いて開発を牽引できるマネージャーとしての力量も併せ持つ人が多いと感じます。

中にはIoTやXTechなどのスペシャリストとして豊富な経験を持つメンバーもいます。どのメンバーも、「これまでとは違う環境で、大企業の生み出す新規事業に携わりながらキャリアの幅を広げたい」と、新しい経験ができることを魅力に感じてBCGDVに入社しています。チャレンジしたいというマインドが強く、未知の業界や経験のないジャンルのプロジェクトにも面白がって立ち向かっているメンバーばかりです。これまでにない経験を、ポジティブに捉えているエンジニアが多いですよ。

また、クライアントと新規事業を立ち上げた後、そのまま移籍し新会社のCTOになるというキャリアパスもあります。

すべてのメンバーが、マネジメントスキルも開発スキルも高いと感じますね。あるプロジェクトでは、利用者が異なる3種類のUIを持つサービスを開発したのですが、3ヶ月間でフロントエンドエンジニア3人、バックエンドエンジニア1人の合計4人で完成させました。

これはプロジェクト全体を見渡せる視野の広さと、エンジニアとしての高いスキルがあるからこそできることだと感じています。

エンジニアリングの力で社会にインパクトを与え、大企業のカルチャーを変える
エンジニアに任される仕事内容は?

【山家】大企業と共に、新規事業を立ち上げるすべてのプロセスに携わります。アイデア出しやユーザーインタビューをはじめとするコンセプトづくりに参加し、経営陣へのプレゼンテーションを行うこともあります。サービス開発はもちろん、ローンチ後のグロースまで携わります。新規事業の立ち上げに特化した精鋭集団と考えていいでしょう。

BCGDVの場合、新規事業の開発プロセスについて3つのフェーズに分けています。

・イノベーション(アイデア発見やコンセプトづくり、プロトタイピング)
・インキュベーション(プロダクト開発)
・コマ-シャリゼーション(プロダクトのローンチからマネタイズ)

私たちエンジニアが関わるのは、主に「イノベーション」と呼ばれる企画フェーズと、企画が固まった後に実際の開発を行う「インキュベーション」のフェーズが多いですね。

「イノベーション」フェーズでは他の職種やクライアントのメンバーも含めて、一体のチームでブレストやユーザーインタビューを行い、チームが10名を超えることも少なくありません。「インキュベーション」フェーズでは主に、プロダクトマネジャーやエンジニア、デザイナーなどとプロダクトの開発に携わります。

インキュベーションフェーズでは、開発チームをリードするのみならず、自分がハンズオンで機能の実装に関わることもあります。BCGDVのエンジニアは、スタートアップのエンジニアと同じように、自分で手を動かしてサービスを開発できることが期待されます。

スタートアップやベンチャーとの大きな違いは、私たちにはクライアントがいるということです。クライアントの意思決定スピードをあげ、成功するイメージをふくらませるためには、プロトタイピングが重要だと考えています。仮にプロトタイピングした結果、そのプロダクトがうまくいかないとわかれば、早い段階で方向転換する決断もできます。

エンジニアは生まれたアイデアを「見える化」し、プロジェクトを前に進める重要な役割を担っているのです。

大企業と新規事業を立ち上げる醍醐味は?

【山家】エンジニアリングの力で世の中にインパクトを与え、大企業のビジネスやカルチャーに大きな影響を与えられるところです。

スタートアップを立ち上げる場合、プロダクトやビジネスモデルをブラッシュアップしながら、資金調達やスタッフの確保、PR活動も行わなければなりません。しかしBCGDVなら豊富なリソースを生かすことができますし、ローンチの時点から社会的にインパクトの大きな事業を手がけられます。

大企業との協業は、従業員数万人規模の会社をカルチャーごと変えてしまうほどのダイナミズムがあります。大企業の中には、そもそも新しい事業に取り組むカルチャーが醸成されていなかったり、プロジェクトの進捗スピードがそれほど早くないケースもあります。

しかし当社はスタートアップやメガベンチャー出身者の集まりです。大企業とプロジェクトを行う際も、プロジェクトのスピードはBCGDVに合わせていただいてます。大企業の方々にスタートアップのスピード感を体感してもらうことにより、会社全体の空気感やカルチャーに変化をもたらすこともありますね。

時代が移り変わる中、多くの大企業が変化の必要性を感じ、必死にイノベーションに取り組んでいます。それは社会情勢が変わっても、これから先の揺るぎないトレンドです。大企業と組織の垣根を超えて一緒に仕事ができ、こうした思いをエンパワーできるのがこの仕事の醍醐味です。

スキルの質と幅を広げ、事業立ち上げのスペシャリストに
入社後、どのようなスキルが身につきますか?

【山家】テクノロジー面では、ブロックチェーンやIoT、ロボティクス、AI、xRなどあらゆるジャンルに携わることができます。社内のslackには「#ブロックチェーン」「#xR」などジャンルごとのチャンネルがつくられ、関心のあるメンバーが自主的にジョインしていますよ。

プロジェクトごとに異なるテクノロジーをコアとするため、短期間で扱えるスキルの幅も、専門性も高めることができるでしょう。

テクノロジー以外のスキルとしては、新しいサービスを立ち上げてローンチさせるメソッドを身につけられます。いまや日本にも多くのスタートアップがありますが、新しいプロダクトを成功させるノウハウは確立されていません。BCGDVで多くの新規事業に携わるうちに、うまくいく新規事業の目利きができるようになるはずです。

どのような人材に来てほしいですか?

【山家】大きく3つあります。まず本人の志向とBCGDVの仕事がマッチしていること。次にパーソナリティ、そして最後にスキルです。

BCGDVでは一つの技術分野やテクノロジーを特化して扱うことはありません。取り組みたいジャンルがはっきり決まっている人にはあまり向いていないかも知れませんね。一方で、いろんなジャンルのクライアントと様々なテクノロジーの可能性を試したい、BCGDVやクライアントのリソースを生かして思いきり新規事業に取り組みたい、そんなエンジニアにはマッチしていると思います。

BCG digital ventures:山家 匠氏2

エンジニアチームとして、パーソナリティとしては、『Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか』という書籍に出てくる「HRT」というマインドをとても大切にしています。

HRTとは「謙虚 (Humility)」「尊敬 (Respect)」「信頼 (Trust)」という優れた開発チームの運営に必要な3つの要素です。メンバーを大切にし、自ら心理的安全性の高い環境をつくろうと働きかけられる。そんな方に来て欲しいですね。

スキルとしては、突出した専門領域を持ちながらも、専門以外の様々なジャンルにもどん欲にチャレンジしようと考えるT型人材を強く求めています。

山家さんご自身は、今後どのようなキャリアを考えていますか?

【山家】これからも様々な企業の事業開発に関わり続けたいですね。最近では、レガシーな業界や会社の新規事業を手掛けることに興味を持っています。エンジニアリングの力でレガシーな業界を変えることができれば、よりインパクトの大きなイノベーションを起こせるはずだと思っています。

プロフィール

写真:山家 匠 氏

山家 匠 氏
Engineering Director

筑波大学を卒業後、証券系SIerで金融系基幹の大規模システム開発に携わる。2008年にGREEへ転職し、SNSチームのリーダーに。「GREE Platform」開発リーダーやサンフランシスコでのGREE International立ち上げに従事。2014年Appirioへ入社しTopcoderを活用したクラウドソーシングソリューションのプラクティスリードを担当。2016年8月、BCG Digital Ventures Tokyoへ参画し、エンジニアチームを統括。

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